出題傾向と教育方針

中学受験において、各校は独自に入試問題を作ります。

なので、それぞれの教育方針にしたがって、その資質を伸ばせる子どもたちに入学してもらいたいと思っています。

例えば、人の気持ちがわかる子に来てもらいたい、と思うから、物語文の問題しか出さないとか。

良くものを見る目を養うために、動植物のスケッチを出題するとか。

想像力や感受性を育ててもらいたいので、詩の読解を出すとか。

そういうことが、ちゃんと問題に反映しているのです。

それを学校の先生は「分かった上で受験してほしい」と思っている。

なので、そこはやはりちゃんと理解した上で受験した方が良い、でしょう。

あとから、こんなはずじゃなかった、ということにならないようにしてください。

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練習していくうちに発想が湧いてくる

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フリーダムオンライン　中学受験チャンネル　2024　鴎友6

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これをやりきるという教材に絞る

これから模擬試験もあるし、学校別の授業も始まると、またたくさんのプリントがやってくる。

そう、さらにプリントは多くなるのですが、しかし、一方で、知識を暗記したり、過去問をがんばったりしないといけない。

しかし、時間は有限です。だから、そこを整理しておく必要がある。

後半にやる教材はしっかり絞っておきましょう。

後半に出てくるもののひとつに、時事問題集がありますが、それ以外にも、知識の整理の類いや、学校別の頻出事項の整理などが出てくる。

あれも、これもとそんなに手が回らないので、これだけをやりきる、というものをしっかり決めておいて、時間を有効に使ってください。

中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子 田中　貴 株式会社　邦学館

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暑い盛りだから

力試しに過去問をとっておかない

たまに、過去問を終盤の力試しにとっておこう、と考えているご家庭があります。

が、まあ、さっさとやってしまった方が良いと思うのです。

それでもしできなかったらどうするつもりなんだろうか・・・、と思うわけで。

その時期に志望校を変えても、また対策をやり直さないといけないことを考えると、先に対策を先行させた方が良いのです。

ということで、がんばっていきましょう。

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計算をその場で見直すくせ

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フリーダムオンライン　中学受験チャンネル　2024　豊島岡2（2）

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自分の部屋で勉強したい子

リビングやダイニングで勉強する、というのは、中学受験の「あるある」ですが、しかし、かたくなに「自分の部屋」で勉強する、と主張する子がいます。

きっと、何かやりたいからだ、という勘ぐられそうですが、しかし、その方が本当は自然なのです。

成長するにつれて、自分のペースを守りたいと思うのが、人の常。

だれかがいた方が集中できる、ということはないので、子どもの状況に合わせて、家で勉強する環境を作ってあげてください。

誰もが「リビング学習」に向いているわけではありません。

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過去問はできない問題を掘り下げる

何かを増やすなら、減らすことも考える

2学期のスケジュールはなかなかハードです。

土日は、模擬試験か特別授業か、学校イベントでほぼ毎週つぶれていく。

したがって、平日にある程度自分で勉強する時間を確保しないといけないわけですが、そこがすでにパンパンになっていたりする。

だから、何かを増やすなら、何かを減らすことも考えないといけない。

右肩上がりに授業数が増えているところがあるのですが、1つ授業が増えれば、当然復習する時間も必要になるので、全体的に時間をコントロールする必要があります。

最後、しっかり自分で勉強できる時間を確保することも大事な戦略のひとつです。

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過去問以上に優先するものはない

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フリーダムオンライン　中学受験チャンネル　2024　海城4

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めんどくさい、が危険

例えば式を書くこと、筆算を書くこと、問題文を読み直すこと、いろいろチェックしなさいと言われるわけだけれど、全部めんどくさいことなのです。

だから、割愛する。

そうするとミスだらけになる。

でも男の子の大半は、相変わらず「めんどくさい」と思っている。女子の中にもいるでしょうが、まあ、男子の方が割合は高いかな。

が、ここはもうめんどくさくても、ちゃんとやることが大事。

さもないと、大失敗しかねない。

そこに気が付いた子が、だんだん点数を上げていきます。

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煽られないように

家で勉強する時間を確保する

2学期になると、6年生は、また通塾する時間が増えます。

で、授業をとれば、必然、その復習が必要になる。また宿題をやる時間とか考えると、やはりそれなりに家で勉強する時間が必要になります。

が、すでにパンパンという子は多い。

さらに言えば、過去問をやったり、知識を覚えたり、という時間はそれぞれ家でしっかりとらないといけない。

だから、スケジュールをムリに詰め込むと、いろいろな弊害が起きやすい。

ちゃんと家で勉強する時間を確保しましょう。

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繰り返しやっているのに･･･

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フリーダムオンライン　中学受験チャンネル　2024　ラ・サール

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演習は家の方がはかどる

これから6年生は問題演習に時間を割くようになっていきます。

で、塾で時間を決めて、問題を解き、あとは先生の採点あるいは解説という授業が多くなるのですが、これが結構ムダが多い。

もとより間違えた場所はそれぞれが違い、ホントはそこに集中していかないといけないが、なぜ間違えたか、何を勘違いしたのか、何をミスしたのか、が見過ごされやすいのです。

個々の課題であれば、自分の間違えた問題をしっかりやり直すことができるので、結局その方が効率が良くなる。

演習は家の方が実ははかどることが多いのです。

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できなかった問題をできるようにするのが復習

志望校が諦められない

塾の先生から、「この成績ではちょっと今の志望校は難しいので、学校別を含めて検討しなおしましょう」と言われるケースがあります。

まあ、これまで〜に入りたいと思ってがんばってきたのに、この時期に志望校の変更が望ましい、と言われるのは、なかなか心が折れますね。

私は、まだまだと思うところもあるのですが、ただ、今までと同じ方法ではダメでしょう。だから変えろと言われている。

塾のやり方は変えずに、志望校を変えるか、塾を変えて、志望校を変えないか。

私は後者の方が良い、と思います。

確かに全部落ちるわけにはいかないが、多くのお子さんが複数校を受けて、合格したりしなかったりしているわけですから、調整は併願校でできる。

ただ第一志望は、家族一丸となってがんばってきたモチベーションでもあるので、そう簡単にあきらめてはいけないし、ここで変更すると、また成績が伸び悩んで変更する、みたいな話になりかねない。

だから、第一志望を諦める必要はありません。

ただ同じやり方をしていても、上手くいかないので、方法を切り替えましょう。

田中貴.comでも無料の学習相談を受け付けていますので、適宜ご利用ください。

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わかっていないところはどこ？

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フリーダムオンライン　中学受験チャンネル　2024　立教新座

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負担が大きすぎる

最近の中学受験準備は、親も子も負担が重すぎる。

確かに入試の範囲は毎年広がっているし、新しい問題も出てくるのだけれど、しかし、その分、スタートが早まり、最早4年間準備する、とかいう話になってくると、子どもたちの成長にとって本当にプラスになるのか、疑問な部分がたくさん出てきています。

だからといって、もっと効率良く勉強が進められているのかといえば、旧態依然のところがあり、塾に行き、毎月競争させられている。しかも、順位とかの個人情報が露わになっているところも少なくない。

これは子どもたちばかりではなく、親にとっても大変なことになっているわけで、そろそろやり方を変えていかないと、ただしんどいばかりになってしまいます。

中学受験は、学校や行政が入る部分がほぼなく、塾主導で進むからまあこういうことになっているところはあるので、親が子どもたちを守っていかないと、子どもたちのより良い教育環境に結びついていきません。

そこまですることはない、とはっきり言ってあげることも大事なことです。

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練習の大事を知る子どもたち