

読むみたい読みたいと探し続けていた山田風太郎著「人間臨終図鑑 上・下」徳間書店刊1986年・1987年刊をやっと自分の本棚から見つけた。
何年も前から探し続けていたのだが見つからないので、ネットで文庫本になっている中古本を買おうか?どうしょうか?悩んでいたのだが
持っていると確信している本を買うのはなぁ・・・躊躇していた。
それが今日は、歩行は出来るが座っている姿勢から立ち上がろうとすると背中が痛い。
仕方がないので家の中で、寝転んでじっと我慢をしていて、偶然に廊下の本棚の隅に収まっているのを見つけたのです。
何度も見ているのだが、どうして見けれなかったのだろう?オイラは黒い本だ!という固定観念があった。
しかし実際は箱に入っていて、オレンジ色の帯までしてあった。見逃したんだね・・・。
早速に読み始めた。山田風太郎さんの文章は完結で分かりやすい。
以下の文章は、本書からの省略と抜粋です。
67歳で亡くなった人の記述の始まりはダビンチです。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、同時代を生きた人々の中で一番多くの記述が残っている。
しかしダビンチの死の状況は分からない。
人は自分の死についての記述はできないのである。墓さえも不明である。
死んで不幸せになった人をひとりでも見た事ことがあるかね?(モンテーニュ)