いよいよ
あなたと最後に会った日がきちゃった
すでに
目はうつろでろれつもまわらない
呼吸も浅く
テーブルの上のスマホや水さえも
一人では取ることができない
聞こえているのかも定かでないが
だだありがとうと何度も何度も話しかけた
薄れゆく意識の中で
何を想っていたのだろうか
そんなあなたを残して
6時過ぎに病院を後にした
明日もきっと会えると
思ってた
どんなに寂しかっただろうか
怖かっただろうか
あなたが大切に育てていたシンピの2号3号が咲き出した