昨日は、氏素性がはっきりした神様の神社を取り上げましたが、今日は神様でも民間信仰の八百万の神々の神様です。びっくりしたのは、長野県飯田市には貧乏神をまつる貧乏神神社が存在するそうです。井原西鶴著「日本永代蔵」にも貧乏神を祀ったところ貧乏神は感激して裕福にしてくれた、という話があるそうです。そして、行き倒れになった人々の霊を祀った柴神で山の入り口や峠に小さな祠で祀ってあるそうです。もうひとつ、トイレの神様、厠神(カワヤカミ)ケガレを食べつくしてしまう神様も存在する。日本にはありとあらゆるところに神様は存在しているのです。