面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

今季初遠征

2009年04月30日 | 野球
ゴールデンウィーク突入だからと言うわけではないが、今シーズン開場した新球場・マツダZOOMZOOMスタジアムへ今季初遠征。




去年閉鎖された広島市民球場に替わって、新たに広島カープの本拠地となる球場である。
JR広島駅の東方、線路脇すぐのところに建っているので、列車が広島駅へと差し掛かると車窓からよく見える。




新大阪から1時間半ほどで到着できる広島は、名古屋と並んで格好の遠征地である。
(と言いつつ、まだナゴヤドームに行ったことが無い)
テレビ番組で紹介されているのを見ていたが、実際に目の当たりにするとワクワクする♪
阪神電車で甲子園に着くときの高揚感と同じようなものだ。
もちろん、阪神電車の車窓から見える甲子園のカクテル光線にはかなわないが。

ゴールデンウィークに突入して最初の日曜日。
相当の人出であることが、のぞみの車窓からも見てとれる。
球場へと続く道を覆う人の列は、さながら蟻の行列の如く。
しかし行列のおかげで、駅から球場まで迷うことなくたどり着ける。
もっとも、JRの線路沿いに歩いていけばいいだけの話ではある。




試合開始13時30分のところ、試合開始1時間以上前に球場入りしたにも関わらず内野自由席はほぼ満員!
しまった!まさかここまでの人出だとは。
しかも、以前の広島市民球場の内野自由席は、長ーいベンチシートの座席だったので、比較的遅めに着いてもちょっと詰めてもらったりして十分座れたものだが、新球場は一人分ずつ分かれたイスのため、収容数が減った気がする。
今回の遠征メンバー4人まとまっての座席確保は困難で、仕方なく2人ずつに分かれての観戦となった。




とりあえず席に落ち着いて試合開始を待ったが、両チームの先発投手が発表されてビックリ!
なんとタイガースは初登板のジェン(鄭)。
WBC台湾チームのエース格ピッチャーであり、好投手とは聞いていたものの、実際にどんな投球をするのか見たこともなければ、自分が得ている情報も少ない。
しかしながら初登板の投手というものは、相手バッターの側にも情報が無いため、案外抑えることができたりするもの。
そんなビギナーズラックのような幸運に賭けるか、という心持ちで試合開始を待った。

それにしてもこの試合で一番の心配は、前日に12点も取ったタイガース打線。
前日の試合で大量得点した打線は、たいてい次の日には打てなくなる。
打者が大振りするようになって、かえってバッティングが崩れるからだなどと言われるが、球界ではごく当り前のようになっているジンクスのひとつだ。

そうそう!
ライトスタンドに「ユニコーーーーーーン」と書かれた看板が!




何事かと思っていたら、奥田民夫を筆頭にユニコーンのメンバーが紹介され、なんと始球式が行われた。
てっきり奥田民夫がピッチャーかと思っていたら、さにあらず。
奥田はサードを守って、他のメンバーが(メンバーまではよく知らない)マウンドに。
一番打者の赤星が打席に入って始球式が行われたが、あろうことかデッドボールをくらわすという事態に!
ピッチャーの投球よりもはるかに緩いとはいえ硬球は当たれば痛いし、ボールが近づいて来たら反射的に避けるのがふつう。
とっさにボールを避けようとしてヘンな姿勢をとって、故障でもしたらどうするのか。
ましてや赤星は首と腰に爆弾を抱えている。
ユニコーンの連中には自重してもらいたいが、後の祭りだ。
赤星は昨日から休んでいるが、よもやあの始球式が遠因となっているのではあるまいな…


さて、試合が始まると我々の心配はものの見事に的中し、タイガース打線は広島先発・篠田の前にヒットが出ない。
それどころか初回に四球2つでランナーを出したものの、2回から4回までは走者さえ出ない貧打ぶり…
5回表、ようやく桜井がチーム初ヒットを放つと、これを足がかりに二死満塁と篠田を攻め立てた。
寒い試合にようやく日差し?




ようやく盛り上がる応援団。
ちなみにマツダスタジアムには、応援団の楽器部隊専用の席が用意されたスタンド席がしつらえてあって驚いた。
三塁側のこの席は「ビジター・パフォーマンスシート」とか言う名前が付けられていて、自分が入った内野自由席とは別物で、値段も200円高いとのこと。




しかしこの試合唯一と言えた絶好のチャンスに、打席に入った関本があっさり平凡なセンターフライで終わった…

広島側から言えば、「ピンチの後にチャンスあり」。
5回裏にジェンがランナーを二人出してピンチを招くが、なかなかどうして見事なピッチング。
しっかり無失点で凌いだが、今度は逆にタイガースにチャンスが訪れた。

6回表の攻撃。
四球出塁の鳥谷が珍しく二塁盗塁を決めると、チーム初ヒットを放った桜井が、二打席連続ヒットのタイムリーを放ち、待望の先制点をたたき出した!
(これで桜井が本当に波に乗ってくれば、これからの試合において打線もチームも一気に活気付くのだが)

味方が先制してくれると、相手投手と同じように崩れて失点するヘタレなピッチャーがよくあるが、ジェンは気負いも見せずに淡々と変わらぬ投球を見せ、見事この重要なイニングを投げきった。
スタンドから見ている分には、速球に久保田のような威圧感があるわけでもなく、また藤川のような伸びる快速球というわけでもなく、ジェフのように切れ味鋭いスライダーがあるわけでもなく、ヒットを打たれながらもノラリクラリと広島打線をかわしているようにしか見えなかった。
しかし帰宅後にスポーツニュースで見てみると、厳しいコースに伸びやかな速球がビシっと決まったりして、なかなかのピッチングだったようだ。

ピッチャーの投げ合いというよりもむしろ、貧打戦といった方がよい試合展開のなか、かろうじて1点リードしたまま終盤を迎えて、まずはタイガースのラッキー7から。
“敵地”ながら「六甲颪」が球場に流れるのは、ありがたいが不思議な感じだ。




ところがこのラッキー7の攻撃で、奇妙な代打が告げられた。
バルディリスに代わって浅井。
え!浅井?
左投手の篠田に対して右打者を、というのであればバルディリスのままでもよかった。
イニングの先頭打者として攻撃の起点を作りたいというのなら、左対左であっても平野でいくべき。
ここでの浅井起用は、非常に中途半端で意図がよく分からない。
特に浅井は捕手もできるユーティリティ・プレイヤーの要素もあり、できるだけ試合終盤まで温存しておきたい野手だ。
結局この代打策は成功せず、二死走者無しでジェンに打席が回ったところで今岡を代打に出すも全く打てる雰囲気も無く、凡退してチェンジ。
さあ1点とはいえリードしたまま迎える終盤。
あとはここ2試合温存してきた豊富なリリーフ陣にモノを言わせて、広島を圧倒して押し切るべし!




カープのラッキー7ということで、赤い風船が球場に舞った7回裏、中継ぎ第1段はアッチソン。
いつものテンポ良いピッチングでピシャッと抑えれば、更に流れはタイガースへと傾くというもの。
先頭打者の石原を緩いファーストライナーに仕留めて、まずはワンアウト!
ところが、続く石井への投球がおかしい。
ストライクを取るのに汲々として投球テンポが悪く、結局四球を与えてしまった。
続く梵に対しても四苦八苦。
アッチソンの調子が悪いときは、ひっきりなしにマウンドの周りをウロウロして落ち着きが無いが、正にその状態に陥っていて明らかに不調であることが見てとれた。
結局梵にも四球を与えたところで投手交替かと思ったら続投。
こうなるとカープも押せ押せになり、代打に喜田剛(登録名が「喜田剛」となって中日の山本昌のようだ)を起用してきた。
これはウィリアムス登板だろうと思いのほか、やはり続投。
すると、あろうことかアッチソンがボークをやらかし、カープは労せずして一死2、3塁の大チャンスを得ることができた。
もうボロボロのアッチソンは、相変わらず落ち着きがない。
そしてイヤな不安は的中し、喜田剛にライト前へ打ち返されて走者2人が生還し、逆転を許してしまった…
ここでようやく江草が出てきたが時既に遅し。
また救援した江草が良かっただけに、アッチソンを降ろすタイミングの悪さが悔しくて仕方なかった。


8回表はシュルツが登板。
1番からの好打順もあっさり三者凡退。
試合の流れはすっかりタイガースから離れてしまっていたが、8回表のカープの攻撃を江草がピシャリと抑えこみ、もう一度流れを呼び戻す素地を作って最終回を迎えられた。
やはり、かえすがえすもアッチソンを引っ張りすぎたツケは大きい…

そして9回表。
負けているとはいえ、点差はたったの1点。
マウンドにはカープの守護神・永川が上がったが、万全の調子とは言えない出来だった。
先頭の金本はセカンドライナーに倒れたが、正面を付いた不運な当たりで、決して打てなさそうではない。
もしかしてイケるのではないかと、期待が出始めたところで新井がピッチャー返しのセンター前ヒットで出塁した!
続くバッターは、タイガースの中で唯一2打席連続ヒットを放ち、貴重なタイムリーを打った桜井。
さあ、たたみかけていくか…と思ったら、ここで代打に葛城が起用された。
んー、イマイチ納得できない起用だ。
チーム唯一のマルチ安打を放っていて、前の打席ではタイムリーも打っている桜井。
次の平野と9番の江草のところで誰を代打に起用するかを考えると、ここで桜井を替えるのは得策ではない。
また、桜井の成長に期待するなら、なおさらここは桜井でいくべし!

はてなマークを脳裏に浮かべたまま試合を見ていたが、葛城はサードフライに倒れてツーアウト。
万事休すと思ったが、続く代打・桧山に対してカウントを悪くすると、広島ベンチは桧山を歩かせる策に出た。
二死ながらランナー1、2塁で打撃好調の狩野。
次の打順は投手だが、代打は藤本や岡崎しか残っていない。
狩野が決めないと…
と思っていると、見事ライト前にライナーを弾き返した!
2塁ランナーの新井が3塁を蹴る!!
やったー!まず同点と喜んだ次の瞬間、ライト廣瀬が矢のような好返球をホームへ。
捕手・石原が完璧なブロックで本塁を死守し、新井はあえなく憤死…

一瞬にして静まるタイガースファンと歓喜に沸く広島ファン。
観客席にくっきりとコントラストを残して試合が終了した。




休養十分なリリーフ陣を使いきらず、代打もチグハグな起用で、なんとも後味が悪い敗戦となって残念…
今季初遠征は、黒星スタートとなってしまったうえに、自分の観戦成績もこれで3連敗
しかし負け試合をわざわざ選んで出かけてるような気がしてきた。

しかしまだまだシーズンは始まったばかり。
これからこれから!
さあ、次はどこへ遠征するか!?


本当に凄い記録

2009年04月29日 | 野球
楽2-1日(29日) 田中が4連続完投勝利(共同通信) - goo ニュース


楽天の“マーくん”田中が、4試合連続の完投勝利を達成した。
「投手分業制」が球界の主流となって久しいが、そんな中で、開幕以来先発した試合全てで完投勝ちしている田中の記録は値打ちがある。

野村監督もインタビューに答えて言っていたが、もはや楽天のエースと言っても差し支えない。
楽天のエースと言えば、WBCで八面六臂の活躍を見せた岩隈が君臨しているではないかと言われるだろうが、100球前後の投球数で疲労を訴えて降板することがほとんどで、よほどのことが無い限り完投が見込めない彼は、真のエースとは言えない。

元来エースとは、先発した試合をひとりでまかなうことを、チームはもちろんファンからも求められ、またそれを実現するだけの力を備えている投手のことである。
今、その条件に叶う投手が何人いるだろう。
間違いなく楽天の田中は、その一人へと成長した。
これからも更に楽しみである。


TBSはどこへいく!?

2009年04月29日 | ニュースから
TBS、視聴率ピンチ 1ケタ続出、大幅改編が裏目に…(産経新聞) - goo ニュース


TBSの番組改編が大失敗に陥っているという。
特に情報系の新番組に力を入れたようで、昼も夜も新たなチャレンジに取り組んだようだが、どちらも空振りしている模様。
一番視聴者が見えていないのがテレビ局だと考えるが、それが如実に表れた結果ではあるまいか。

キムタク主演の話題作ドラマがこれから控えているようだが、それで巻き返せるかどうかは、微妙な気がする。
そしてTBSはどこへ行く…?
(別にどこへ行ってもかまわないのだが)


どこへいくのか、北野誠。

2009年04月29日 | ニュースから
「毒舌キャラ演じるため…」不適切発言の北野さん、涙で謝罪(読売新聞) - goo ニュース


いつもテレビで見ていた北野誠からは想像もつかない泣きながらの記者会見とは、よっぽど“怖い事”があったのだろう。
彼の立場になって考えてみれば、このまま自分は芸能界から消えてしまうのか…と考えると、そら恐いことこのうえない。

松竹芸能はどうするのだろう。
北野誠よ、どこへ行く!?


よっぽど

2009年04月29日 | ニュースから
「毒舌キャラ演じるため…」不適切発言の北野さん、涙で謝罪(読売新聞) - goo ニュース


何やら北野誠が孤立無援化しているように思うのは気のせいか?
よくテレビで見ていた彼からは想像もつかない泣きながらの謝罪会見とは、よほど“怖い目”に遭ったということだろう。
誠の立場になって考えてみれば、このまま芸能界復帰できずに消えていくのか…と思えば、そら恐い。

松竹芸能もどうするのだろう。
北野誠はどこへ行く!?


お元気ですか?幸せですか?

2009年04月26日 | ニュースから
結婚せず家族を支え続けた清水由貴子さん…悲しい死(スポーツニッポン) - goo ニュース


「草事件」で一気に陰に隠れた感のあった清水由貴子の突然の訃報。
欽ちゃんファミリーの一員でもあったが、最近とんと姿を見なくなっていたと思ったら、芸能界を引退していたとは知らなかった。
この訃報に伴って彼女に関する情報が報じられ、あの明るく朗らかなキャラクターからは想像もできない“家庭の事情”があったことを初めて知った。
このような形で人生の最後を選んだのだから、やはりそこには相当な苦悩があったことだろう。
彼女の心を窺い知ることはできないが、ただご冥福を祈るばかり。

合掌


今週の秀逸

2009年04月25日 | ニュースから
草なぎ容疑者宅を捜索=24日送検へ-公然わいせつ容疑で警視庁(時事通信) - goo ニュース


草剛逮捕一色で塗り潰された今週の芸能ニュース。
番組を収録し終わって本放送を待つばかりだったテレビ局は、自局の番組放送がままならなくなっただけでなく、放映が自粛されるCMのカバーリングやスポンサー対応が大変なんだろうな…とヒトゴトながらご苦労をお察しする。

さて、そんな一連の「草騒動」の中、金曜日発売の大スポの芸能面記事の見出しが、我が目をひいた。
曰く、
「江頭怒る!!“俺の裸芸とるなよ”」

今週の秀逸!


胃カメラ

2009年04月24日 | よもやま
本日。

過日受診した人間ドックでひっかかり、胃カメラを飲んできた。
二度と飲むまい!と思っていたのに、また飲むハメになろうとは、なんたるちいやサンタルチア(…死語)

それにしても前回より今日は苦しんだが、検査技師の腕の差なのか!?
この技術だけは、高いレベルでスキルを揃えておいてもらいたいものだ。
カメラが口からさし込まれていくと何度も何度もえずいてしまい、中々入っていかない。
「はい、力抜いてー」と技師は気楽に言うが、抜けるもんなら抜いている!
必死のパッチで飲み込んだが、今度は何度もゲップが出てくる。
見やすいよう胃を膨らませるためにガスが送りこまれるからだが、我慢しようとすると「はい、力抜いてー!」。
どうにもこうにも不如意極まりない。
胃カメラの映像がディスプレイに映し出されるが、とても見る余裕はない。
前回は説明を聞きながら画面を見ていたのだが。

さんざっぱら苦しんだが、結果オーライで特段の異常無し。
慢性胃炎があるので多少荒れてはいるのだが、ポリープや潰瘍などの病変無し。
いわんや癌をやの準健康体(胃炎はあるので健康体とも言いきれんわな)。

病院を出てからも、しばらくは胃の中に何かがあるような感覚が残った。
エイリアンの子供が体内に侵入したら、こんな感じなんだろうと、ひとり映画のシーンを思い出していた。

もう二度と飲むまいっ!
…て、慢性胃炎がある限り、毎回ひっかかるのか!?
う、う、う…

チョナンカン

2009年04月24日 | ニュースから
SMAP草なぎ容疑者逮捕 泥酔状態、全裸で騒いだ疑い(朝日新聞) - goo ニュース


昼休みに上司から事件を聞いてビックリ!
いやしかし、ビックリにも程がある。
SMAPのメンバーの中では、こんな犯罪からは一番遠そうなイメージだが、ファンの皆さんには承知の酒乱なのだろうか。

しかし、いくら泥酔していたとはいえ、夜中の公園でマッパとは、どうしたチョナンカン!?
通報で駆け付けた警官にも悪態をついたようだが、よほど酔わなやってられんことでもあったのだろうか…
普段がマジメでおとなしそうなだけに、なんだか気の毒ではある。

そういえば学生時代、打ち上げ一次会で泥酔して眠ってしまったマスカキーニ(芸名)を、みんなで両手両足をつかんで二次会の店へと運びこんだら、なぜだかパンツ一丁になっていて爆笑したことよ(感嘆)