トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

兄弟

2007-07-11 | Weblog
「I miss Tony」
トニーがキャンプに出かけて一番喜んでいたはずのケニーが言いました。

トニーがキャンプへ出発する前、「いない間に絶対ぼくの部屋に入るな!」と言われ、「入るよぉ~~!!ゲームも使っちゃうよぉ~~!」とからかっていたケニーなのに。

ケニーは1歳年下の弟でありながら、障害のある兄をtake advantageする悪ガキです。

それにトニーが自閉症だということが許せない風な発言もします。

そんなケニーがトニーがいなくて寂しいと言ったのです。

今日は元気のないケニーと犬の散歩をしました。
途中、通りかかった例の家を見て「この家だよ。この前トニーが問題発言したのは」と私が言うと、「あぁーこの家かあ、、、もし僕が自閉症だったらトニーと同じこと言うと思うよ」と彼なりに?トニーをかばっていました。

障害児の兄弟という、一見重い環境にいるケニーには、親としてなるべく負担を感じさせないように育てるべきなのかもしれません。

でも私にはそんな器用なことはできません。
未熟な母は、自分の都合のいいように怒ったり笑ったりしながら子供達に鍛えられています。

以前、ケニーがキャンプへ行ったときは、私が冗談で「もうケニーはキャンプ場に置いておこうよ。いらないじゃん!」とトニーに言ったら、「だめぇ~~!!置いてかない!持っていくぅ~!!」と心配していました(笑)。

普通とはちょっと違う兄弟関係ですが、それなりにお互いを愛しく思っているんだなあと母はうれしくなったのでした。