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英語正課は本当に必要か?

小学校5・6年生の英語正課化が発表されて、やはり現場の先生はあまり気が乗らない、というのが本音のようです。

全国に英語の専門教員を配置するならまだしも、多分現場の先生が英語を教えることになるのではないか、と思われているし、脱ゆとりで結構カリキュラムが増えたにもかかわらず、土曜日授業はやっていないので、そうなると当然、現場としての負担はさらに増してくる。

しっかりとした体制で臨まないと現場は混乱が増すばかりだろうと思うのです。

英語の語学力が必要なのは確かだが、しかし、どれだけがの人が英語を外人と対等に話す必要があるか、といえばそれはそれほどではない。

今までもそうだったから、これからもその事情はあまり変わらないでしょう。

もちろん英語の勉強はした方が良い、が中学校から専門の先生が教えるで良いのではないかと思うのです。それより小学生で身につけるべきことをちゃんとやった方が良いのではないか。

脱ゆとりのカリキュラムが現場で十分にこなせているとすでに考えられているとすれば、それは認識が違うことのように思えます。


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数の性質に関する問題

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労作展中の催し物



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質問できない子

クラスの人数がいると、授業中に質問しにくい部分がある。

先生に「わかった?」と聞かれるとつい、うなずいてしまったりする。本当はもう一度説明して欲しいと思っても、そうはいかない。

さらに、

「え、そんな簡単なこと聞くの???」

と他の子に言われるかもしれない、などと考えてしまうから、さらに質問ができなくなる。

今はそういう子が案外多いのではないかと思うのです。

「わからない? じゃあ先生に聞いてらっしゃい」

と言われても、どうやって先生に聞いて良いのか。ようやく何とか先生を見つけて「これ、わかりません」と言い出せたとしても、また教えてもらって「わかった?」と聞かれると、ついうなずいてしまったり・・・。

で、わからないことが積み重なってしまうと、なかなか取り返せなくなってしまうので、本当にわかっているのか、よく確かめておくことが特に5年生のときには必要です、



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休みがない?


中学受験 算数オンライン塾

9月19日の問題












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練習して覚えなさい、ただそれだけです。

6年生はすでに大方のことは習っているので、あとはそれをどう答案に反映するか、確実に得点するか、にかかっています。

だから四の五の言わず、練習しなさい。

そして覚えていないことは覚えなさい。

ということに尽きる。

別に塾でなくても自宅でもいい。あるいは逆に塾の自習室でもいいかもしれない。

サッカーだって、野球だって、ピアノだって、全部同じ。

練習しなきゃ、できるようにならない。

問題を解かないと、わかるようにはならないのです。ただし、すべての問題を網羅する、などと考えてはいけない。あるいは過去問すべて解いたから十分、ということにもならない。

入試に到るその日まで、やれる練習は全部やる。

無理なことはやらなくていい。

しかし、できることはしっかりやりきる。

そういう覚悟は絶対に必要です。

何、残りはあと5ヶ月もないのです。

中学入試前に、

「いやあ、あのときはがんばった」

と思えるほどやっていれば十分だから、がんばりましょう。



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雲の問題


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平面図形の問題





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モチベーションができるまでは

小学校3年生から受験準備が始まる塾が増えました。

で、小学校3年生のときに、子どもたちに何か具体的なモチベーションがあるか、といえばそんなことはない。

お兄ちゃんやお姉ちゃんが中学受験をしている、というのであれば、多少なりとも意識は違うでしょうが、今は多くの子どもたちがひとりっこなので、それもなかなか難しい。

しかし、そこでなかなかハードな勉強が始まると、それは子どもたちにとって相当しんどいことになるわけです。

だからモチベーションができるまでは塾は基本的に楽しいところでなければならない。

多少熱があろうが、雨が降っていようが? 塾には行くんだ、という気持ちにならないといけないのです。

例えば友だちと会えるから楽しい。

あの先生のおもしろい話が楽しい。

みんなとお弁当が食べられるから楽しい。

賞品がもらえるから楽しい。

別に勉強と直接結びつかなくてもいいのです。でも、そうやって通っているウチに段々、志望校も決まってきて、その学校にどうしても行きたい、合格したいというモチベーションができれば、あとはがんばってもらえればいいのです。

最近の塾の話を聞いていると、『楽しい』という話はあまり出てこなくなりました。



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学ぶべき時期


中学受験 算数オンライン塾

9月17日の問題












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再生ボタンと早送りボタン

先日、家人と録画した番組を見ていました。その番組はNHKの人気番組ですが、面白いので私はすでに3回目。

まあ、横で家人がじっくり見ていたのですが、曰く

「これで2回目だけど、初めて知ったことがいくつかある。」

いや、そうなのだろうと思うのです。私たちはちゃんと見ているようで、実はその側から忘れている。

忘れているだけなら良いが、違う形で覚えていたりする。

だから、もう一度見る、ということは案外大事なのですが、しかし、そうなると2倍時間がかかる。

そこで早送りボタンです。

知っていると思うところはどんどんすっ飛ばす。ここは知らない、というところだけもう一度見る。

動画授業を制作していて、先生はていねいに説明をしているのだけれど、「まどろっこしい」と感じる子どもたちもいるだろうなあ、と思います。

リアルな場面では「黙って聞いていなさい」と怒られるかもしれないが、早送りボタンがこっちにはある。

学習の高速道路、という話を先日しましたが、こういう意味でも高速になる部分はあるわけです。



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徒労感


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志望理由





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確実に合格する学校

併願校を選んでいく過程で、割と良く勧められるのが「確実に合格する学校を1校は選んでください。」という方法。

これはある意味その通りだと思うのです。

連敗はやはり子どもたちにとって厳しい。いったん止まって合格すれば、日程が短くても気分が切り替わる。

親としても安心するところがあるから、そこから良い結果が生まれることもあるでしょう。

そういう学校が、行かせても良いと思えるのであれば、それはぜひその学校を併願校に加えてほしいと思います。

しかしながら・・・

納得がいかない場合もある。ここまでやってきて、ある学校を塾から薦められる。3年生から通ってきて、そこですか?みたいな印象を受ける場合もあるかもしれません。

塾としては確実に合格する学校を、と考えるから、そういう提案になるのだと思うのですが、どうしても納得できない場合は、やめてもいいかもしれない。

その場合、公立に進むこともあり得るから、それでも良いかを家庭として決められるかがポイントです。

もちろん他の併願校を受けるにしても、それが確実でない、ということはあり得るわけですから、そこをしっかり決めないといけない。

合格した後、行くかどうかはまた考える時間はありますから、とりあえず受けておく、という手もありますが、しかし、最初から行かせたくない、と思うのであれば、これはやはり腹を決める必要がある。

家庭として、どこまでをラインとするのか、そこをまず決めてしまうことが大事です。


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なぜこうなるのかを考える


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9月15日の問題












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式が書ける子は伸びる

5年生のうちから、式がしっかり書けるようになっている子は算数が伸びます。

逆に式を書かずに、何とか暗算で済まそうと考えている子は、当然壁にぶつかる。

例えば3.14の計算をまとめようと思ったら、これは大人でも式を書かないと済まない。分数の計算も、複雑になれば当然式を書いて進んだ方が確実になる。

そして、式が書けるようになれば、式を見直すことができる。

ここで、間違えている。

そういう箇所が見つかれば、修正すればいいだけだから、やがて確実性が増すことになるのです。

少なくも5年生の秋の段階で、式がちゃんとまともに書けないとこの先はさらに難しくなる。

未だに、問題の片隅にちょこっと筆算を書いて済まそうなどと考えている子は、さらに壁にぶつかるので要注意です。

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第237回 カリキュラムの罠
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やりとりに関する問題
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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欲しいのは学習履歴

中学入試は独自入試ですから、各校が入試問題を作ります。

自分の学校が求める人材像をある程度想定した上で、こんな子がほしい、こういうことができる子がほしい、ということを問題に反映していく。

で、これは明確に入試傾向で出てくるところがあるので、それをとらえて対策する。

ある意味、当然のやり方でしょう。したがって多くの塾で学校別特訓が作られ、その傾向に従って問題を解く。

あるいは、そういう学校別特訓がなくても、ある程度出題傾向をとらえられていれば、お父さん、お母さんが似た問題を選ぶことができるかもしれない。

過去問をしっかりやる、というのはその意味では最も妥当な対策法になるわけです。

で、これを学習するということでも、ある程度ショートカットできる。つまり合格したい学校に備えることはできるわけですが、しかし、本当を言うともっと効率化できる方法があるのです。

それが学習履歴。

例えば電気について、その子が本当に理解できていれば、電気が良く出る学校を受験しても何ら問題はない。計算問題が出題されているということがわかっても、別にたくさんの問題を解く必要はなくなります。

しかし、もしそうでないとすれば、最も強化しなければいけないところになるかもしれないのです。

よくお話しすることですが、やらなければいけないことは

良く出て

できないところ

になるわけです。

で、出題傾向を見れば良く出て、はつかめる。

しかし、できないところ、というのはそれぞれ個人の履歴であって、これはいろいろなパターンがあり得る。

それを6年生の今から、考えることはなかなか大変な作業です。

だから、履歴を残せるようにしたらいい、というのがフリーダム進学教室の発想でした。WEBで問題演習の答え合わせをする、ということは何となく面倒だ、と感じられるかもしれない。

しかし、その過程で子どもたちの学習履歴が残り、DB化されたら1年後、何をやらなければいけないか、明確に分かるのです。

データ化することで最短コースを行くことが実は最も大事なポイントで、動画で授業が見れるのもメリットではあるけれど、本当のメリットはそこではないのです。

フリーダム進学教室

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容積に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

9月13日の問題
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心が折れる子


3年生、4年生から毎月試験を受けながら勉強してきて、6年生の夏休みもそれなりにがんばった。で、模擬試験を受けて出てきた結果が、あまり芳しくない。あるいは、かなり悪い、そういう子どもたちは少なくありません。

当たり前ですが、集団全体が向上しているわけだから、その中で抜きん出て向上しなければ偏差値は上には上がらない。しかし、みんなが塾がかりになっているケースが多いので、塾の勉強のペースでやっているからそう大きな変化が個人に起きにくいのです。

これがまったく塾と違うやり方をしていれば、突然、上位ということもなくはないでしょうが、そういう子どもたちは今の時代は決して多くはない。昔は案外秋になって彗星のごとくに現れる子がいましたが、今はそういうことはほとんどなくなりました。

だから、そういうもんだ、と言ってしまえばそれまでなのですが、しかし、本人も家族もそれなりにがんばったと思っているから、成績が良くならない、と言うことに関してはやはり心が折れるケースが出てきます。

それに9月の試験は成績が悪くなりやすい。これは以前にもお話ししましたが、夏休みでがんばってたくさん勉強すると、それが混乱を招く。知識は増えたが、それがまだ正確とはいえないので、間違えるし、またミスも多い。

なので、あまり期待しない方が良い、とお話ししていますが、がんばった分だけどうしても期待してしまうでしょう。

これから先、毎月、模擬試験があるし、そうなれば合格可能性や偏差値が出てくるでしょう。併願校を決めるためにデータとして使うのはいいが、それで子どもの力を決めつけてしまっても良くない。試験で出た偏差値は、あくまでその試験の中での相対的な位置を示すだけですから、ウチの子はこのくらい、と考えてはいけないのです。

これから、気をつけないといけないのは、親も子も心が折れやすくなること。試験の結果に一喜一憂してはいけない、と良くお話ししていますが、しかし、それでもやはりがっかりする事はあるわけで、親はそろそろ腹を決めていなければなりません。

「中学受験の結果で子どもの将来は決まらない。」

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自分でやれる受験は高校受験から
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ブレザー
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塾が提供することを全部やれるわけがない

塾はいろいろな目標の子どもたちを想定していろいろな教材やコース、テキスト、問題集を作っています。

テキストにしても基本から練習、応用、発展と問題は段階をおっているわけですが、作る側はもちろんこれを一人の子が全部やるなどとは想定していない。

ある子は練習まででいいかもしれない。ある子は発展だけやればいいかもしれない。それぞれの目標にしたがって、それぞれやるべきことをやればいいのです。

2学期になってクラスが増えた子どもたちがほとんどでしょうが、それ全部行かなければいけないものか、やはり判断する必要がある。

セットになっているからといっても、時間がもったいない場合も当然あるわけです。つまり、その授業を受けるぐらいなら、家で過去問をやった方が良い、ということは当然あり得る。

もちろん塾の先生はそんなことは言いません。(心の中は違う考えかもしれませんが)

なので、そこはお父さん、お母さんがしっかり判断していかないといけない。

子どもの体力も時間も有限ですから、いかに効率良く進めるか、ここはどうしても親の判断が必要な場面なのです。

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力のつりあいに関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

9月11日の問題
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