トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

Sensory Overload ー問題解決の糸口

2006-10-25 | Weblog
先生から報告がありました。
どうしてトニーはオーケストラのクラスで問題行動を起こすのか?
クラス内での座る配置が変わっていたそうです。生徒達は今まで黒板に向かって座っていて右側の壁にベルを鳴らすスピーカーと時計が並んでいました。ところが今月からその全体配置を90度左へ動かして、黒板が右側、スピーカーと時計は生徒達の真後ろになりました。つまりトニーにとって今まで右側から聞こえていた不快なベルの音がうしろから聞こえることになり、ベルの時間を確認する時計は振り返らなければ見えない状態になったわけです。こんな些細な変化が彼には苦痛になるときがあります。
「オーケストラで何か変わった?座る位置とか?」と聞くと「こうやって座ってたのがこうなった」と座る位置を変えて見せてくれました。でもだからイヤだとか説明できないんです。小さいときに洋服の後ろ襟についているタグ(サイズとかが書いてある)が首のうしろを刺激してすごく機嫌が悪かったことがありセラピストに言われてそのタグを切ったのですが、それでも1週間くらいはまだその感覚がトニーの首のうしろに残っていて切ったのになんでまだ機嫌悪いのって思いました。
さあこれで問題解決の糸口が少し見えてきました。たくさんの目と意見があったほうがいいので明日はまた違う先生が見に行ってくれるそうです。
それにしても今日の先生、”座席の配置が90度動いてる”とまるで古畑任三郎がミステリーを解決したかのように自慢げで子供っぽくて笑えた。

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