ふくの映画ブログ

映画の紹介です

Re:「たかが世界の終わり」

2020年06月21日 | 再アップ
2017年公開の映画の紹介です

監督・脚本・編集は出演していないグザヴィエ・ドラン。
カナダ・フランスのドラマ映画です。
主演・出演は、はギャスパー・ウリエル、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ。



「12年の空白を経て、再びあの人たちに会おうと決めた。
・・僕の死を告げる為に・・」
飛行機からタクシーに乗り換え、街並みを眺めながら劇作家として活躍中のルイは故郷へ帰ります。
妹のシュザンヌ、母のマルティーヌ、兄・アントワーヌの妻のカトリーヌは、タクシーを降りて家へ入るルイを喜んで迎えます。
シュザンヌは車で迎えに行ったのに、とか、カトリーヌとは面識が初めてでマルティーヌが驚いて大声を出したり、玄関先で抱擁にかなりの時間がかかり、アントワーヌもやっと笑顔で迎えます。
カトリーヌが子供たちの事をルイにいつまでも話す事にいらついたアントワーヌは文句を言い、その後も家族との言い合いが絶えなくなるのです。
ルイは静かに聞いていて、昼食の後気分がすぐれず物置小屋でぼんやりしているとカトリーヌがやってきます。
「あと、どのくらい?」
カトリーヌの問いに、ルイは驚いて聞き返します。
するとカトリーヌはアントワーヌの場所を告げ、話をするよう言うのでした。
アントワーヌはルイを乗せて車で出かけますが、やはり暴言しか吐かないのでした・・

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戯曲『まさに世界の終り』が原作です。

この映画は、カンヌ国際映画祭・コンペティション部門で「グランプリ」と「エキュメニカル審査員賞」を受賞、
セザール賞では「監督賞」「主演男優賞/ギャスパー・ウリエル」「編集賞」を受賞しています。

家族の喧騒が多い中、表情のアップが目立つシーンが続きます。
名演技が続き、惹きこまれていきます。

ルイ役はギャスパー・ウリエル。
「ロング・エンゲージメント」(2005)では、セザール賞・有望若手男優賞を受賞しています。
「ハンニバル・ライジング」(2007) では若きハンニバル・レクターを演じておりました。
マーティン・スコセッシが監督したシャネルの香水「BLEU DE CHANEL」のイメージモデルだったようです。

自分を馬鹿扱いするアントワーヌとバトルする妹・シュザンヌ役はレア・セドゥ。
喜怒哀楽をすべて出したような役どころでした。
アントワーヌ役のヴァンサン・カッセルとは、フランス版「美女と野獣」(2014)で美女と野獣のペアだ
ったんですよ。






俳優でもある監督は、向かって左から3番目

お立ち寄りありがとうございます
※ ブログ開設の頃の記事を、かなり手直しして再アップしています

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