楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

怒りは敗北者の烙印

2006-08-22 22:58:12 | 人間
長旅の後、我が家に帰る前に立ち寄った本屋。サンガ新書?聞いたことがない出版社である。見るとこの本が3冊目だ。
怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉

サンガ

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タイトルに引かれて思わず買ってしまう。これからまた忙しい日々がはじまる。ちょっとしたささいなことで起こるトラブル。その時の人と自分の「怒り」を避けたい、と思う心が手を伸ばさせた。
 私は亡くなった三浦綾子や学生に教えられて遠藤周作の小説など多く読んだが、宗教の信心とは無縁である。しかし、人類史を考える時、宗教は人口が爆発的に増え、その見返りとして戦さなどによって多くの人が死ぬ時に生まれた。社会の安定と人心の安定に大きな役割を果たしたものであることも間違いない。現在の中東のように4,000年を超えても1,000年を超えても解決しない根深い宗教紛争の根にもなってはいるのだが。
 この本のメッセージ「笑いは強者の証明、怒りは敗者の烙印」は重い。
自分の心の「怒り」とどう向き合うか?それが基本だと言う。久々にhow toを超えた本に出会った。実践は並大抵ではないが、少なくとも昨日、今日は役に立った。「む!」とした時に<これは怒りだ!>と思えた。明日もあさっても、そして毎日できれば本ものへ少しでもちかづくのであろうか?
 年を重ねて頑固な「切れおやじ」ってなりたくないからね。教授の怒りは刃物だしね。
切れ易い皆さん!この本、読むといいかもしれませんよ。切れた後って後味が悪くてね。この本の言う通りです。
「切れる、怒る」から一緒に脱出しましょう。そして笑いましょう。
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