どこのスーパーに行っても
米が売り場から消えた
我が家は
お盆前に10キロ買ってあったので心配なし
新米がでてくる前の端境期とか
インバウンドの消費が増えたとか
猛暑や石川県の地震被害とか
なんだか嘘っぽい理由がならぶ
結局のところ
長く続けてきた米にまつわる仕組みそのものに
問題があるとしか思えない
そして
いつも困るのは農家と消費者だ
去年まで
かかし祭りをしていた農地6.6ヘクタールが
市街化区域になり
またぞろマンション棟と一戸建区画、商業棟へと
変わる計画が進んでいる
僕が生まれた頃の我が町の人口は約1.6万人
この70数年で14万人を超えた
かつて駅を降りると
そこらじゅうでカエルの鳴き声の大合唱
おやつにイナゴを焼いて食べさせられた
そんな景色ははるか昔のことだ
あと50年 100年後
この町はどんなになっているのかな?
息でくもる 窓に書いた
君の名前 指でたどり
あとの言葉 迷いながら
そっといった
街の灯りちらちら あれは何をささやく
愛が一つめばえそうな 胸がはずむ 時よ