ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「気狂いピエロ」

2019年04月30日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
1967年公開の映画の紹介です

監督はジャン=リュック・ゴダール。
フランス・イタリア合作のドラマ映画です。
主演はアンナ・カリーナ、ジャン=ポール・ベルモンド。



フェルディナンはテレビ局の仕事が無くなり、家で過ごす毎日です。
妻にけしかけられて出かけたパティーを抜け出し、フェルディナンは帰宅します。
子供を見ていたベビーシッターに、フェルディナンは車で送ると話します。
ベビーシッターは4年前に付き合っていた愛人のマリアンヌです。
2人はそのまま一夜を共にします。
翌朝見知らぬ男が殺害されていて、2人は逃げだします。
逃避行を続ける間、マリアンヌはフェルディナンを何度となく
「ピエロ」
と呼び、そのたびにフェルディナンは
「俺はフェルディナンだ」
と言います。
ある日ホテルの部屋にいるマリアンヌからフェルディナンは呼びもどされ、行くと2人組の男が待ちかまえていたのです。

*****************************************************
この題名の読みは『きちがいぴえろ』です。

この映画は『ヌーヴェルヴァーグ』(フランス語で“新しい波”と言う意味)映画の代表作品とも言われています。
原作はライオネル・ホワイトの小説『Obsession』ですが、殆どのシーンは即興で撮影されたんですね。

不思議な展開のストーリーですが、赤と青を中心にした色彩は、実に鮮やかです。

フェルディナン役はジャン=ポール・ベルモンド。
この映画の時は34歳くらい。現在85歳です。
「勝手にしやがれ」(1960)、「ボルサリーノ」(1970)の主演、
「ライオンと呼ばれた男」(1991)ではセザール賞主演男優賞を受賞しています。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にほんブログ村ランキング

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

人気ブログランキング


映画レビューランキング