面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

いつものように。

2011年07月31日 | 野球
真弓監督逆ギレ!「失敗したと言ってるやろッ」(サンケイスポーツ) - goo ニュース


真弓の致命的な継投ベタがまたも露呈して負けた模様。
(「模様」というのは中継など見ていなかったからで)
しかし真弓の継投ベタの影にひっそりと隠れる、投手コーチの久保の無能ぶりがあまり話題にならないのはいかがなものか。
いくら最後の決断を下すのが監督であるとはいえ、その監督に対して適切に助言を与えるのがコーチの役割のはず。
特に真弓は、打撃理論には定評があったほど(今となってはそれもどうだったかと思うが…)だが、投手のことが分かるとはとても思えない。
無用に続投させて失敗するケースが多いが、久保は何をやっているのか全く分からない。
だいたいピンチでマウンドに久保が行って、投手がグッと気合いが乗ったとか、しっかり立ち直ったシーンを見た記憶も無い。

いずれにしても、拙いベンチワークをカバーして優勝するには、選手が個人の能力を180%の力を発揮しなければ覚束ない。
ということは現首脳陣で優勝することなど、やはりほぼありえない。


訃報

2011年07月30日 | 野球
バレンタイン氏「彼はパイオニア」=伊良部さん死去を報道―米メディア(時事通信) - goo ニュース


アメリカでうどん屋を出したと知ったのは、もう何年も前のことだったのだな(感嘆)
それにしても、パッと見は自殺なんかからは最も距離が遠そうな気がしたのだが、なんでも、“心の闇”を常に抱えて生きてきたところがあるのだとか。
何があったのかは大スポの記事を読むくらいしかないのだが、ふてぶてしい彼の姿からは想像できないほどの“闇”が、彼の心の中に広がっていたのだろう。

そういえば、2、3年前に職場の近所の飲み屋でトラブルを起こして逮捕されたとき、同じビルにある職場の諸先輩御用達の立ち飲み屋で飲んでいた隣の課長が、
「なんやモメ事があったとかで見に行ったら伊良部がいてた!」
と翌日興奮気味に、しかしタイガースファンの課長はどこか嬉しそうにしゃべっていたのを思い出す。
伊良部の動向を知ったのは、あのときが最後だった気がする。
(ロクでもない動向だったが…)

冥福を祈るのみ。
合掌


確かに独自技術!

2011年07月24日 | ニュースから
安全軽視のツケ現実に 中国高速鉄道 「信じがたい事故」(産経新聞) - goo ニュース


とうとう大事故を引き起こした中国の高速鉄道。
他国の技術をパクっておきながら「独自技術だ」と言い張ってきたが、確かにその主張に間違いは無かった。
安全性を無視した設計に基づいた技術なのだから、他国には無い「中国独自技術」である。

中国において一番安いのは“人間の値段”なのであり、国の面子のためには真っ先に犠牲になる。
従って、国の面子が保たれるのであれば、どれだけ危険な鉄道を作って大事故によって人民の命が奪われても構わないわけで、今回の事故もある意味想定内のことだろう。
ただ安全面で外国から非難されることが面倒くさいと考えているくらいのものではないか。

なにはともあれ、今回の事故で「独自技術」であることが分かったので、他国の技術をそのまま使っておいて何を言う!と憤っていた不明をお詫びしよう。


かたなし、やむなし、しかし功績?

2011年07月20日 | ニュースから
蓮舫氏「優勝すごい」でツイッター炎上(サンケイスポーツ) - goo ニュース


事業仕分けで一躍名を馳せた蓮舫議員のツイッターが炎上したという。
自身の行政刷新相時代にスポーツ振興費を“仕分け”し、なでしこジャパンもその煽りを受けたと言えるのだから、仕分けの張本人たる蓮舫議員がその仕分け対象が優勝したことに発言すれば炎上するのも想像できるというもの。
かつては女性首相候補とまで言われた人気も今やかたなしだが、自分で撒いた種でもありやむなし。

それにしても、スーパーコンピューターといい、彼女がバッサリ仕分けした事業が次々世界一になるのは皮肉と言えるが、逆の見方をすれば、仕分けされた悔しさから立ち上がったとも言えまいか?
であるならば、蓮舫議員の功績はスゴイ!?


そんなもん。

2011年07月19日 | ニュースから
地デジアンテナ工事、駆け込み依頼殺到 「なぜもっと早く」業者てんてこ舞い(産経新聞) - goo ニュース


既に地デジ対策は済んでいるが、世の中そんなに用意周到な人間ばかりではない。
というより、どちらかといえば追い込まれなければ動かない人間の方が多いのではないだろうか。
「ああ、『地デジ』対策とか、せんとアカンわなあ」
と思っていても、具体的にどうすればいいか分からず、かと言って何をしなければならないかを調べるのも面倒くさく、何か行動を起こすのも億劫で、
「まあ、まだ日があるから」
と放ったらかしているうちに、気がつけば“目前”に迫っているというパターンを踏んでいる御仁は山のようにいるはず。
どこらへんまでくれば「追い込まれた」と思うかどうかの違いで、動く早さの違いが出ているということだろう。

これまでのように地デジ対策を個々人の責任に委ねていれば、切り替わった途端に「テレビが見られない!」と騒ぐ人間が0になることなど考えられないのだが、あとは騒いで苦情を申し立ててくる人間がどれほどいるかによって、混乱の度合いが変わってくるのだろう。
ある種、どのような結果になるか楽しみだ。


「スカイライン -征服-」

2011年07月18日 | 映画
ジャロッド(エリック・バルフォー)は、ガールフレンドのエレイン(スコッティ・トンプソン)を連れてロスに住む親友のペントハウスを訪れていた。
翌日の早朝、二人はブラインドから差しこむ青白い光と不気味な音で目を覚ます。
隣室では、同じく青白い光を窓越しに直接見た友人が、その光の中へと吸い込まれて姿を消してしまう。
何事が起きているのか分からないまま窓の外の風景を見て、皆は唖然とした。
見たことのない巨大な飛行物体が、地上から人間を吸い上げていたのだ。
しかもその謎の飛行物体は1機だけではなく、空を覆いつくさんばかりに飛来していた。
信じられない光景を目の当たりにして、彼らは唖然と立ち尽くすしかなかったのだが、それは絶望の淵へと向かう3日間の序章に過ぎなかった…


ロスの超高級マンションに集まったごく普通の人々が遭遇した、エイリアンによる地球征服が進行していく3日間を描くSFパニック映画。
呆然とするも懸命に脱出を試みて失敗、軍隊に助けを乞うも当てにできず、時間の経過と共にじわじわと追い込まれていく登場人物達の様子に、観ているこちらも息が詰まってくる。
「インデペンデンスデイ」や「宇宙戦争」のように、人類の英知や勇気、愛で立ち向かっていく…というような、力強さや希望を描かないとこころが妙にリアルで恐ろしい。
しかし、ラストシーンに人類の“救済の可能性”を観ることができる点に救われなくもない…


「アバター」や「2012」を手がけたVFXチームによる絶望的な風景が斬新な、超B級SFディザスター・ムービー。


スカイライン -征服-
2010年/アメリカ  監督:グレッグ・ストラウス、コリン・ストラウス
出演:エリック・バルフォー、クリスタル・リード、スコッティ・トンプソン、ブリタニー・ダニエル、ドナルド・アデオサン・フェイソン

「大鹿村騒動記」

2011年07月14日 | 映画
南アルプスの麓にある大鹿村で、「ディア・イーター」という鹿肉料理店を営む風祭善(原田芳雄)は、サングラスにテンガロンハットという、時代遅れのカウボーイのような一風変わったいでたちの気のいい男。
大鹿村で300年に渡って守られてきた村芝居「大鹿歌舞伎」の花形役者である彼の心には、ちょっとした傷があった。
それというのも18年前、妻が自分の親友と駆け落ちして逃げてしまったのだ。
善は「大鹿歌舞伎」の晴れ舞台を何よりの楽しみにしながら、冴えない独り暮らしを続けてきたのだった。

今年の「大鹿歌舞伎」公演を5日後に控えたある日、なんと18年間音信不通だった妻の貴子(大楠道代)が、ひょっこりと帰ってきた。
しかも、駆け落ち相手で善の親友である能村治(岸部一徳)も一緒に姿を現した。
あぜんとする善に治は言った。
「ごめん。どうしようもなくて……返す!」
貴子は認知症を患っていて、今では治と駆け落ちしたことさえ忘れてしまい、治のことを「善ちゃん」と呼ぶ始末。
治はいたたまれず、面倒を見切れないと、夫である善のもとへ貴子を返しに来たのであった。
そんな治に怒りをぶちまける善だったが、貴子を引き取って一緒に暮らし始めるが、症状が進んだ貴子に振り回され、散々な目に遭うことに。

一方、大鹿村にリニア新幹線を誘致する話を巡って住人が対立し、「大鹿歌舞伎」の役者達の間にも溝が生じてしまう。
更に台風がやってきて、役者の一人が大ケガをして入院してしまった。
歌舞伎どころではない状況が発生する中、どんな天災が起こったときでも、戦争の時でさえ途絶えることなく300年にも渡って続いてきた「大鹿歌舞伎」は、無事に幕を開くことはできるのだろうか…


長野県の山間にある小さな村・大鹿村に巻き起こる騒動を描いた人情喜劇。
「大鹿歌舞伎」を守り続けてきた村の風景が清々しい。
深い緑に覆われた山並みに、抜けるような青空が広がるコントラストはもちろんのこと、山の斜面に作られた棚田、古い民家や農家の佇まいなどの“日本の原風景”に心が洗われる。

また、登場人物も皆、素朴な善人ばかり。
騒動が起きてもどこか微笑ましく、心がなごむのだが、キャラクターの設定だけでなく、村人達を演じる役者陣の力によるところも大きい。
主演の原田芳雄と妻・貴子役の大楠道代、駆け落ち相手である治役の岸部一徳の3人による、切なくもおかしい掛け合いは絶妙。
そして石橋蓮司、松たか子、佐藤浩市、瑛太、三国連太郎、でんでん、小野武彦と、実力派揃いの役者達がしっかりと脇を固め、味わい深い人物像を作り上げている。
ひと癖もふた癖もある人々による群像劇は、フェデリコ・フェリーニ的な人間喜劇のテイストを醸し出す。

クライマックスの「大鹿歌舞伎」で、主役の景清を演じる善のセリフが印象的。
「仇も恨みも、これまで、これまで。」
18年間の様々な思いを歌舞伎のセリフに乗せて総括し、また新しい一歩を踏み出そうという気持ちが伝わってきて心が温かくなる。


笑って泣いて、そして実際に演じられる舞台と衣装を使った「大鹿歌舞伎」のシーンでは鳥肌が立つほどの感動を覚えながら、ラストシーンではちょっと“外して”笑わされるところが憎い。
松竹新喜劇的な展開は、大阪出身の阪本監督ならではか。
昔ながらの「世話物」の王道を行く“オトナのコメディ”。

都会の生活に疲れた現代人必見。
自然と人に癒される人情喜劇の傑作!


大鹿村騒動記
2011年/日本  監督:阪本順治
出演:原田芳雄、大楠道代、岸部一徳、石橋蓮司、松たか子、佐藤浩市、瑛太、三国連太郎、でんでん、小野武彦

中国仕様

2011年07月12日 | ニュースから
開業間もない北京上海高速鉄道が雷雨で故障19本遅れ(朝日新聞) - goo ニュース


お得意の突貫工事で開通させた“新幹線モドキ”に、試運転など、あろうはずがない。
あるいは、目に見えない部分は何でもOKの“中国仕様”に則り、ちょっとしたことですぐ故障するのではなかろうか。
なにはともあれ、超高速運転中に大事故を起こして大惨事にならないことを祈るばかり。


「アンダルシア 女神の報復 

2011年07月11日 | 映画
スペイン北部の小国・アンドラ公国で、日本人投資家の川島(谷原章介)の遺体が発見された。
各国の財務大臣による国際会議の準備でパリに入っていた外交官・黒田康作(織田裕二)は、事態把握の調査を命じられてアンドラへ飛ぶと、現場には2人の日本人がいた。
遺体の第一発見者であるビクトル銀行行員の新藤結花(黒木メイサ)と、事件を担当するインターポール捜査官の神足誠(伊藤英明)。
多くを語らず、何かに怯える結花と、捜査情報を隠そうとする神足。
2人の言動をいぶかしがる黒田だったが、結花を保護するために、バルセロナの日本領事館に向かった3人は、正体不明の武装グループから襲撃される。
事件に何か裏があると確信した黒田は、馴染みのジャーナリスト佐伯(福山雅治)から得た情報を元に、国際テロ組織によるマネー・ロンダリングと投資家殺人との関連について調査を進める。
一方、神足はビクトル銀行のブローカーがアンダルシア地方で巨額の不正融資の取引が行われるとの情報を得る。
しかし、真相を追ってアンダルシアに向かう黒田に、任務中止の命令が下された…


前作「アマルフィ 女神の報酬」に次ぐシリーズ第二弾。
ブラックマネーが飛び交う国際金融犯罪を、外務省邦人テロ対策室に所属する外交官・黒田康作が追う。
一介の行員にも関わらず、何者かに命を狙われる結花。
アンドラの邦人死亡事件を、強盗による単純な殺人事件として簡単に済ませようとする神足。
実は心に闇を抱える二人の真相に迫るにつれて、黒田の身辺は緊張感を増していく。

パリに始まり、雪深い小国・アンドラ、バルセロナ、アンダルシア地方と、全編ヨーロッパを舞台に、派手なカーチェイスや美しい風景描写など、映画ならではの見応えある展開で最後まで飽きさせない。
「外交官・黒田康作」シリーズは、テレビドラマよりも映画のスクリーンがよく似合う。
ただの“2時間ドラマ”に終わらないスケールの大きさが、作品の最大の魅力だ。


デートにうってつけの、観て損の無い、分かり易く安心して楽しめる娯楽大作。


アンダルシア 女神の報復
2011年/日本  監督:西谷弘
出演:織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明、戸田恵梨香、谷原章介

連帯感

2011年07月10日 | 野球
ヤクルト快勝…阪神、13残塁で能見援護できず(読売新聞) - goo ニュース


昨日の「横綱相撲」のような試合から一転、またも“あと一本”が出ない便秘試合で完敗。
改めて近年のタイガースの戦いぶりに物足りなさを感じる要因に気がついた。

最も象徴的だったのは6回の攻撃。
ノーアウトから鳥谷が出たものの、マートン、ブラゼルと倒れて二死。
しかし新井が珍しく(どうせ得点圏ではなかったからだろう)ヒットを打って、二死ながらも1、2塁にチャンスが広がった。
ここで林が打席に入るものと思ったら、いきなり代打・桧山が告げられた。
まだ2打席しか回っていない林で、しかもイニングはまだ6回。
ここまでの結果が思わしくなかったので代打策は理解できるが、桧山にどこまで準備させていたかが甚だ疑問の采配だった。
そもそも次打者席に立っていたのは林であったし、代打を告げられてから桧山が登場するまで妙に時間がかかっていたのは不自然。
おそらく桧山は、この回の起用はないものと考え、ベンチ裏で次回以降に備えていたところへいきなり代打を告げられて慌てて用意をした、というのが真相ではなかろうか。
1、2球見送って簡単に追い込まれた後ファールで逃げたものの、最後は低めのボール球になるフォークにバットが空を切って終わってしまった。

先の2打席での林の様子を見て、増渕に対して全く使えないと判断したのなら、新井に打順が回ったところで桧山をネクストサークルに立たせて、増渕の投球を実際の目で確かめさせてタイミングを計らせるべき。
それを新井がヒットで出ると慌てて桧山を呼びにやるというのは、真弓自身が何の準備もせず、ボーっと試合の流れを眺めていただけに過ぎないことの証し。
監督に心の準備が無いものを、選手が準備せよといっても無理な話だ。

しかも真弓は、性懲りも無く8回にも同じような采配を見せている。
代打金本が敬遠されて二死1、2塁とチャンスの芽が広がった場面での柴田の起用。
このときもネクストサークルにいたのは藤井であった。
藤井は直前の打席でもヒットを打っており、気分的に乗っていたはず。
それにここ数試合、勝負強い打撃を見せており、素人目にも今、良い波に乗っているのは明白である。
にも関わらず、これもいきなり代打柴田を告げて藤井を下げてしまった。
その中で四球を選んだ柴田は天晴れだったが、続く代打の新井弟があえなく倒れ、結局さほど調子の良く無さそうなバーネットに無得点。
その裏、致命的な2点を奪われて、その時点でゲームセット。

威力ある速球を投げていた増渕には腕っ節が強く速球に負けない新井良太か浅井を代打に送り、最後のヤマ場に向けて桧山を送れていれば違う結果が期待できたものを、代打の順序からして納得の「な」の字も出ない。
何より、6回の代打策について、桧山と真弓の間に「あうんの呼吸」は一切感じられなかったことだけは確か。
無策な真弓の姿勢に、首脳陣と選手に連帯感が生まれるはずがない。
ここぞの場面でチャンスをものにできず、大型連勝する勢いも生まれないのは、チームとしての一体感の欠如が最大の要因ではないだろうか。

林への期待も見せず、桧山のモチベーションをコントロールすることもできず、藤井の好調さに乗ることもせず、行き当たりばったりの選手起用でムダに野手を使い果たし、いつの間にやら総力戦となっていた。
真弓の無能ぶりを改めて見せつけられ、またしても不愉快極まりない試合を見てしまった。
たまにはシビレルような名采配で、胸のすくような試合を見せてほしいものだが、真弓に期待するだけムダというものか…