「荒野の誓い」

2019年公開の映画の紹介です

監督は、スコット・クーパー。
ネイティブアメリカン(先住民族)との関わりがメインの西部劇映画です。
主演・出演は、クリスチャン・ベール、ロザムンド・パイク、ウェス・ステュディ、ティモシー・シャラメ、ベン・フォスター。

1892年。荒野の一軒家。
夫から「奴らが来る、裏口から逃げろ」と言われたロザリーは、赤ちゃんを抱え娘2人を連れて外に出ます。
しかし間もなく攻めてきた数人のコマンチ族に夫と娘たちは殺され、ロザリーは血まみれの状態で赤ちゃんと隠れ続けます。
ニューメキシコ州、フォートベリンジャー。
ブロッカー大尉は脱走したアパッチ族を連れ戻し、留置します。
その後ブロッカーは大佐に呼ばれ、シャイアン族のイエロー・ホーク首長は7年収監され、病気もあり故郷に帰す事になったと話されます。
ブロッカーは、イエロー・ホークに殺された仲間の名前を次々あげますが、大統領命令で護送するよう命令されるのです。
翌日、ブロッカーは数名の部隊を作りイエロー・ホークの家族を引率しますが、すこしして馬を下り、男たちを鎖でつなぐのです。
野営場所を見つけ、白人男性の遺体に気付き焼けた家屋に入ったブロッカーは赤ん坊を抱いているロザリーを見つけます。
ロザリーはかなりのショック状態でブロッカーは自分たちと行動を共にするよう話すのです。
しかしシャイアン族に気付いたロザリーは、驚いて叫びだしてしまうのです。
イエロー・ホークがブロッカーに忠告した後、間もなくコマンチ族の襲撃に遭い、ロザリーはシャイアン族の女性・子供と身を隠すのです・・・

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原題は『Hostiles』
敵意を持った、友好的でない、などの意味のようです。

イエロー・ホーク役は、ウェス・ステュディ。
純血のチェロキー族なんですね。
早くは｢ダンス・ウィズ・ウルブズ｣(1991)、｢ラスト・オブ・モヒカン｣(1993)、｢ジェロニモ｣(1994)などのネイティブアメリカン役、
｢ヒート｣(1995)、｢アバター｣(2009)、｢ベラのワンダフル・ホーム｣(2019)などの出演があります。

お立ち寄りありがとうございます
若かりし頃、映画見始めから西部劇はお気に入りのジャンルです
明るい映画は少ないですが、心ときめくのでございます

｢ミスター・ノーボディ｣

1975年公開の映画の紹介です

監督は、トニーノ・ヴァレリ。
イタリア、フランス、西ドイツ合作の、マカロニ・ウェスタンです。
主演・出演は、ヘンリー・フォンダ、テレンス・ヒル、ジャン・マルタン、ジェフリー・ルイス。

西部の小さい町に、3人の男たちが放浪し床屋に乗り込みます。
電報で船の出航を確認したジャック・ボーレガードは、床屋に入ります。
剃刀を当てられながらボーレガードは男に銃を突きつけ、外の男から発砲されると撃ち返し瞬く間に倒してしまいます。
助け出された床屋の主人は見習いに「彼ほどの早撃ちはどこにもいない」と話すのでした。
一方、雑貨屋に馬を買いに来た男・“ノーボディ”は、男たちからかごをある男に渡したら馬をくれてやると言われかごを受け取ります。
店に入った“ノーボディ”はボーレガードの姿を見つけ有頂天になります。
そして今までのボーレガードの活躍を、日付も殺した相手の名前も正確にずらずらと並べたてるのです。
更にかごの中身は「多分、爆弾」と言い、外に放り投げ、男たちの前で爆発するのです。
その後ボーレガードに付きまといながらも別行動をした“ノーボディ”は、酒場の賭けごとに挑戦します。
銃の腕前を見こまれた“ノーボディ”は2階に呼ばれ、頼まれごとを言われます。
西部で名を馳せ、無頼で無敗の早撃ちガンマンのジャック・ボーレガードを殺す事でした・・

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粋な“ノーボディ”役は、この頃30代のテレンス・ヒル。
今年81歳です。
当初は本名の『マリオ・ジロッティ』の表記のようです。
｢皆殺しのジャンゴ/復讐の機関砲｣(1971)、｢荒野の三悪党｣(1971)、｢ビッグ・ファイター ｣(1987)などの主演、出演ほかたくさんの映画の出演があります。
主演のイタリアのテレビドラマシリーズ｢マッテオ神父の事件簿｣は、2000年から2018年現在までに11シーズン続いている最中のようです。

続編がありました。
｢ミスター・ノーボディ2｣(1975製作・劇場未公開)
監督：ダミアーノ・ダミアーニ
出演：テレンス・ヒル、ミュウ＝ミュウ、パトリック・マクグーハン

間違いやすい映画もあります。
｢ミスター・ノーバディ｣(2011)
監督：ジャコ・ヴァン・ドルマル
出演：ジャレッド・レト、サラ・ポーリー、ダイアン・クルーガー

お立ち寄りありがとうございます

この頃の西部劇はあまり毒々ししさがないので、

楽し～～気分で観れるんですね

「スリー・ジャスティス 孤高のアウトロー」

今年1月公開の映画の紹介です

監督は、ヴィンセント・ドノフリオ。
実在の人物登場の西部劇映画です。
主演・出演は、イーサン・ホーク、ディン・デハーン、ジェイク・シュア、レイラ・ジョージ、クリス・プラット、ヴィンセント・ドノフリオ。

アメリカ西部の町。
酔った父が母に暴行を加え、15歳の息子・リオは銃で父を撃ち殺してしまいます。
銃声を聞いて駆けつけた伯父のグラントはリオを責めますが逆に頬を刺され、リオと姉のサラは逃げ出します。
母の友人がいるサンタフェを目指すサラとリオは、途中納屋で男性に起こされ、西部の悪名高いギャングで逃走中のビリー・ザ・キッドと知ります。
その後ビリーの仲間の一人が外に出ると銃撃を受け、パット・ギャレット保安官一向に包囲されていることを知ります。
仕方なく投了したビリーと仲間一人は鎖につながれ、サラとリオもサンタフェに届けてもらう事になります。
何事にも憶さないビリーをリオは尊敬し、脱出を手伝おうとまでするのです。
間もなくサンタフェに到着するとビリーは注目を浴び声をかけられ、ビリーは気さくに応対します。
サラとリオは友人の居場所につきますが、グラント達が待ち構えていたのです・・・

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この映画は、「ビリーザキッド　孤高のアウトロー」という題名もあるようです。

サラ役はレイラ・ジョージ。
監督の娘さまだったんですね。因みに母親はグレタ・スカッキ。
夫がショーン・ペンというのは、オドロキモモノキです！！
｢移動都市/モータル・エンジン｣(2019)の出演があります。

≪　さて、ビリー・ザ・キッドを演じた俳優さんについて調べてみました　≫

※　ビリー・ザ・キッド：アメリカ西部開拓時代のアウトロー、強盗、
弱きを助け強きをくじく義賊として伝説的に描かれ、西部劇の英雄として人気があるようです。 

この映画では、
ビリー・ザ・キッド：ディン・デハーン
パット・ギャレット：イーサン・ホーク

｢ビリー・ザ・キッド｣(1930)
ビリー・ザ・キッド：ジョニー・マック・ブラウン(多分)

｢ならず者｣(1952)
ビリー・ザ・キッド：ジャック・ビューテル
パット・ギャレット：トーマス・ミッチェル

｢左きゝの拳銃｣(1958)
ビリー・ザ・キッド：ポール・ニューマン
パット・ギャレット：ジョン・デナー

｢ビリー・ザ・キッド対ドラキュラ｣(1965)
ビリー・ザ・キッド：チャック・コートニー(多分)

｢ビリー・ザ・キッド/21才の生涯｣(1973)
ビリー・ザ・キッド：クリス・クリストファーソン
パット・ギャレット：ジェームズ・コバーン

｢ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け｣(1986)
ビリー・ザ・キッド：三上博史

｢ヤングガン｣(1988)
ビリー・ザ・キッド：エミリオ・エステベス
パット・ギャレット：パトリック・ウェイン  

｢ヤングガン2｣(1990)
ビリー・ザ・キッド：エミリオ・エステベス
パット・ギャレット：ウィリアム・ピーターセン

こんなにあったんですね・・・

おお、ドノフリオ監督！！

↓

お立ち寄りありがとうございます
西部劇ファンとしては、演じる俳優陣がとても楽しみな英雄でございますです

「ミッシング」

2004年公開の映画の紹介です

監督は、ロン・ハワード。
トーマス・イードソンの同名小説が原作の西部劇映画です。
主演・出演は、トミー・リー・ジョーンズ、ケイト・ブランシェット、エヴァン・レイチェル・ウッド、アアーロン・エッカート、ヴァル・キルマー。

1885年のニューメキシコ州。
治療師のマギーは、老婆の1本しかない悪い歯を抜き文句を言われてしまいます。
その夜一緒に暮らすブレイクが怪我をしたインディアンの男性・サミュエルを納屋に案内し、治療の為マギーに引き会わせます。
「マグダレーナ・・」
サミュエルがマギーに呼びかけると、マギーは嫌悪を露わにし食事の余裕はないと追い出してしまいます。
その後ブレイクに聞かれ、マギーは自分を捨てた父親と話します。
マギーはインディアンの襲撃を懸念し、治療の後サミュエルは仕方なく出て行きます。
翌日ブレイクとマギーの娘、リリーとドットは町に出かけますが、翌朝になっても戻らずマギーは1頭の馬を引き探します。
間もなくブレイクの悲惨な姿を発見し、幼いドットの姿を見つけます。
ドットは、リリーは連れて行かれたと涙を流しながらマギーに話します。
町の保安官ではらちが明かず、マギーは仕方なくサミュエルに応援を頼みます。
あちこちで家を襲っているのはインディアンのアパッチ族で、騎兵隊が追っていると聞いたものの、サミュエルはリリーが連れられた方角と違うと気付くのです・・・

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リリー役はエヴァン・レイチェル・ウッド。
｢インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア｣(1994)では、少女・クローディア役に最後まで残ったものの、キルスティン・ダンストに決まってしまったんですね。
｢レスラー｣(2009)、｢スイッチ・オフ｣(2017)などの出演があります。

お立ち寄りありがとうございます

西部劇ファンから始まった、ふくの映画人生です

今でもいくつも作られていてうれしい限りです

「3時10分、決断のとき」

2009年公開の映画の紹介です

監督はジェームズ・マンゴールド
1957年の『決断の3時10分』のリメイク、西部劇映画です。
主演・出演は、ラッセル・クロウ、 クリスチャン・ベール、ローガン・ラーマン、ピーター・フォンダ、グレッチェン・モル。

南北戦争が終わった頃のアリゾナ準州。
ある夜、牧場経営者ダン・エヴァンスは物音で目を覚まします。
すると、外の馬小屋に火がつけられていて、「返さないと今度は家を焼く」と男たちが怒鳴ります。
消そうとするも片足が不自由なダンは転んでしまい、息子のウィリアムが馬を外に連れ出します。
その後ダンは、借金の返済がまだ残っていたことを妻・アリスから攻められ、ウィリアムからも軽蔑のまなざしで見られるのです。
翌日、ダンとウィリアムが放たれた牛を探していると、ベン・ウェイド率いる強盗団が駅馬車を襲うのを目撃してしまいます。
その後ダンは借金の交渉をする為に訪れた町・ビスビーで、一人残ったベンと鉢合わせをしてしまいます。
間もなく保安官に囲まれ、逮捕されたベンは護送されることになります。
200ドル渡されると聞きダンも護送団に立候補し、一旦ダンの家に皆集合する事になるのです。
食事を共にしたアリスは紳士的なベンに好意を持ち、強盗の際ベンの早撃ちを見ていたウィリアムは尊敬のまなざしをするのでした。
間もなくベンと護送団一行は、馬でコンテンションの町の「ユマ行き3時10分発」の汽車を目指します。
一行が出た後、ダンに止められたウィリアムは銃を持ち密かに後を追うのでした・・・

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元々の原作は、エルモア・レナードの短編小説のようです。

アカデミー賞で、「作曲賞」「録音賞」にノミネートがあります。
西部劇映画としては久々大ヒットとなったんですね。

14歳のウィリアム役は、同じ歳位のローガン・ラーマン。
｢パトリオット｣(2000)でのメル・ギブソン演じる役の息子役がデビューです。
｢パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々｣(2010)、｢三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船｣(2011)、｢ウォールフラワー｣(2013)の主演、
「The Hunt」でアル・パチーノと共演という映画の制作が始まるようです。

お立ち寄りありがとうございます

なんたってかっこいいラッセル・クロウとクリスチャン・ベール。
共演をずっと見ていたかったけど、終わってしまった～～っ、残念～～って感じです。

「シェナンドー河」

1965年公開の映画の紹介です

監督はアンドリュー・V・マクラグレン。
南北戦争時の、農場主とその一家を描いたホームドラマ・西部劇映画です。
主演・出演は、ジェームズ・ステュアート、ダグ・マクルーア、パトリック・ウェイン、キャサリン・ロス、ジョージ・ケネディ。

1863年。アメリカ・バージニア州。
チャーリー・アンダーソンは広大な農場を経営し、息子6人と娘1人・妊婦の息子の妻達と共に日々の糧の為に作業をしていました。
世間は南北戦争のただなかで、戦争に参加しない事に息子たちは不満を持っていました。
しかし黒人奴隷を使わないチャーリーは、必要が無いと頑なに伝えていたのです。
ある日、将校が息子たちの兵役や馬を渡すよう言ってきましたが、チャーリーは断ります。
16年前に他界した妻の墓参りを欠かさないチャーリーは、妻の遺言を守っていたのでした。
ところが、友達と遊んでいた16歳の末っ子のボーイは、南北の撃ち合いに巻き込まれ北軍に見つかってしまい、捕虜として連れて行かれてしまうのです。
事態を聞いたチャーリーは
「もう、黙ってはいられない」
チャーリーはジェームズ夫婦に家を任せ、他の子供たちとボーイを助ける為に旅立ちます。
北軍の捕虜収容所で居場所を聞き、捕虜を乗せた列車をチャーリーは上手く襲撃します。
列車にボーイはいませんでしたが、ある人物が乗っていたのです・・

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チャーリー役は、このころ50代後半のジェームズ・ステュアート。
たくさんの主演・出演作品があり、｢フィラデルフィア物語｣(1948)ではアカデミー賞主演男優賞を受賞、
1985年「アカデミー名誉賞」を受賞しています。

ジェームズ役はパトリック・ウェイン。
ジョン・ウェインの息子様なんですね。今年81歳です。
｢シンドバッド虎の目大冒険｣(1977)の主演、｢ヤングガン｣(1988)の出演などがあります。

お立ち寄りありがとうございます

南北戦争時代は、戦争映画よりも西部劇の雰囲気が強い気がします

この雰囲気が、大好きなんですわ～～

「奴らを高く吊るせ！」

1968年公開の映画の紹介です

監督はテッド・ポスト。
復讐活劇の、西部劇映画です。
主演・出演は、クリント・イーストウッド、インガー・スティーヴンス、パット・ヒングル、ブルース・ダーン、デニス・ホッパー。

西部開拓時代のアメリカ、オクラホマ準州。
カウボーイのジェド・クーバーが牛の群れを移動させていると、突然数人の男達に囲まれてしまいます。
男たちは、牛の烙印から持ち主はジョハンソンのはずではないのかと言います。
クーパーはジョハンソンから買ったと話し、受け渡し書を見せ人相まで話します。
ところが、書類はニセモノで人相も違うと決めつけ、クーパーは縛り首にされてしまうのです。
男たちが去った後、保安官が駆け付けクーパーを木から降ろすと足枷をして囚人たちの乗っている馬車に詰め込みます。
フォート・グラントに着くと、クーパーは囚人たちが大勢いる牢屋に入れられます。
翌日判事から呼ばれたクーパーは、牛泥棒の一人が捕まり自由の身と言われるのです。
更に判事はクーパーにまた保安官の任務に就かないかと打診し、残りの犯人たちを探すつもりのクーパーは引き受けます。
間もなくクーパーの蔵を盗んだ一人を見つけ、クーパーは撃ち殺してしまうのです。
町には立派な絞首台があり、縛り首にしたい判事は生きて捕まえるようクーパーに念を押します。
間もなく一人が自首してきて、残りの男たちの所在がわかり、クーパーはレッドクリフへ向かうのです。

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クーバー役はこのころ30代中盤のクリント・イーストウッド。
まだ、ばりばり193センチの長身のクリントでした(現在88歳)。
｢荒野の用心棒｣(1965)からは4本目の西部劇映画です。
監督業ではたくさんの受賞がありますが、俳優として大作や賞レースに関わる作品には出演しなかったようです。

第45回ゴールデングローブ賞で、セシル・B・デミル賞を受賞しています。

≪　ゴールデングローブ賞/セシル・B・デミル賞　≫

長年にわたってエンターテインメントの世界への傑出した貢献をした人物に贈られる、生涯功労賞なんですね。

近年の受賞者は、

2010: マーティン・スコセッシ
2011: ロバート・デ・ニーロ
2012: モーガン・フリーマン
2013: ジョディ・フォスター
2014: ウディ・アレン
2015: ジョージ・クルーニー
2016: デンゼル・ワシントン
2017: メリル・ストリープ
2018: オプラ・ウィンフリー
2019: ジェフ・ブリッジズ

皆さま、いつもお立ち寄りありがとうございます
青い部分をポチ押し頂くと、ますます元気にレビューさせて頂きます　

(p*・∀・)p

「ゴールデン・リバー」

2019年7月公開の映画の紹介です

監督はジャック・オーディアール。
パトリック・デウィットの小説『シスターズ・ブラザーズ』が原作の西部劇映画です。
主演・出演は、ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックス、ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッド、ルトガー・ハウアー。

1851年、アメリカ・オレゴン州。
兄のイーライと弟のチャーリーは、“提督”の依頼で民家に住む男を殺した後、納屋が焼けた事でイーライは慌てて馬を助けに行きます。
その後、“提督”と話したチャーリーは、次の依頼をイーライに伝えます。
“提督”の手下・モリスと合流して探鉱者のウォームを殺害する仕事です。
一方、“提督”に雇われた調査員モリスはウォームを見つけ、様子を細かくノートにメモします。
やがてモリスはウォームと行動を共にする事に成功し、ある時隙を見て縛りあげます。
ウォームは砂金採取の画期的な方法を見つけていて、これからの展望などモリスに語りかけるのです。
イーライとチャーリーは、アクシデントがありながら、かなり遅れて合流地点にたどり着きます。
すると、
『ウォームが逃げたから、後を追う』
というモリスのメモが残されていて、チャーリーは呆れます。
チャーリーは仕事にあまり乗り気でないイーライに気付き、ウォームを殺す前に砂金の採取方法を拷問してでも聞き出すよう“提督”に言われている、と説得するのです・・・

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登場のイーライとチャーリーの別名はややこしい
「シスターズ兄弟」

イーライ役はジョン・C・ライリー。
ライリーと彼の映画製作会社が、出演を条件で映画化権を購入していたようです。
｢カジュアリティーズ｣(1990)が映画初出演のようです。
｢シカゴ｣(2003)では、アカデミー賞・助演男優賞にノミネートがあります。
他、｢おとなのけんか｣(2012)、｢ロブスター｣(2016)などの出演があります。

今でも公開される西部劇。
洋画ファンになった頃からの、大好きなジャンルです。
この映画もドンパチはありますが、軽快な活劇も観たいなぁ～

「バレー・オブ・バイオレンス」

2016年製作・劇場未公開の映画の紹介です。

監督はタイ・ウェスト。

復讐劇の、西部劇映画です。

主演・出演は、イーサン・ホーク・ジョン・トラボルタ、タイッサ・ファーミガ、ジェームズ・ランソン。

流れ者ポールは愛犬であるアビーと共に、メキシコを目指してアメリカの広い荒野を旅していました。
道中助けを求める怪しい神父に出会いますが、逆にぎゃふんと言わせ、ポールは拳銃と水を取り上げます。
途中寄る事にしたベントンという町は、荒れ果てて、「暴力の谷」と呼ばれていました。
ポールが酒場で時間を潰していると、居丈高なギリーが因縁をつけてきます。
ポールが無視を続けると、ギリーは外に出て、相手になってやるとかわめきながら、アビーに近づいてきたのです。
仕方なく外に出たポールは、ギリーに一直線に近づき、一発で倒してしまいます。
このことを知ったギリーの父親の保安官は、ポールに出ていくよう話に来ますが、ポールも出るつもりでした。
しかし、町から離れたところで野宿しているポールを、卑怯なギリーは追いかけていたのです・・・

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心に傷を抱え、愛犬と旅するポール役はイーサン・ホーク。
愛犬アビー(多分、ボーダー・コリーのミックス犬)はとっても可愛いです。

「ガーディアンズシリーズ」では凄いメイクのネビュラ役、カレン・ギランも美しい素顔のまま出演しています。

その妹役で、ややこしいですが、ヴェラ・ファーミガの実の妹のタイッサ・ファーミガも出演しています。

お立ち寄り、ありがとうございます

未だに西部劇の作品があると、うれしくなってしまいます

「ヤングガン」

1988年公開の映画の紹介です

監督は、クリストファー・ケイン。
リンカーン郡の戦いの頃の、ビリー・ザ・キッドの青春・西部劇映画です。
主演・出演は、エミリオ・エステベス、キーファー・サザーランド、チャーリー・シーン、ルー・ダイアモンド・フィリップス、テレンス・スタンプ。

1878年、ニューメキシコ州リンカーン。
若いウィリアムはこそ泥を働き逃げていて、見ていた若いディックはウィリアムに馬車に乗るよう誘導します。
馬車には、英国出身の牧場主・タンストールが乗っていて、ウィリアムを自分の牧場に連れて行きます。
そこには他に4人の若者が住んでいて、タンストールは身寄りのない若者たちに警備団の仕事を与えていたのです。
ある日銃撃ちを競っていると、ウィリアムが凄腕で、皆驚きます。
更に、読み書きの勉強で新聞を読ませると、ウィリアムはすらすらと読み始めるのでした。
しかし遊び半分に発砲するなど、度を超える事もありますがタンストールはウィリアムを暖かく見守るのです。
ある日大牧場主・マーフィーが保安官を連れて文句をつけにやってきます。
豚小屋の陰から銃を抜きながら様子を見ていたウィリアムですが、発砲までには至りませんでした。
その後、タンストールとウィリアム達は年越しの祭りに参加し、楽しいひと時を過ごします。
しかし、その帰り道、ウィリアム達が馬車を離れたすきに、タンストールはマーフィーの手下たちに撃ち殺されてしまうのです。
報復のためウィリアムは次々と手下を殺し始め、やがて『ビリー・ザ・キッド』として懸賞金をかけられるまでになるのです・・・

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ウィリアム＝ビリー・ザ・キッド役は、エミリオ・エステベス。
｢アウトサイダー｣(1983)の出演、｢ブレックファスト・クラブ｣(1986)、｢セント・エルモス・ファイアー｣(1986)などの主演があります。
『ブラット・パック』(1980年代のハリウッド青春映画に出演した若手俳優の一団)の一員としても有名です。

≪　実在の　ビリー・ザ・キッド　≫

アメリカ西部開拓時代のアウトロー、強盗。
弱きを助け強きをくじく義賊として伝説的に描かれる事が多く、西部劇の英雄として人気です。
実在の有名なガンマンで保安官のパット・ギャレットが『ビリー・ザ・キッド、真実の生涯』を発行しています。

他に映画では、

｢ビリー・ザ・キッド/21才の生涯｣(1973)
監督：サム・ペキンパー
ビリー・ザ・キッド：クリス・クリストファーソン
パット・ギャレット：ジェームズ・コバーン

｢左きゝの拳銃｣(1958)
監督：アーサー・ペン
ビリー・ザ・キッド：ポール・ニューマン

なんと、日本でも！！
｢ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け｣(1986)
監督：山川直人
出演：三上博史、真行寺君枝、室井滋、石橋蓮司

ブラット・パック時代は若手の俳優たちの映画が多く、私、ふくも大忙しでした　ヾ(○⌒ ∇⌒○)ﾉ

「悪党に粛清を」

2015年公開の映画の紹介です

監督はクリスチャン・レヴリング。
デンマーク・イギリス・南アフリカ共和国の西部劇映画、15Rの作品です。
主演・出演は、マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、ジェフリー・ディーン・モーガン。

1864年。
ジョンと兄のピーターは、祖国デンマークで兵士として勇敢に戦っていました。
やがてジョン達は、新天地を求めひとまず家族を残したままアメリカ西部に移住します。
1871年。
ジョンはやっと妻・マリーと息子をアメリカに呼び寄せ、列車で到着後抱き合います。
駅馬車に乗り込むと、向かいの夫婦が話しかけてきますが、2人の酔っ払いが席を陣取り夫婦は追い出されてしまいます。
酔っ払いの2人はマリーにちょっかいを出し、ジョンは銃で脅しをかけますが息子を人質に取られてしまうのです。
馬車から降ろされたジョンは走って馬車の行方を追いますが、2人は遺体を目にします。
ジョンは男2人を撃ち、何度も何度も撃ち続けます・・・
ある村では、デラルーという男が牛耳っていて、刑務所帰りの弟の死体に激怒します。
デラルーは、犯人を探さなければ毎日住人を2人づつ殺し、用心棒代を倍に請求すると脅します。
住民たちはデラルーに従うしかなく、先住民に襲われて喋る事が出来ないデラルーの弟の妻も嫌気をさしていました。
そして、ジョンが弟と馬車に乗っていたのを知っている人物が、デラルーに存在を教えてしまうのです・・・

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原題は『THE SALVATION』
直訳で、救済・救う人

ジョン役はマッツ・ミケルセン。
デンマーク人の役ですが、本当にデンマーク・コペンハーゲン出身なんですね。
｢キング・アーサー｣(2004)、｢007 カジノ・ロワイヤル｣(2006)などの出演、
｢偽りなき者｣(2013)では、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。

いつもお立ち寄りいただき有難うございます (´・ω・`)

「駅馬車」

1940年公開の映画の紹介です

監督はジョン・フォード。
モノクロの、不朽の西部劇映画です。
主演・出演は、ジョン・ウェイン、トーマス・ミッチェル、クレア・トレヴァー。

アリゾナ州トント。
ニューメキシコ州ローズバーグに向かう駅馬車に数人が乗り始めます。
テナントを追い出された飲んだくれの医者・ブーンや、追い立てられた娼婦のダラス、夫に会いに来たが隣町と知った貴婦人、保安官などです。
アパッチ族のジェロニモが近くに迫っている情報が入り、騎兵隊が途中まで護衛する事になります。
すると貴婦人の護衛を買って出た男性も乗り込みます。
出発して間もなく銃声が聞こえ、脱獄囚のリンゴー・キッドが馬がダメになったと乗り込みます。
名の知れたリンゴー・キッドが乗る事で、一同は安堵します。
アパッチウェルズに到着し、皆は食事をしたりくつろぎますが、騎兵隊の中隊長がここまでの命令の為戻ると言います。
ジェロニモに恐れをなしている御者は一緒に戻るとわめきますが、多数決で護衛なくローズバーグを目指す事になります。
ドライフォークに着くと、貴婦人は産気づき、酒びたりのブーンはなんとか酒を抜いて診察します。
皆に嫌われているダラスも甲斐甲斐しく世話を焼き、赤ちゃんを抱いて出てきたダラスにリンゴー・キッドははっとするのです。

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この映画の後半のアパッチ襲撃シーンは、アクション映画史上不朽の名場面となって、「アメリカ国立フィルム登録簿」に登録されているんですね。

映画自体未だに高い評価と人気を受け続けていて、映画批評家らを対象にした過去の作品のランキングでは必ず上位に入るようです。

アカデミー賞では「助演男優賞/トーマス・ミッチェル」「作曲・編曲賞」の受賞があり、
「作品賞」「監督賞」などのノミネートがあります。

因みにこの年は「風と共に去りぬ」の受賞が大半を占めました。

頑張ってます　٩( 'ω' )و

ますます、頑張ります　 (๑•̀ㅂ•́)و✧.

カテゴリ別 「トゥルーグリット」

「トゥルーグリット」

2011年の西部劇ですが、

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カテゴリ別 ｢勇気ある追跡｣

　｢勇気ある追跡｣

1969年の西部劇ですが、

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「許されざる者」

1993年公開の映画の紹介です

監督・主演はクリント・イーストウッド。
『西部劇』では珍しくアカデミー賞「作品賞」を受賞している映画です。
他、出演はモーガン・フリーマン、ジーン・ハックマン、リチャード・ハリス、。

1881年のワイオミング。
ビッグ・ウィスキーという町の酒場で、客の男が娼婦の顔を切りつけるトラブルが起こりました。
保安官・リトル・ビルが男を罰しなかった為、怒った娼婦たちは男に1000ドルの賞金を懸けます。
一方、カンザスの田舎で、ウィリアム・マニーは2人の子供と暮らしていました。
マニーは伝説的な悪党でしたが、他界した妻と出会ったときに改心したのです。
そこへキッドという若い男が大金の儲け話を持ち掛け、マニーは元悪党仲間のネッドと、ワイオミングへ向かいます。
ビッグ・ウィスキーではリトル・ビルが幅を利かせて好き放題でした。
途中でネッドは別行動でマニー達から離脱します。
マニーとキッドは懸賞金の男を見つけ、キッドが手をかけます。
しかし、懸賞金を届けに来た娼婦は、ネッドがリトル・ビルに大変な目に遭っていると伝えます。
激高したマニーは、キッドから銃を受け取り町へ向かうのです。

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『西部劇』の受賞は、「シマロン」(1932)、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(1991)に続いて、この映画は3作目なんですね。

マニー役は、クリント・イーストウッド。
映画の脚本を製作の10年以上前から既に買い取っていたそうで、自分自身が主人公のマニーと同じ年齢になるのを待っていたんですね。

保安官役はジーン・ハックマン。
「ポセイドン・アドベンチャー」(1973)の牧師役がうそのような極悪保安官ぶりです。
この映画では、アカデミー助演男優賞を受賞しているんですね－。
「フレンチ・コネクション」(1972)の通称ポパイ役でアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。

※　2013年、日本ではリメイク版の『許されざる者』が渡辺謙主演で公開されました。