メガリス

私の文章の模倣転用は(もしそんな価値があるなら)御自由に。
私の写真についての“撮影者としての権利”は放棄します。

『ヤマト』を観た。「大和」残骸について。ネタバレ注意

2010年11月21日 20時19分00秒 | 宇宙戦艦ヤマト

 試写会で『Space Battleship ヤマト』を観た。


 以下は、俗にいう”ネタバレ”である。


 未見の方はご注意を。


 


 


 


 干上がった海底に沈座する戦艦「大和」らしき残骸は、実は「武蔵」ではないのか?


 


 戦艦大和らしき沈船については、映画の中では一切の説明が無い。観る人が勝手に戦艦大和だと思い込むだけだ。


 あれが大和だとすると、古代進が暮らす地下都市や防衛軍拠点・ヤマト地下工場は大和沈没地点である鹿児島県種子島西方沖合い付近の地下に有ることになる。かなり無理がある。(この映画では宇宙戦艦ヤマトは戦艦大和を改造した物ではなく、完全な新造船であり、大和沈没地点で建造しなければならない理由は無い。)


 大和らしき残骸は、実は大和とほぼ同型の戦艦「武蔵」ではないのか?


 レイテ沖海戦で沈没した戦艦武蔵は戦後の海底調査では発見されず、”完全に沈没しきらず海中を漂っているのではないか?”という想像がされたことがある。実際にはそれは有り得ないと思われるが、海流に乗って漂流した武蔵が母国日本の神奈川県三浦半島沖あたりで着底しその近くに地下都市や防衛軍拠点があるとすると、辻褄が合ってくる。原作アニメでは古代進の実家は三浦半島に在ったということになっているから彼が故郷に最寄りの地下都市に住むのは当然だし、防衛軍拠点は横須賀の近くに作られていると考えることができる。


 実際の海底に沈む大和の状況についても、近年の潜水調査で判明しており、あのように艦橋が聳え立っているわけではない。


 


 



『ヤマト』を観た。「ヤマト発進!」について。ネタバレ注意

2010年11月21日 14時26分00秒 | 宇宙戦艦ヤマト

 試写会で『Space Battleship ヤマト』を観た。


 以下は、俗にいう”ネタバレ”である。未見の方はご注意頂きたい。


 


 


 最初に公開されたテレビ広告映像では、ヤマトが発進する場面で沖田艦長が「ヤマト、発進せよ!」と言っていた。それが、後に作られた広告では「せよ」がとれて「ヤマト、発進!」に変わっている。


 映画本編でもやはり「ヤマト、発進!」だった。だが、沖田艦長の口の動きはその音声とは違っていたように見えた。「発進!」なら最後に口を完全に閉じるはずなのだが、少し唇が開いたようなのだ。私の見間違えでなければ、撮影時のセリフは「発進せよ!」だったを後から音声だけを収録し直し変更したのではないだろうか。


 劇場公開が始まったら、また観に行って確認したい。


 


 



実写『ヤマト』を観た。山崎貴”艦長”に敬礼(ネタバレ無し)

2010年11月20日 16時33分00秒 | 宇宙戦艦ヤマト

 試写会の招待券が当たり『Space Battlehip ヤマト』を観た。


 以下、俗にいう「ネタバレ」は”無し”である。


 


 実に良かった。想像していた以上の出来だ。


 原作アニメの幾つかの重要な要素を情け容赦無くぶった切り、替りに独自の設定を持ち込んで、原作の物語の上では1年間に亘る話を上映時間2時間強の映画1本にほとんど違和感無く納めることに成功している。私のような原作アニメに強い思い入れの有る人にとっては多少物足り無さを感じる点が有るかもしれないが、それは決してこの映画の欠点ではない。これは山崎貴版『ヤマト』なのだ。


 一緒に観た二回り近く年下の妻は原作アニメにあまり馴染みが無いのが却って幸いしたのか、素直に楽しんでくれたようだ。終盤では号泣していた。


 山崎貴監督の手腕は大したものだと思った。


 『宇宙戦艦ヤマト』実写化という困難な航海を見事に成功させた山崎貴”艦長”に敬礼、である。


 



日本人が地球を救って何が悪い?!

2010年11月04日 20時12分24秒 | 宇宙戦艦ヤマト

 私は最前線の戦闘班に志願したが航海班にまわされてしまった。


 


 映画『Space Battleship ヤマト』公式サイトで「地球を救え!YAMATO乗組員募集! YAMATO Earth」というグーグル_アースを利用した新しい宣伝企画が始まった。


 世界中からヤマト「乗組員」が鹿児島県坊ノ岬沖のヤマトに続々と集まってきている。


 詳細は公式サイトで。


http://yamato-movie.net/index.html


 



日本人が地球を救って何が悪い?!Space Battleship ヤマト

2010年09月18日 20時26分12秒 | 宇宙戦艦ヤマト

新しい(9月)実写版宇宙戦艦ヤマト『Space Battleship ヤマト』の広告映像。


 


 


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日本人の攘夷の夢『宇宙戦艦ヤマト』

2010年07月11日 00時37分00秒 | 宇宙戦艦ヤマト

 大東亜戦争敗戦で(一旦は)頓挫した日本人の攘夷の夢を具象化したのが『宇宙戦艦ヤマト』、だと私は思うのです。


↓実写映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の新しい広告。(TBS朝鮮放送が絡んでいるのが気に入らないが。)


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ガミラスは日本語で喋る?

2010年01月16日 19時57分00秒 | 宇宙戦艦ヤマト

 ウィキペディアの「Spece Battleship ヤマト」の項に配役に関して次のような記述がある。

>配役未発表:小雪、伊武雅刀、上戸彩、市川海老蔵、竹中直人、杉本てつや、原田佳奈、香川照之、北村一輝

 仮にこれが本当だとすると、この役者さんたちが、イスカンダル・ガミラス側の登場人物を担当するのではないだろうか。特に小雪さんと伊武雅刀さんの名前を見て、そう思った。小雪さんにはスターシアとのイメージ的繋がりを感じるし、伊武雅刀さんに至ってはデスラー総統その人ではないか。
 「そんなバカな」と吹き出す方もいるだろうが、次のような可能性が考えられる。

◎可能性その1
 イスカンダル人・ガミラス人はフルCGで描かれ(あるいは、制作費の問題で、しょうがないので、稲川素子事務所の無名だけど”この顔はテレビの『世界仰天ニュース』の再現ドラマとかで何度も見たことあるぞ”という外国人俳優さんたちが起用され)、この役者さんたちがその声を当てる。
 イスカンダル・ガミラスがヤマト乗組員と何らかの接触をする場合は、彼らは日本語について調査・研究済であり完璧な日本語の機械通訳(あるいは日本語能力の簡単かつ完璧な脳内埋め込み技術)で話す、という設定。

 そういえば、原作アニメーションでも、ドメル将軍は沖田艦長と、デスラー総統は古代進と日本語で会話してたっけ。(子供向けの昔で言うところの「テレビ漫画」だから言葉の問題を真面目に考えていなかっただけに過ぎないだろうが。)

 ガミラス人同士が会話する場面ではちゃんとガミラス語で話し画面下に字幕が出るというふうにして欲しい。「ツバ・クカンサ・ルマ!」「ルマ・クカンサ・ツバ!」というふうにガミラス語は何故か日本語とそっくりの音韻体系のようなので、無理ではないでしょう。

◎可能性その2
 声だけでなく、イスカンダル人・ガミラス人の姿もこの役者さんたちが演じる。
 SF作家豊田有恒氏が最初に考えた原案に部分的に沿う形で、イスカンダル人・ガミラス人の正体は実は生物としての実体が存在しないコンピューター・システムであるという設定。殆どが日本人のヤマト乗組員に彼らが接触する際に意思疎通がより円滑に行えるよう日本人的容姿を選んで平面・立体映像として現れ完璧な日本語を喋るという理屈。
 ”異星人が何故地球人、それも日本人にそっくりの容姿で、しかも日本語を喋るのか”という疑問が、イスカンダル人・ガミラス人の正体にヤマト側が気付くきっかけになる、という筋書き。

 この想像、あまり当たって欲しくない。
 やはりデスラー総統はキアヌ・リーブス氏にやって欲しいなぁ。

 

 

 


豊田有恒の原案に沿った内容か?

2010年01月16日 18時02分00秒 | 宇宙戦艦ヤマト

>14万8000光年のかなたにあるイスカンダル星に放射能除去装置が存在することが判明。


 


 気になる記述だ。原作アニメーションではイスカンダル星スターシアからのメッセージをその妹サーシアがもたらしたのだが、それとは違うようにとれる。


 未だにデスラー総統やスターシア等の配役は発表されていない。


 もしかして、彼らは登場しないのかもしれない。


 


 『宇宙戦艦ヤマト』の物語の原案を作ったのはSF作家の豊田有恒だ。彼の原案では、デスラー総統は登場せず、人類を破滅の淵に追いやった謎の敵ガミラス(原案ではラジェンドラ)の正体は、実はその母星に生き残った最後の生命体であるたった一本のみすぼらしい小さな花を守る為に活動するコンピューター・システムだった、というオチなのだ。


 もしかすると、この豊田原案に(部分的に)沿った内容になっているのかもしれない。


 仮に私の想像が当たっているとしたら、それはそれで仕方ないかもしれない。原作アニメーション通りに敵ガミラスをいかにも白人風に描けば「人種差別的」ということで海外での販売に支障が出る可能性が有る。


 だが、私としては原作アニメーションに従ってデスラー総統やスターシアを出して欲しい。


 YouTubeに掲示されているテレビ広告を見ると、ドメル将軍による自爆攻撃らしい場面が登場する。私の想像が外れていることを示すモノと見たいのだが。。。


 


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 以下、iZaより引用。


 


--------------------引用開始


「ヤマト」主演、木村拓哉 “出場選手”の重責
2010/01/03 19:15更新
【新春エンタメざんまい】


 常に新たな挑戦を続ける俳優、木村拓哉(37)が、人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画化「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の主人公、古代進を演じる。最新映像技術の発達でやっと映像化が可能となった今年最大の話題作に、木村は「“出場選手”としてすごく責任を感じています」と語る。(伊藤徳裕)


 「幼少時にワクワクさせられた作品なので、自分がそこに存在するのはうれしさだけではない。ちょっとドキドキしました」と木村は素直に打ち明ける。


■大きなあこがれ


 演じる古代進は、実年齢と同じ37歳。かつて軍のエースパイロットとして活躍し、退役していたが、放射能汚染で滅亡まであと1年となった地球を救うため、ヤマトの戦闘指揮にあたる戦闘班班長として再び戦場へ飛び込む。ただのヒーローではなく、孤独を抱え、愛を知る人間味あふれる男として描かれている。


 古代について「弱さと強さといった二面性があるキャラクター。とても大きなあこがれです」と熱く語る木村の最初の“ヤマト体験”は、5歳のときに東京・渋谷の映画館で見た劇場版「宇宙戦艦ヤマト」と「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」だった。


 「映画館に並んで見ました。幼稚園の時に近所で絵を教えてくれていたおじちゃんに『今日は好きな物を描きなさい』と言われて描いたのがヤマト。画用紙の左に船首を向け、船体から煙がガーッて流れている絵でしたね」と懐かしむ。


 今回、誰でも知っているキャラクターを演じるということを実感したのは、机の上に広げられた古代の衣装のデザイン画を初めて目にしたときだった。


 「パッと見た瞬間に、向こう側から役が近づいてくる感じがした。撮影に入る前の打ち合わせの時もラックに仮縫いの古代のジャケットがかかっていて、『あれ、おれのかな』と気になっていました。実際に袖を通したときはすごく責任を感じましたね。衣装という布きれの中に、どれだけ人間性という綿を詰め込んで立体化できるかという作業だと思いました」


 アニメや特殊効果などの制作会社「白組」による驚異の映像も見どころとなりそうだが、最新技術を目の当たりにして刺激を受けたという。「CGの工程を見せてもらって、そのすごさが新たに実感できた。コンピューターの力は借りるけれど、それを操っているのは人間だし、その人のワクワク感がそのまま画面で形になるんだなと」


■戦争って悲しい


 最新CG技術を駆使した壮絶な戦闘シーンもあるが、「こんなにも戦争って嫌な気分になるんだなあと、悔しくて悲しくてたまらなくなった。艦長役の山崎努さんの『この中で実際に戦争を経験したのはおれだけだな』という言葉にもドキッとしました」と語る。


 「今回、現場で感じたことを教訓にして、ほかの仕事も全力を持ってきちんとやり遂げたい」。これが「ヤマトYEAR」となる今年の木村の抱負だ。



■「山崎組」が再結集


 西暦2194年。正体不明の敵・ガミラスが地球への侵攻を開始し、世界各地に投下された無数の遊星爆弾によって人類の大半は死滅してしまう。5年後、地球は放射能に汚染され、生き残った人々は地下で生活していた。軍を退き、資源回収のために地表を探索していた古代進(木村拓哉)だが、14万8000光年のかなたにあるイスカンダル星に放射能除去装置が存在することが判明。古代は沖田艦長(山崎努)、戦闘班パイロットの森雪(黒木メイサ)らとともに宇宙戦艦ヤマトに乗り込み、イスカンダル星へ向けて旅立つ。


 ほかに柳葉敏郎、緒形直人、西田敏行、高島礼子らが出演。監督は日本のVFX(視覚効果)の第一人者で、「ALWAYS 三丁目の夕日」「BALLAD 名もなき恋のうた」の山崎貴。その妻で「K-20 怪人二十面相・伝」を監督した佐藤嗣麻子が脚本を手がけた。また音楽を「ALWAYS」の佐藤直紀が担当するなど、「山崎組」が再び結集した。


 今年12月、全国公開の予定。


引用終了--------------------


 



君は憶えているか ヤマトのあの熱き血潮を

2009年07月19日 13時58分00秒 | 宇宙戦艦ヤマト

”君は憶えているか ヤマトのあの熱き血潮を”

 昭和49年のテレビ放送が低視聴率で打切りとなった『宇宙戦艦ヤマト』が大復活した昭和52年の映画興行時に使われた宣伝文がこうだった。

 今でも憶えてるよ、私は。『宇宙戦艦ヤマト』(テレビ第一シリーズ限定)は私の青春でした。

 心配だ。どうなるのだろうか、この実写版『宇宙戦艦ヤマト』の企画は。十分な智慧と時間と労力とお金が投下されてしっかりと映画化されるならいいのだが、不安がフツフツと沸き起こってくる。
 他の報道では、ヤマトファンで知られる樋口真嗣氏が監督を務める予定だったのが、土壇場で(正・続)『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴氏に変更されたと伝えられている。その理由というのが、「SMAPの育ての親I女史」が「キムタクのイメージから戦艦同士がドンパチという内容より、乗組員の人間ドラマを中心にした方がいいと主張した」からとのこと。これは私の想像なのだが、大好きなヤマトの実写化の話を持ち込まれた樋口氏が大興奮して様々な提案や要望を出してきた為、『宇宙戦艦ヤマト』自体には何の思い入れも無く”キムタク主演で一定レベルの商売になる映画が出来ればそれで結構”としか考えていないI女史が、「樋口にやらせたら金と手間と時間がかかって大変だわ」と嫌い、商売第一で黙って製作側の言うことを聞く(と彼女が思った)山崎貴氏に変更されたのではないか。
 金儲けが出来ればそれで良いと思っている連中に中途半端にヤマトをいじられるのは願い下げだ。

 木村拓哉氏が古代進、西田敏行氏が沖田艦長というのは、以前作文にして掲示した私の希望と一致しているで、正直うれしい。
 しかし、あの”エリカ様”が森雪というのはちょっとね。。。イメージが違うと思う。でも演技力は高いという話を聞いたので、意外としっかり演じてくれるかもしれない。やはり森雪は仲間由紀恵さんが絶対良いと思うが、もう無理ならスターシャかサーシャで出して欲しい。
 島大介は草なぎ剛氏がいいと思う。
 デスラー総統はキアヌ・リーブス氏かユアン・マクレガー氏がいいが、まあ、出演料の点で無理でしょう。稲川素子事務所の外人さんで済ますのはやめて欲しい。
 この記事が出演を報じている香川照之氏と橋爪功氏は、それぞれ、真田工場長と佐渡先生かな?
 古代進の兄:古代守は誰がやるのだろう。佐藤浩市氏とかどうだろう。
 徳川機関長は大滝秀治さんがいいな。

 心配と夢が同時に膨らんでゆく。

 以下、ゲンダイネットより引用。

----------------------引用開始

主演・木村拓哉、ヒロインが宮崎、綾瀬を蹴落とした沢尻エリカになるまで

2009年7月17日 10時0分 

ゲンダイネット

 かつて一大ブームを巻き起こしたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写版が製作されるが、これが来年にかけて映画界の最大の話題になりそうだ。

 実写版の製作はまだオープンにはなっていないが、日刊ゲンダイ本紙がつかんだ主要キャストは――。主人公の古代進を演じるのは木村拓哉で、ヒロインの森雪を演じるのは沢尻エリカとみられている。艦長は西田敏行、ほかに香川照之、橋爪功らが出演するもようだ。

「『宇宙戦艦ヤマト』は今年12月に26年ぶりにアニメで復活しますが、その大前提になったのが実写版の製作で、主演・キムタクありきで進められました。難航したのはヒロインで、旬の女優の名前が何人も挙がったのですが、最終的に沢尻で固まったようです。企画書がすでに出回っているので、この2人は動かないと思います」(事情通)

 沢尻に決定したのはSMAPの実権を握っているI女史と沢尻の事務所幹部のホットラインといわれる。他で名前が挙がったのは宮崎あおい、綾瀬はるかで、宮崎は高岡蒼甫との離婚騒動で、ナーバスな状態が続いたことで流れたという。綾瀬は木村とドラマで共演して意気投合し、木村のお気に入りだが、製作サイドはNGだったようだ。

●スタッフは最強

 製作の陣容も現在の日本のトップレベルといえる。プロデュースするのは米アカデミー賞の外国語映画賞を獲得した「おくりびと」の製作会社セディックインターナショナルの中沢敏明氏、製作するのは「踊る大捜査線」や「ALWAYS 三丁目の夕日」のシリーズで知られる「ROBOT(ロボット)」。万全の体制といえる。クランクインは早ければ10月で、公開はアニメから1年後の10年12月の予定だという。

 木村と“問題児”沢尻の初共演というだけでも話題に事欠かないし、中高年にとっても注目作なのは間違いない。

(日刊ゲンダイ2009年7月14日掲載)

引用終了----------------------