以前の記事で「無縁社会」(←クリックすると記事にいけます。)を書いた。
その記事の最後に、
「生きるとは」何か?
「家族」って何?
「社会と人のかかわり」って?
が、問われているような気がしてならない。
と書いた。
これらに共通して『足りないもの』は何かなあ。と考えた。
それは、
一言で話すとすれば、「教え育て活かす」ことが出来ない事ではないか。と思うのである。
まず、
広く捉えれば、今やどこの国も、経済重視
経済で豊かさを個人が得る。
じゃあ。
その豊かさって何?
何か物を得る事
お金を得る事
物やお金を得る事を求めた結果、
「費用対効果」と言う考えのもとに、効率化・合理化が更に進んだものと考える。
この考えは、経済には、いいかも知れない。言い換えれば、組織には都合がいいシステムであると考える。
しかし、
人間を「教え・育て・活かす」には、この考えは適していないであろうと考える。
良く言われる事で、
教え。育てるためには、お金(費用)が必要と言う。それは、否定はしない。
しかし、
そこでも足りないのは、「人間の手を掛ける事=費用」ではないかと考える。
それが、
今、家庭や社会で損なわれ、活かされている人間が少なくなっている事である。
そういう人間が、少なくなっている変わりに、
即戦力というスピードと実力が求めれ、それに乗れなかったら、負け組という烙印を知らず知らずのうちに、押されてしまうのではないか。
「人間の手を掛けて、一人の人間を教え・育て・活かす」までには、長い時間が掛かり、すぐに効果は出ない。
その様な社会情勢の中、
俺自身、何が出来るのか分からないから、
今は、
肩の力を抜いて
先の事を考えずに
その日、その日を平穏に生活していくうちに
俺に出来る、何かが、見えてくるのかも知れない。