トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

Portuguese Man O' War クラゲ

2007-08-13 | Weblog

ハワイのビーチで友達の男の子がクラゲに刺された。

悲鳴をあげて海から出てきた彼は”身体に釣り糸が巻きついて痛い!”と言った。

身体に巻きついていた透明の釣り糸ごときを友達が手でとりあげると、彼女も痛さを感じたそうでこれは釣り糸ではなくクラゲだ!と確信。

透明に青でつい触りたくなるような、一見、神秘的で美しい奴でした。

その名はPortuguese Man O' War
触手(イカ、タコでたとえると足)の表面のいくつもの針穴から強烈な毒を発射するそうです。

刺された部分を水で流してアンモニアをつける。
もしアンモニアがなかったら最悪シーシー(ハワイの子はおしっこをこう呼ぶ)を使う。

と言われ、シャワーで流しながら待っているとアンモニアが到着。

その間もとても痛そうでしたが、約1時間後には落ち着き、しっかりDSゲームに集中しておりました

帰宅した今、もう一度調べてみたら、2回目に刺されると死にいたるとのこと。

今更ですが改めてゾォ~~としました。

OHANA

2007-08-12 | Weblog
OHANA(オハナ)はハワイ語家族だそうです。

夫の故郷ハワイで、親友家族と一緒にオハナを満喫してきました。

祖父母の代から今は4代目、5代目、、、と家族が増え、親戚が集まってのパーティーでは誰が誰だか、、、???

青い海、潮風、ハイビスカス達を背景に、たくさんのハワイアンフードをごちそうになりました。

マンゴピクルス、カルアピッグ、トロピカルサラダ、パイナップル、ポキ、ロミサーモン、もちこチキン、、、、

我が家にとってオハナ同様の親友一家とは2年ぶりの再会。
計画も強行スケジュールもない旅で、好きな人たちと好きなものを食べ、のんびり話しながら過ごした贅沢な時間はあっという間でした。

素足、サンダルの1週間はのんびり気分を強調し、すっかり癒されました。

そしてハワイを経つ日の朝、Daveが「Remember these?(これ覚えてる?)」と言って子供達に差し出した靴下を見て、一揆に現実が甦ってきたのでした。

親愛なるオハナ達と過ごせたバケーションに感謝してまたがんばろう!

サンフランシスコ

2007-08-02 | Weblog
子供達と一緒にMuniというライトレールに乗ってサンフランシスコへ行ってきました。

たまにしか利用しない電車なので、なんだかとても新鮮でドキドキもののアドベンチャー気分でした

電車の中っていろいろと人間模様がありますね。
しかもサンフランシスコとなると、電車内のシーンも私たちにはとてもめずらしかったです。

まず目についたのが一目瞭然のゲイカップル。
彼らもマイノリティーでいろいろと生きにくいことあるんだろうなあと、私も、ゲイではないけど同じマイノリティーとして心情わかるわぁ的な視線を送ってしまいました、、、、が、よく見渡すと、あっちにもこっちにもゲイカップルが。

ゲイはそれほどマイノリティーではないのね

さすがゲイの街と名高いサンフランシスコです。

途中、車内に乗車券を見まわりに来たのは警官でした。
おもしろかったのは、無賃乗車の常習犯と顔なじみだったこと。

身体に触れてはいけない法律に基づいて、警官はヘッドフォーンをつけて聞こえないふりをしていたこの常習犯らしきおじさんの横で、バンバン乗車席をたたいたり、目の前で手をふったり、、、、
結局となりに座っていたお兄さんがおじさんの肩をトントンしたら、観念してました。
まわりの人々はなんだかみんな微笑んでいて、もしかしたらいつもの風景だったのかな!?

サンフランシスコはとても寒かったです。
私とケニーは夏服で震えました。
反対に家からしっかり厚手のジャケットをまとって来たのはトニー。

”こんな冬物着て”と、ずっとバカにしていた私とケニーが、
ジャケットを持ってきたトニーは、やっぱ正解だったね。ちゃんと先を見越して寒いだろうって用意してきたんだよね。えらいな。」と誉めると、

「違う!寒いからじゃない!サンフランシスコはハトたくさんいるから
だと。

トニーはハトが大嫌い。あの3本足がイヤだそうだ。

怖いもの、苦手なもの、嫌いなものを相手にするときは、上から下まで身をまとって、用意周到のかまえをみせます

せっかく誉めてみたものの、サンフランシスコの人通りの激しい中で、ハトを発見。

キャ~~!!と悲鳴をあげて、目を細め、クビをすくめ、耳をふさいで大騒ぎ。

それでも道行く人知らん顔

さすがサンフランシスコだ。

Yes, we can carry a tune,,,,,

2007-08-01 | Weblog
6月15日から毎日練習していたスペシャルコンサートの本番がありました。

たくさんの方々からお褒めのコメントをいただきすっかり気をよくしております

スタンフォード大学の精神科医からは”こんなすばらしいグループセラピーは初めて見た。とても感動した”と言われました。

音楽を通じて子供達がひとつになることで社会性が芽生え、自分のことしか考えられなかった子が、友達を、他人を、意識するようになる。

確かにセラピューティックです。

私は、今まで毎日練習を繰り返してきてすべての流れが頭に入っている子供達の演奏に心配はありませんでした。
なぜなら、一度インプットされた情報は、忠実に守り通す超律儀な子供達だからです。

そのかわり、大きな舞台、たくさんの観客、ライト、エレクトリックサウンド、、、、、など、
初めて見る、聞く、感じる、臭う、環境
で、彼らの過敏感覚センサーオーバーロードしてしまうことだけを気遣っていました。

こればかりは、そのときになってみなければわからない未知のPictureですから。

そして幕が上がりました。
子供達が登場しました。
みんなキョロキョロしていました。

”ここはどこ?””私は誰?””このざわめきは何?””まぶしいライトはどこからきてるの?””ママはどこ?””パパはどこ?”、、、、
”これから演奏します。聞いてください。”という姿勢もなければ、緊張している様子もまるでありません。

前奏がはじまりました。
共に、子供達はスタートボタン押されたように、ひとつになりました。

今までの練習の成果をグングン発揮し、会場から拍手や歓声が起こるたびに子供達の顔が生き生きと自然な笑顔になってきました。

最後は教えたわけでもないのに、両手を挙げ、会場へ手を振り、、、、、、

観客の反応に応え、自己表現する。
これは予想外でした。

Yes, we can carry a tune,,,,のごとく、子供達はやりました!!
みんなで力を合わせてできました!!

偉大なる音楽パワー子供達の無限の可能性に最敬礼デス。