明けの明星

ラテン語で「光もたらす者」、釈迦も空海もこれを観て悟りを開いたとか。
ちょっと、だいそれたタイトルになっちまったかな。

喪中ハガキの投函

2022年11月13日 10時39分28秒 | 心の旅

 

かなり前に印刷は終わっていたけど

そろそろ郵便局に持っていく

 

前にも書いたけど半数近くが

このはがきであなたが死んだことを知る

 

特に銀行員時代の友人は

かれこれ40年の付き合いになる

 

だだ

一人だけそんなに仲が良かったわけでもない人から

あなたの声が聴きたいと百箇日のころ

連絡があった

 

年賀状のやり取りもない人だったが

あなたになにかと世話になったと

 

3月の初めに何回か連絡したかったけど

もう忘れちゃっているかなと躊躇っていたらしい

 

亡くなったことを話したら

お線香をあへに来たいと言う

 

1週間後に来られた

 

あなたの声を聴きたいと思った時期が

ちょうど亡くなった日の前後だったらしい

 

窓でテラーをしてた時

困ったことがある度に

そっと助けてくれたことを今でも感謝していた

 

初めて会った人だが

2時間近くもお喋りしていった

 

なんか不思議な感覚があった

 

40年も前のあなたの優しさを

今でも覚えてくれてる人がいたんだと

嬉しくなった

 

 

このハガキで

あなたが亡くなってからの諸手続きは全て終わる

 

ほっとするよりもやっぱ寂しいよ

 

               千両

 

コメント
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