病気が発症したときから、前の様に戻りたい、普通の人間の様になりたいと、藻掻き苦しんだ。
今になって考えてみると、『普通の人間』って、何かな???普通も普通じゃないも無いじゃないか。と今は思う。犯罪を犯す事は別問題として、犯罪を犯さずに、どのように生きていても人間。
そこに、普通、普通じゃないという区別を入れるのは、見下す。見下してる。そんな関係でしかないと考える。
人間の生い立ちは、一概に一括りには、出来ない。それを一括りで、済ませようとしているかの様である。
一括りで済まされた人間は、ある種のレッテルを貼られ、そこから抜け出せなくなり、諦め、そこに安住してしまうとすれば、それは、次世代にも受け継がれていき、同じく、抜け出せなくなる可能性が高くなっているのでは、ないだろうか。
だから、人間は、どのようなものでもレッテル貼りされる事に不安を感じ、それが互いに牽制しあう様になっている感じがする。
そんな家庭・社会は、窮屈で仕方が無いであろうと思う。