今日、セミナーでちょっと議論になり、昔、考えたことと今の読書で思うこと。
個別と一般と科学。
先に、プラトンのことを書いた。
彼は具体的事象・現象の影に隠れた一般性「イディア」を探せといった。
それは2,000年の時を超えて、デカルトのことば、「個別と共通的本性」などという言葉で繰り返された。
それは地球科学で言えば、「地域と地球一般」となる。
「四国って何様?地球を考える上でなんか意味あんの?」なんてね。
地球上のある特定の地域を研究していても(気象現象、地殻変動、地質の歴史なんでも)、地球全部に共通という一般性を考えなさいということ。現在を考えても、過去も未来も考えなさいということ。
地球を研究していても、いつもいつも他の惑星を考えなさいということ。
太陽系を研究していてもいつもいつも他の恒星のことを考えなさいということ。
銀河系を考えてもいつもいつも他も考えなさいということ。
宇宙を考えても他の宇宙を考えなさいということ。
ここまではすべて個別を対象とした科学である。だから天文学も地域科学。
それを超えたところが物理学と化学(ひょっとしたらこれはこの宇宙だけのことかもね)である。
生命を考えても、地球生命だけではなくほかを考えなさいということ。
てな訳で、「万物に共通するもの・こと=それを真理という」を追い求めたプラトン・デカルトの夢が科学になったのだね。
でもね、その個別も実は美しい。個別だから美しい。(アリストテレス万歳!先のブログ参照)
ほらほら、男、女という一般的言葉だけじゃ、つまんないでしょう。
その目鼻のバランス、プロポーション全部違う。
「あの子が最高!」なんて若いうちはとまどう(諸行無常、諸法無我だよ!)
でも長年の人生。見てくれじゃないね。
やっぱり性格と人格が一番です(涅槃寂静だよ)
見てくれは持たない!
へたに持たせようとすると醜くなる(自然な心配りの方がよほど美しい)
<またまた脱線>
その「個別の美しさとはなんだ?」とまたまた一般化を試みる奴がいる。対称性の幾何学。数学。
すなわち、科学とは、まず個別を素材として徹底的に攻めまくる。その中に「イディア」を求めて。
地球の中の地域の、その中の「ちっぽけな」事実。
そこから偉大な一般メッセージを引き出したものが人類の知的遺産として残っていく。
さー、地球科学で個別地域を研究しているみなさん。しようとしている学生諸君。
頑張りましょう!
きょうはちょっと哲学でした。
(深夜でも花粉は飛んでるね)
個別と一般と科学。
先に、プラトンのことを書いた。
彼は具体的事象・現象の影に隠れた一般性「イディア」を探せといった。
それは2,000年の時を超えて、デカルトのことば、「個別と共通的本性」などという言葉で繰り返された。
それは地球科学で言えば、「地域と地球一般」となる。
「四国って何様?地球を考える上でなんか意味あんの?」なんてね。
地球上のある特定の地域を研究していても(気象現象、地殻変動、地質の歴史なんでも)、地球全部に共通という一般性を考えなさいということ。現在を考えても、過去も未来も考えなさいということ。
地球を研究していても、いつもいつも他の惑星を考えなさいということ。
太陽系を研究していてもいつもいつも他の恒星のことを考えなさいということ。
銀河系を考えてもいつもいつも他も考えなさいということ。
宇宙を考えても他の宇宙を考えなさいということ。
ここまではすべて個別を対象とした科学である。だから天文学も地域科学。
それを超えたところが物理学と化学(ひょっとしたらこれはこの宇宙だけのことかもね)である。
生命を考えても、地球生命だけではなくほかを考えなさいということ。
てな訳で、「万物に共通するもの・こと=それを真理という」を追い求めたプラトン・デカルトの夢が科学になったのだね。
でもね、その個別も実は美しい。個別だから美しい。(アリストテレス万歳!先のブログ参照)
ほらほら、男、女という一般的言葉だけじゃ、つまんないでしょう。
その目鼻のバランス、プロポーション全部違う。
「あの子が最高!」なんて若いうちはとまどう(諸行無常、諸法無我だよ!)
でも長年の人生。見てくれじゃないね。
やっぱり性格と人格が一番です(涅槃寂静だよ)
見てくれは持たない!
へたに持たせようとすると醜くなる(自然な心配りの方がよほど美しい)
<またまた脱線>
その「個別の美しさとはなんだ?」とまたまた一般化を試みる奴がいる。対称性の幾何学。数学。
すなわち、科学とは、まず個別を素材として徹底的に攻めまくる。その中に「イディア」を求めて。
地球の中の地域の、その中の「ちっぽけな」事実。
そこから偉大な一般メッセージを引き出したものが人類の知的遺産として残っていく。
さー、地球科学で個別地域を研究しているみなさん。しようとしている学生諸君。
頑張りましょう!
きょうはちょっと哲学でした。
(深夜でも花粉は飛んでるね)