![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/d3/f99d3edd32b616016b92ccba52fb7172.jpg)
お客様が愛車を手放す時、その車に思い入れがあればあるほどお別れは辛いものになります。
写真を撮ったり、花束をフロントガラスの前に置いたり、車を徹底的に綺麗に仕上げたりさまざまです。
特にその車に乗っていた方が亡くなった場合、思い出いっぱいの車を手放すことはなおさらです。
僕(ハイおじさん)の同級生のK君は皆とその車で旅行したり食事に行ったりする仲間でした。
そのK君が去年11月に亡くなり、奥様から車の引き取りの依頼がありました。
「鮎釣り」の好きな彼はキャンピングカーを購入、鮎のいそうな川を探しその場所で駐車して、車で寝たり食事をしたり全国を回っていました。
奥様も一緒に旅行された思い出いっぱいの車をいよいよ手放す時、彼の使った編みガサとリュックを持って出てこられ近所の方に写真を依頼されていました。
笑顔を作ろうと心に決めていたのですが感情が込み上げて笑顔が作れなかったそうです。
「誰かこの車に乗って楽しんでくれたら主人も喜ぶでしょう!」とお別れの挨拶をして送り出していただきました。