ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ある画家の数奇な運命」

2023年07月29日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2020年公開の映画の紹介です

監督は、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(お一人のようです)
ドイツ製作の、188分長編のドラマ映画です。
主演・出演は、トム・シリング、セバスチャン・コッホ、パウラ・ベーア、ザスキア・ローゼンダール。



(あらすじ)
1937年、ナチス政権下のドイツ。ドレスデン。
少年・クルトは、若く美しい叔母・エリザベトと美術館を訪れます。
“巡回展・退廃美術展”にはカンディンスキーなどモダンアートが並ぶ中、
「病的に描く」と批判的な説明がされます。
エリザベトはそっとクルトに「私は好き」とつぶやくのです。
反ナチの為職を追われた両親の実家から離れて、クルトはエリザベトの家に住んでいたのでした。
ある日素裸のままピアノを弾くエリザベトはクルトに言います。
「目をそらさないで、真実は全て美しい。」
常軌を逸したエリザベトを見た両親は精神科に相談し、
エリザベトはナチスの病院に入れられてしまいます。
一方ナチス党員で産婦人科医のカールたちは、
兵士の為の病室を確保するため、障害者や精神病患者を減らすよう言われるのです。
1951年。
看板職員を経て美術大学に入学をしたクルトは、美しい女学生・エリザベトと出会います。
間借りでエリザベトの豪邸の一室に住むことになったクルトは、
エリザベトの父・カールから肖像画を頼まれるのです・・・

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3時間強なので、まだまだ序盤です。

原題は『Werk ohne Autor』。
ドイツ語で、意味は「作者無き作品」。
邦題は、どことなく「ベンジャミン・バトン」を思い出してしまうので、
違うタイトルが良かったなぁ。

芸術的な部分は好きなので、この頃のアートは印象深く、
後半クルトが描く絵を含めてかなり楽しめました。

主人公の“クルト・バーナート”は、
現代美術界の巨匠/ゲルハルト・リヒターの半生がモデルになっているようです。

女学生・エリザベト役は、いつ見ても美しいパウラ・ベーア。
ドイツの女優さんです。
「婚約者の友人」(2016)では、ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞、
「水を抱く女」(2021)では、ベルリン国際映画祭銀熊賞 (女優賞)/ヨーロッパ映画賞女優賞を受賞しています。
少し前にも、「ウルフズ・コール」(2019)をアップしたばかりです。






皆さま、お立ち寄りと応援ありがとうございます
この後主人公が通う別の美術大学は、
かなり斬新なアートだらけで目が点でございました

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