映画監督の大林宣彦さんが亡くなった。
心より御冥福をお祈り申し上げる。
大林さんの政治的発言には賛同出来ない事も多かったが、氏の作品は今でも好きである。
私が一番好きなのは、世間の一般的評価とは若干ズレるかもしれないが、薬師丸ひろ子さん主演『ねらわれた学園』(1981昭和56年)。〝特撮や演出がチャチで安っぽい〟という評価も在るが、私にはそこが該作品の優れた特徴であり良さと映る。頭が悪いので上手く表現出来ないが、少女と家族・友人・ボーイフレンド達との間で交わされる深い信頼と愛情がキラキラと明るく彩られているという感じ。随分昔の事だが、生まれて初めて東京に行った時、該作品の重要な場面の撮影場所となった新宿中央公園を「聖地巡礼」で訪れたのを思い出す。
『ねらわれた学園』の次は「尾道三部作」二作目の原田知世さん主演『時をかける少女』(1983昭和58年)かな。言うまでも無い名作。
謎かけを一つ。
「大林宣彦監督」と掛けまして
「尾道三部作」と解きます。その心は
〝映画、史上(詩情)、輝きます〟