植物園の温室に育つ立派なアガベ。
おおよその直径は1メートルほど。
鋭利な棘と伸びやかな葉っぱ。
淡い緑のグラデーションと白い縁取り。
荒々しさと繊細さを併せ持つ中南米の植物。
どうしてそんなに惹かれるのかわからないけどいつ来ても暫くは眺めている。
植物園の温室は静かなサファリパーク。
帰りに売店でパキポディウム・グラギリスの2年ものの小さな実生を買った。
10年もすると両手のサイズになるらしい。
植物を買うというのは小さな未来を手に入れるという事だと思う。どんなふうに育っていくのか楽しむ時間がまた一つ増えた。
(姫路・手柄山温室植物園)