楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

東大公開授業

2006-04-12 19:23:08 | 教育
 今日の新聞に東大がノーベル賞受賞小柴名誉教授の教養向けの授業をiPodから誰でもダウンロードできるようしたことが載っている。ホーム頁でも閲覧可能にしたという。これはすばらしいことである。その授業にエロクエンスはあるか?チェックをしてみたいと思う。後日報告。
以下を探れ!
http://www.u-tokyo.ac.jp/index_j.html

 さて昨今、日本の社会が階級化し、東大など頂難関大学は金持ちの行く大学と言われている(東大の学生の親の平均年収は1千万円を軽く超えるといわれる)。お金さえあれば、幼児からのお受験のための教育によって、そこそこの頭であっても入学できる、というわけである。昔のように貧乏でも門戸が開放されていた時代の大学ではもはやない。一般サラリーマンにとって、子ども二人大学へ送れば、親には小遣いもなく家計は火の車である。国立大学であっても、である。

 入試は、これまで人類が得てきた知識を瞬間で繰り返す事のできる瞬発能力のみを問う、いわば短距離競走。決して全人格を懸けたマラソンではない。マラソンは長い道のりの様々なアクシデント、困難を乗り越えてようやく達成できる。

 そのことが叫ばれて長い。国立大学が法人化されて2年、ようやく象牙の塔の開放の兆しが少しずつ現れている。急速に進む日本の少子化、膨張する世界人口。このアンバランスの中、人的資源しかないといわれたこの国が、せめて、大英帝国程度の末裔ほどの影響力を維持できるかどうか?この世紀前半の早い時期に答えが出る。

 時間との戦いである。

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はじけよ!若者!

2006-04-12 00:33:53 | 人間
今日は新年度初めてのセミナー。その後の飲み会。しかし、はじけない。

 かつて私が卒論でセミナーに初めて所属した時の大コンパは鮮烈な記憶の中にある。希望したセミナーをはじきだれて、たどり着いたセミナーは評判最悪のセミナー。ラインにあるセミナーがねたましくてたまらない。そこにいる先輩や同輩が許せない。私は恨(ルサンチマ)の塊であった。ルサンチマは人を狂わす。

 私の狂った酒は、先輩を次から次と捕まえ、「偉そーにするな!」と荒れた。口に泡を飛ばし、,議論を吹っかけた。「この不合理、許せん」。「だいたい長い者に巻かれるような発想で、人のふんどしで偉ぶるとは何事か!」「そんなことで、いっぱしの研究者づらをするな!偉そうに.先輩面して、ーー」。

 もう一人、荒れていた。同級生。彼はついにトイレで便器を抱えて寝てしまった。救出するのは私の仕事。彼はその後もpure man人生を歩み続けている。
 私のルマンチマはその後、修士課程が終わるまで続いた。しかし、博士課程に進んだ時、私はやっと自分の、自分だけの目標が出来た。そして、恨みの人生から解放された。そしてがつがつ研究。やがて私たちのセミナーは人もうらやむものになったと自負している。

 デロデロに酔っていいのだ。はじけることが大事なのだ。今日は、新しい今日であったか?本当に?
 はじけよ!若者!
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