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英語と帰国子女入試

日本は明治維新以来、外国語を日本語に直していろいろと難しい学問を日本語で勉強してきた。したがって今でもかなりの分野で日本語で十分に研究ができるわけですが、そういう国はあまり多くはない。

特に新興国と呼ばれている国々では、母国語に専門用語が元々多くない。だから、勉強するのなら英語で勉強した方が手っ取り早い。それで、今は逆転現象が起こっているところがある。新興国で勉強している学生たちがインターネットを使って、さらに高等教育に進む。成績の良い生徒たちは奨学金などを利用してアメリカの大学に進む、ということになり、日本はどちらかといえば、ガラパゴス化するような雰囲気があります。

だから、早くから英語をできるようにした方が良い、という風潮はあって、今は小さい頃から英語教育が盛んになってきているし、文部科学省も小学校から英語を正課にしようと考えているところがある。

しかし、ここは難しいところで日本は日本語で楽に生活ができる。英語ができなくてもひとまず困ることはない。この状況は現状、あまり変わらないでしょう。そうなると、生活の場を海外に移した方が確実に英語はできるようになる。

実は中学入試で算数ができると有利なように、大学入試では英語ができると有利なのです。だから、帰国子女をとろう、という動きかかなり以前から受験校を中心にあって、帰国子女入試が行われてきたのですが、ここのところちょっと雰囲気が変わってきた。

つまり、そういう帰国子女の入試で特に算数や国語の試験を重視するようになってきたのです。ただ、英語ができても、多分、自校の授業でうまくいかない、という場合があるからでしょう。

となると、これはやはり国内にいた方が良いか、という意見もあるかもしれないが、長期的に見ればそんなことはないでしょう。

グローバル化は先にどんどん進んでいるから、当然英語ができた方が良い。英語圏で生活ができる、ということはそう誰もができる経験ではないので、やはりそちらを重視した方が良いでしょう。なに、算数や国語は、海外にいても勉強する方法はありますから。

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元気な時間に勉強する
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金属に関する問題
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学習の高速道路

将棋の羽生さんが以前、学習の高速道路という話をされていました。

将棋の学び方にはいろいろあるが、インターネットが広がってから棋譜にしてもDB化されているし、将棋のソフトもどんどん強くなっているから、意志がある人が一気にあるレベルまで上達することは容易になった。ただし、その一定のレベルになった先が大変になったということでした。先が大変になる、というのはプロとしての進歩が大渋滞、ということだったのですが、実は、中学受験の状況を見ていても、そういう道具は結構たくさんあるわけです。

しかし、高速道路にはなっていない。

むしろ、大変になりすぎている印象があります。

昔、小学生が塾に行く、ということはあまりなかったので(夜、小学生が出歩くことは危険だとされていましたから)、家で学習して日曜テストでチェックするというのが一般的なやり方でした。

しかし、それが塾に取って代わり、塾が生徒を囲い込むようになって、家庭から塾へ主導権が移ったので、本来すでに高速道路化しているにもかかわらず、みんなで一般道を走っている、みたいなことになっているように思えるのです。

イメージとしては団体のバスに乗せられて向かっている感じ。本当はそんなことはとっくに分かっている、と思っている子もそのペースに合わせなければならず、またそれでもやりきれない子はどうしようもなくなっている、ということなのではないでしょうか。

それに気がついて、家庭でいろいろなことを始められた結果、「そんなに大変なことをしなくても」という思いに変わっておられる方も少しずつ増えているように思えますが。

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ずっとついている必要はない
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9月9日の問題
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親が思う努力のレベル、子が思う努力のレベル

たまに、「ウチノ子、よく頑張ってます。」と言われるお母さんとお話しをすることがありますが、まあ、1年に1人か2人ぐらい?

あとは「先生、ウチノ子勉強しません!!」

と言われていることが多いような気がします。

でも、子どもたちの感覚からすると、良くやっていると思っているのではないでしょうか。

だいたい、学校に行って、それから帰ってきて食事もそこそこに塾にでかけ、夜九時ぐらいまで、勉強する。

(うーん、週3日、夜9時まで残業して、土日も出勤と言われているようなもんでしょうね。)

だから、これ以上何を言うんだ、という感覚はあるのではないでしょうか。

でも過去問も残っているし、暗記も出来てないし・・・。

だからやることを整理しないといけない。またそれを塾でやるのか、家庭でやるのかも決めておかないといけない。

塾でやる、ということであれば、もうそれはそれを信じるしかないわけですが、しかし、まあ、結果はテストを見ればすぐわかる。

もし結果が出なければ、やり方を変えるしかないわけです。

ということで、子どもたちは「目一杯やっている」と思っています。

ここから出発しないと、必ず親子げんかになりますからご注意を。

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親の腕の見せ所
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家庭学習だけの中学受験は可能か?

中学受験の内容は小学校で学習する内容から大きくかけ離れています。

したがって、中学受験の準備は塾に行かなければいけない、というのが定説になっているわけですが、本当にそうかといえばそうでは当然ありません。

実際にたくさんの教材や問題集があり、通信教育もあるわけだから、やるべきことは十分に用意されていると言ってもいいのです。

ただ、それをどうやって組み立て子どもにやらせるかということが大変だし、お父さん、お母さんもそれだけの時間的な余裕がないと思うから塾に預けるわけです。

しかし、塾は現在、少子化の中で生徒の確保が大変です。したがって小さいころから囲い込むシステムに変わってしまい、通塾する時間も以前に比べると格段に長くなりました。一人あたりの売り上げを上げないと行けなくなったからです。

で、結果として子どもたちは大変になった。小学校3年生から塾に通い、習いごとやスポーツもやめれなければいけなくなった。

そんなに大変なら、中学受験はやめようとか、考えるご家庭も多いでしょう。

しかし、中学受験はやはりメリットがある。特に高校受験に中断されない6年一貫教育は思春期の子どもたちにとっては実りが多い。なので、楽をして中学受験をすればいいのです。

実際に、上手に教材を使いながらお子さんを志望校に合格させたお父さん、お母さんは結構たくさんいるし、最初のうちは通塾の負担を減らしたご家庭も多いのです。

ただ、そのためには、お子さんの負担を軽減するために、多少なりともお父さん、お母さんが研究をしないといけない。

時間をかけないといけない部分があります。ただ、その分だけ子どもたちの勉強は効率化するし、成績は上がりやすくなる。

その仕組みをこれまで半年かけて作ってきました。それがフリーダム進学教室です。

ぜひ一度、中身をのぞいてみてください。1ヶ月無料でお使いいただけ、5年前期の分は全てご覧いただけます。

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第236回 模擬試験は各回テーマを持て
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9月7日の問題
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限界を見極める?

シンクロの井村コーチはその選手の限界を見極めることができるのだそうです。

まあ、たくさんの選手を見てるから、ということもあるだろうし、実際に日本代表レベルだから、相当に追い込んでも大丈夫だろう、ということは想像できますが、しかし、当然のことながら、中学受験生を限界まで追い詰める、というのは本来あってはいけないことだ、と思っています。

まあ、「私は見極められる」という人もいるかもしれないが、しかし、まあ、あまり無理なことはさせない方が良い、と思うのです。

そういうのは本人が十分にそれに耐えられるいろいろな力がついてからやればいいことであって、少なくとも中学受験の時期はそういうことをやるだけの体力も忍耐力もないのが普通なのです。

それをあると思い込んでしまうと、失敗してしまう。大事なことを見失わないようにした方が良いでしょう。

子どもたちの成長はまだまだ先があるのですから。


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速さに関する問題
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落ち着いている子

テスト中、慌てて解いてミスをしたり、見たこともない問題に焦っている子は割と良く見かけるのですが、一方で、淡々としている子もいるものです。

「自分が出来る問題だけ答えればいい」

と達観しているところがあるのですが、なかなか芯が強い。

だからといってあきらめが良いわけでもない。自分なりの解けるかどうか、ぎりぎりのところで勝負はしているものの、しかし、「できなくても仕方がない」と思っているところがあるようです。

こういう子は非常に安定して点数をとる。

あまりミスをしない。問題の読み間違いも滅多に出ない。

どうしてそういう子に育つのか、いろいろ背景を気にしているのですが、たまに合点がいくときがある。

例えば剣道。

強いらしい。相手が動く瞬間に小手を打つ、というようなことに卓越した技を持っている。

なるほど、と思いますわね。やはり。

いや、別にみんなが剣道をやればいいというものでは当然ありませんが・・・。

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成績を気にしない
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9月5日の問題
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下の子の受験


上の子の受験を経験すると、お父さん、お母さんはそれなりの勘所がわかってくる。

上の子がうまくいっても、うまくいかなくても、例えば「あ、これは無駄だ」とか「これは無理だ」ということが分かってきて、それなりに調整ができるものです。

まして3番目、ということになれば、本当に勘所がわかっているから、「ここでがんばらせればいい。」というようなタイミングもわかってくる。

しかし、今は半分近くの子どもたちがひとりっこなのです。

だからお父さん、お母さんにとっては最初の受験になる。つまりは勘所が今ひとつわからないまま、無理や無駄がまかり通る。

中学受験の内容は小学校で勉強することから大きくかけ離れるために、準備が塾中心になります。結果として無理や無駄が出てくることは多いのです。

なので、その部分をお父さん、お母さんがフォローしてあげる必要がある。そのフォローがあるから、小さいときにストレスのある受験勉強をさせても何とかなるのです。

そのフォローがないまま、塾の流れに乗らなければ、と焦ってしまうと子どもたちの自信は確実になくなりますから、気をつけてください。

下の子の受験ぐらいで、実はちょうどいい、というのが実際に経験されたお父さん、お母さんの実感ではないでしょうか。

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中和に関する問題
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親が教える


これから先、わからないことをお父さん、お母さんが教えてあげる場合があるかもしれません。

難しいから、先生に聞きなさい、も当然アリですが、しかし、もし、教えられるものなら教えてもらって全然かまわない、と思います。

それが遠回りになる、という場合ももちろんあるかもしれませんが、しかし、それ以上に子どもたちにとってはお父さん、お母さんとコミュニケーションがとれることの方が大事。

そういう時間はこのさき、本当に貴重です。

むしろ、中学受験でのこのコミュニケーションが継続して、進学後もいろいろな話ができるようになることの方が多少の遠回りより実りが大きい。

親が教えることに躊躇される必要はアリマセン。

いっしょに問題を解いて上げるだけでも大いにプラスなのです。

「こんなの解いているんだ」と子どもたちの頑張りを前向きに評価できるきっかけにもなりますから。

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生活のリズムを取り戻す
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9月3日の問題
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問題が読めていない

本人は、もちろんていねいに読んでいるつもりなのです。

しかし、結局は読めていない事が多い。

正しいものを選びなさい。

誤っているものを選びなさい。

太郎君の分速を求めなさい。

ABの距離を求めなさい。

あのね、これBCの距離なんだけど・・・。

ミスの半分は問題が読めていないことに起因します。

だからちゃんと確認する方法を自分で決めて実行する。

そのやり方はいくつかありますが、結局自分で試して工夫しないと身につかない。

ぜひ具体的な方法を見つけてください。

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量をやる、ということの誤解
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展開図に関する問題
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急がばまわれまわれ

早くできてほしいと思うから、「覚えてしまいなさい」と子どもたちは言われます。

どうも納得がいかない。

気持ちが悪い。どうしてそうなるのか、わからない。

でも、覚えればいい、といわれるとそうかなあ、と思う。

しかし、結局の所、本人が納得していないから、使えない。できるようにはならないのです。

だから、まあ、そこを慌てない。急がばまわれ、をもうひとつまわれ、ぐらいの感覚で子どもたちの理解が付いてくるのを待っていた方が良い。決して同じところにはいませんから、やがて、なるほど・・・、という段階がやってくる。

むしろ、それを覆い隠してしまって最後、どこでわからなくなったか、わからない、という方が面倒になるものです。

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練習しなきゃ、うまくなるわけがない
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9月1日の問題
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