トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

プライバシー守秘義務

2008-08-26 | Weblog
2ヶ月後にせまったスペシャルニーズコンサートの案内を作る準備がはじまった。

毎年のことながらギリギリになると厄介な問題が次々出てくる。

今年はフィルムフェスティバルで入賞した経験を活かしてメディア向けに子供達を紹介するPRを試みようと計画していたのだが、ここでまたフォトリリースやらプライバシー守秘やらと確認しなければいけないことがあって苦悩している。

障害のあるわが子を公開することに抵抗のある親もいるだろう。

離婚調停中で養育権を争っている親もいるだろう。

Restraining order(裁判所からの拘束命令)で行動制限のある親もいるだろう。

いろいろ考えると別にどうしても顔や写真を出さなくても、、、、と逃げ腰になる。

目のところを黒の四角いマスクで隠したら?
  犯人じゃあるまいし、、、、

了解を得た子だけを映せばいいんじゃないの?
  そう、それがいいかな。

まわりの声を背に決断が揺らぐ。

プライバシーって何?
マドンナか雅子妃殿下にでも聞いてみたい(笑)。

プライバシーというのは人それぞれ線の引き方が違うし、たとえ法律に反していなくても当事者にとっては大変苦痛なこともある。
相手のことを考える思いやりがあれば、紙の上での守秘義務など要らないのではと思う。


やっぱり主役の子供達が困るような事態は避けたいと決めた。