えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

母の姿が見えない!ことへの不安・・・

2020-06-01 | 日記
 母のところに行った。
いつも、居間で横になってテレビを見ているはずの母がいない。電気も消えている。外は気温が28度もあるというのに廊下もカーテンがしまったまま。寝室も暗く、でも、姿がない。
台所にはいつも作りおきの煮物や、残った味噌汁の鍋があるのに、それらもきれいに洗われていて…。
玄関には杖もおいたまま…。
えっ?
何?どこに行ったの?
 先週まで、それも3ヶ月間も具合が悪かった母だ。急に胸がドキドキしてきた。庭に出て、家の回りを見回したら、
おばあちゃん?
痩せてほんとに小さくなってしまった母が背中を丸めて、草取りをしていた

「あれ?なんだ?(検査結果が出て)病気の名前が分かって来てくれたの?」と母。

「違うよ。顔を見に来たの。どうしたかな?って思って…。」

母は、いつもの穏やかな笑顔を見せてくれた。
私は安堵感で気が抜けた。
あの不安感は何だったのかと、一人苦笑した。
(それだけ、私にとってはこの数ヵ月の母の姿を見てきて、このまま弱っていってしまうのかなって思う気持ちがマックスになっていたのだった)

「大丈夫なの?私もやるわ。」

それから二人で庭の草取りをした…。
日陰に吹いてくる風は、カラッとしていて気持ちよかった。

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