えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

最高裁前宣伝

2009-05-24 | 日記
「なくせ えん罪!5.20大集会」に参加した夜、打ち上げに参加し、東京の皆さんと集会成功を祝った。
そして、その夜は東京に泊まった。

 翌日は
2009年5月21日

おりしも「裁判員裁判スタートの日」。
「布川」の月1回の最高裁要請日と合致するという、偶然性それすらが私の気持ちを高揚させた。
毎月行われている早朝宣伝に、私は初めて参加することを決めていた。

午前8時15分
 最高裁に勤める職員、裁判官のみなさんにチラシを渡し、訴える早朝宣伝から始まった。
北海道、青森、岩手、山形、群馬など、前夜の集会から参加された各県の代表の方たちが 要請に参加してくださり、総勢17名となった。夫はもちろん、皆さんもそれぞれがマイクを握って訴えてくださり、嬉しく、心強く思っていたら
 「次の次、keikoさんもね」と言われた。
 「心の準備ができてない!」と言うと、
 「大丈夫!次の次だから、それまでに準備すれば」と、わかった様なわかんないような励まされ方をして、
そうね!せっかく仕事休ませてもらって、最高裁まで来たのだから・・・と気持ちを切り替え、私もマイクを握った。
話す内容は決まってないし、もちろんまとまっていない。
でも、最高裁の窓を見上げて
 「裁判所の皆さん、裁判官の皆さん!」と声を出したら、何故か「私も言わせてもらおう!」と強い気持ちになっていた。
でも、慣れない私の話は、しどろもどろで、やっぱり、反省しきり・・・。
 次回は、絶対、心の準備をして話す内容もまとめて参加したい・・・と強く思った。
「よかったよ。でも、syoujiさん、照れてたよ」とIさんに言われ、
そうだろうな・・・ごめん!へたくそで・・・

一時間の宣伝行動を終えて、救援会東京都本部へ。
前夜の残った資料を整理し、夜のマリオン前宣伝用のチラシ準備を手伝った。

意見広告募金へのご協力ありがとうございました!

2009-05-20 | 日記
19日付、読売新聞に掲載された「意見広告」ご覧いただけましたか?


このような形での掲載は初めてではないでしょうか?
どれくらいの方に読んでいただけたでしょうか・・・。

布川事件の再審を求める運動に、また、
「証拠の全面開示と取調べの録音・録画」の必要性に
どれだけの方が注目してくださったでしょうか・・・

きっと、きっと、この42年間のたたかいの中で最大のアピールとなって、
今までの何十倍、何百倍、何千倍、何万倍かの市民の皆さんの前に「えん罪・布川事件」が届いたことと思います。

「ふかわじけんてなに?」
「えんざいってなに?」
「かしか?って・・・」
「しょうこかいじ?って・・・」
「こくれんじゆうけんきやく?・・・」

そして、
見て、読んでくださった人は、きっと、改めて「裁判とは」を考え始めてくれたと思います。

いよいよ明日から裁判員裁判がスタートです。
課題はたくさんありますが、少しづつ前に進みながら、裁く側も、裁かれる側も、人権が確かに保障された上での裁判に変わっていくよう強く願うものです。
そして、今現在、「えん罪で無実を訴えている人」たちに、1日も早く救済の道が開かれることを臨むものです。

それにしても・・・
 守る会の皆さん、とうとうこんな大きな企画まで成し遂げてしまいましたね。
 全国からご支援いただくまでの運動を展開してくださったみなさんに、そしてそれに応えて募金に協力いただいた全国の皆さんに、夫とともに心からお礼申し上げます。有難うございました。
どうか最高裁がどんな判断を下すか、ご注目いただけますようよろしくお願いいたします。必ずや、道理に適った公正な判断がされることを信じたいと思います。

 今日は、東京九段会館で
「なくせえん罪!5・20大集会」が開催されます。  
  ~明日からあなたも裁判官?~

私も参加します。
そして明日は最高裁へ要請に行きます・・・ 

空まで続くネモフィラの花畑

2009-05-10 | 日記
 いつもお世話になっているKファミリーのみなさんの誘いもあって、何十年ぶりかで常陸海浜公園へ行った。
夫は、Kファミリーの次男坊Y君のバースデーが先週だったこともあり、前々から一緒に遊ぶ約束をしていたから、私はそれに便乗したようなものだった。

 総勢大人6人、子供3人のにぎやかなドライブ。
天気は最高!
公園内では、お金を使って乗り物などに乗ることより、広い敷地に何コースも作られたフライングディスク?にみんなで興じ、楽しいひと時を過ごした。
私は、こんなときやっぱり「見学派」に回ってしまう・・・。
胸部痛が続いていたこともあるが、見ているだけでも楽しめるのだ。
夫は、子供たちと大はしゃぎで楽しんでいた。

 お昼は、用意してくれた雑穀入りの大きなおにぎり。
青空の下、みんなでシートを広げ車座でいただく。
おいしかった!
自然の中でこんなふうにしてすごしたのは、本当に久しぶりだった。

 昼食後は、夫は子供たちとみっちり体を使って遊び、私は一番の目的だった「見晴らしの丘」のネモフィラを皆さんと見に行った。
どういうわけか、三男坊のH君3歳が私と手をつないでくれ、一緒に歩いてくれた。ネモフィラの花は、満開の時期を少し過ぎていたが、それでも広大な土地に一面に咲き誇るその姿は圧巻だった。
 頂上までかなりの距離を歩いたが、H君の幼い手は、私の保育士時代そして子育て時代を思い出させてくれた・・・。

約5時間、公園の中で過ごした。
ファミリーの温かさと、大自然の中ですごす心地よさを強く感じた一日だった。

夫が言った。
たまにはこんな自然の中ですごすのも気持ちいいもんだね、・・・と。

 一ヶ月以上仕事を休み、最後の闘いに集中し、特にこの間は、1000人の弁護士の先生方に手紙(意見広告協力のお願い)を書くため、家の中ですごすことが続いていたから、本当にそう感じたのでしょうね。

ブルーの目なんです

2009-05-09 | 日記
休暇中は、家で過ごす事がの多かったのですが、その分、「ごん」とのふれあいもいつもより多く、久しぶりに「ごん」を被写体としてシャッターを切りました。

ドアップ?の「ごん」です。
目はブルーなんです。
食欲もあって、食べるとすぐ「少し太ったね」と会話に出るくらい、わかりやす~い「ごん」なのでした

やったー!って

2009-05-08 | 日記
思わず車の中で言っちゃいました・・・

ニュースを聞いたんです。
夫たちと同じように再審を求めているえん罪「足利事件」で、
唯一の証拠とされた当時のDNA鑑定結果が、
今回新たに行われたDNA鑑定では、明らかに犯人とされた菅谷さんのものとは一致しないことが判明したというのです。

「DNAの再鑑定さえやれれば、菅谷さんの無実は明らかになる」
そう言って、見守り続けてきた事件だけに、今日のニュースは我が事のように嬉しく思えたのです。
無期懲役で今も千葉刑務所に服役中の菅谷さんは、どんなにか喜んでいることでしょう・・・。
一日も早く、裁判所が「再審開始決定」を出してくれることを望みます。
一日も早く、菅谷さんに「自由を」返してあげてください・・・。
一日も早く、国は菅谷さんに謝罪してください・・・。

 このように、確実に「えん罪」が解決していく方向に進んでいることに、私たちも勇気をいただきます。



ゴールデンウィークも終わりです

2009-05-06 | 日記
今回の休日は、
夫は、意見広告への協力要請の依頼文を書いて、それを発送したり、憲法フェスタに参加したりしましたが、私が原因が分からない?まま行動制限を必要とするような状況になってしまい、一緒に遠出もできず、結局は近辺をぶらぶらする形で終わってしまいました。

 私は、休日診療で診てもらい、「心臓も、肺も異常ありません。内臓ではないですね」との診断を受け、ひとまず安心はしたが、でも、でも、でも・・・。
なんだか、すっご~くもったいない過ごし方をしてしまった気がします。

「たまにはいいよ。ゆっくりしなさいってことだよ」って夫が言ってくれたけど、心配かけてしまいました。

休日最終日の今日は、夫と一緒に、
夫がかねてから気になっていた「昭和61年8月の豪雨による那珂川氾濫」時の状況を調べるために、県立図書館に行って当時の新聞記事を検索し、コピーを集めてきました。
夫が満足できるような資料を集めることはできなかったが、行動してみると、次へのヒントが生まれてきて、また少し先へ進んでいけそうな気になれたのでやっぱりよかったかな・・・?
そんなふうに思える今日でした。

 この間、江川紹子さんの
「名張毒ぶどう酒殺人事件
  6人目の犠牲者」   が、手に入り読み始めました。

 読みながら強く思いました。
「無実の人が無理やり自白させられ、死刑判決を受け、苦しんでいる。再審を求めている。なんとしてもこの誤った裁判は正されなくてはならない。一刻も早く再審が認められ、刑の執行停止を勝ち取り、社会に取り戻さなければ・・・」と。

早く、読み終えて私なりの考えをきちんと持ちたいと思う。