面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

むー

2007年04月25日 | よもやま
紫亭京太郎の支援により、会社のイベントで後輩を相手に漫才を披露。
実は練習中から感じていたことだが、今回の相方役の後輩は漫才における掛け合いの“呼吸”が合わず、更に本番では途中からテンパってきてトーンダウンしていった。

それでも、東京の皆さんは喜んでくれたのだが、ウチのボスは大層ご不満。
イベント後の懇親会で、後輩君と二人でビールを注ぎにいくと、いきなり、今回はネタが悪くて全然面白くない、もっと漫才の古典的なパターンを利用して作るべきだと、誠にありがたいアドバイスをご教示いただいた。

はいはい。

ぜひ次回は台本を書いていただきたい。
そもそも、今回の台本も、先週の月曜に渡している。
つまらないというのなら、一読後にアドバイスをできたはず。
やらせてみたらあまり受けなかった結果をみて「ネタが悪い」とは、子供でもできる指摘である。

不出来は演者本人達が一番分かっている。
ましてや、後輩君は人生初漫才。
しかも、こっちの足を引っ張ってしまったと落ち込んでいる。
こっちも、今回の後輩君には悪いが指名した別の後輩君が都合悪くてイベントには参加できないとのことで、それなりにしんどい思いをしてここまで仕上げ、本番は全開以上のテンションで漫才を引っ張って、それ相応に疲れている。

それが、イベント後の開口一番が「全然面白くない」。
せめて一言目くらいは「ご苦労さん」と言えないものなのだろうか。
彼にとっては、部下は自分の出世や名誉のためのコマでしかないということがよーく分かった。

部下をコマとして認識するということは、組織の長として理解はできる。
しかしそのコマは、将棋やチェスのように木やプラスチックでできているのではない。
“感情”というものを持ち合わせた人間なのだ。
人間として扱ってもらえない上司を、人間的に尊敬することはできない。

職場の実績と社員のモチベーションが下がる一方なのも当然だろう。
“事故”も起きて当然である。

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2 コメント

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Unknown (MOmoMO)
2007-04-27 01:57:34
リーダとは?マネージメントとは?何たるや? を知りなはれ!勉強しなはれ!ねぇ。
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ありがとうございます (たけとら)
2007-04-27 12:56:07
ご本人は十分に心得ていらっしゃるおつもりですので、勉強の余地はないのでしょう。
我々宮仕えの人間は淡々とお仕えするだけです。
それもお給金のウチということですね(o^-')b
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