楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

今後の地球科学とポスドク対策

2007-04-01 02:23:11 | 教育
昨日は土曜だというのに朝から、さる会議だった。テーマは今後の「地球惑星科学の方向と体制」。
日本全般に関わることだ。
基礎科学としての地球科学の、「地球環境問題」への切り込みが極めて弱い!
日本は国際標準からいくと極めて異質で、今だ多くはこの問題を公害問題的発想で捉えている。
ただ、それが全地球的になったと。「温暖化の源、二酸化炭素を押さえろ!」と。
たった百年程度のスパンでしか考えない。

おそらく今後、大きく流れは変わる、変わって欲しい。今日は相当深刻に議論をした。
私の論点はこのブログでも何度も表明しているが、
「地球の理解なくして環境なしである」。やっとこのコミュニティーも他人事ではない、と思い始めている。
いままではやはり、応用ごとは嫌い、基礎科学のロマンがいい、というのが潜在的には圧倒的であったと思う。
やるぞ!生命科学、生態学も手をつながな、いかん!
もう一つのテーマは、人材養成。特にポスドクをどうするか、である。
これも極めて深刻。この国を滅ぼすも生かすも、この有用なる人材の悲惨な現状をどうするかである。
そこで、まず実態調査を徹底することとなった。
この分野における、そのようなデータの蓄積さえないのである。
今日の会議は全国の主要な大学、研究機関のほとんど全てが参加していたので、急速な実態把握が進むだろう。
私はその責任者の一端を担うこととなったが、このブログを読んでいただいている方へも協力を御願いすることとなるだろう。
実態把握をしたあと、どうするか、それが課題であるが、知恵をもちよらなければはじまらない。
忙しいね。
今朝まで仕事をして、また朝1番で四国へ飛びます。新年度はいきなり、フィールドからです。
でも、それが我が命の源です!でも外は雨だな。

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