『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

2015 ボタニカル・ライフ総集編

2015年12月27日 | 日記
年賀状も書き終え、暇なので今年一年の振り返り。




1月、昨年の夏から面倒をみていたオンシジュームに花が咲いた。
初めてのラン族開花にかなり興奮した。
バレリーナのように可憐だ。


2月、オンシーに続いてカトレアにも花が咲いた。
テンション マックスである。


3月、ハゴロモジャスミンがいい匂いとともに開花した。
この子は既に巨大化している。


4月、カルセオラリア。
風船みたいな花がかわいい。


5月、チランジア達にも花の季節がやってきた。
ウスネオイデスも地味に開花した。
健気である。



カプトメデューサエが開花。


6月、王妃様のようにアマリリスが咲いた。
というか、咲いたのを買って来た。
むちゃくちゃきれいだ。
一発KOされてしまう。


そして、女王の如くカサブランカが開花した。
こちらは球根から育てたので感慨無量であった。
濃厚な花の匂いもすばらしい。


インカのユリ、アルストロメリアも咲いた。
エキゾチックだ。
6月は花の楽園である。


7月、チランジアたちも次々に開花した。
なかなか思うように咲かないやつらなのでかなりうれしい。



8月、今年はもう咲かないといわれていたマダガスカル・ジャスミンに一つだけ花が咲いたのだ。
植物は思わぬギフトを贈ってくれる。


大型のネオレゲリアがウチにきた。
きれいな花だと思っていたが12月の今日も姿が変わらない。
いったいどういう事なのだ。
造花かと思って触ってみるがはやり生きものの感触がある。
不思議なヤツだ。


9月、樹齢1000年のオリーブを小豆島に見に行く。
はるばるスペインからやってきて3年を経てしっかり根付き、実を付けたらしい。
彼らは大いなる心を持っているようだ。



10月、見切り品のバンダを買って来た。
だって、500円と言われたら買うしかない。
ラン族とのお付き合いは割が合わないのでやめようと思っていたのに。
もうすでに弱っている。
やはり相性が悪い。


前から欲しかったチランジアの出物を発見。
フレクスオーサ・ビビパラ。
今まで見たものの半額程度で購入でき大満足だ。
花芽のように葉っぱの中心からにょきにょきと枝がのびて新しい子供をつける不思議なやつだ。



11月、誕生日に買ってもらったディッキア。
クールでワイルドだ。
成長とともに色も変化するので楽しみである。



12月、ヒカゲノカズラがやってきた。
リコポディウムともいうらしい。
シダなので花は咲かないが十分に見応えがある。



そして、今日の室内。
どんどん緑に浸食されている。
古株もいれば新入りもいる。
まずは今年一年を感謝せずにはいられない。
植物のおかげで毎日楽しく過ごすことができた。

来年はどんなサプライズを見せてくれるのか。
わくわくしないわけがない。

嗚呼、ボタニカル!




ディッキアの変

2015年12月26日 | 日記


明石の自宅にて。
ディッキアがワイルドに育っている。
クールでかっこいい。
そのディッキアに異変があったらしい。



アロエやサボテンみたいに花芽が出てきたのだ。
こいつの花芽は初めて見る。
何のためかは分からないがぐいぐいと上に伸びている。



まるでアスパラガスだ。
マヨネーズが似合いそう。
どんな色でどんな形の花が咲くのかとても楽しみである。


嗚呼、ボタニカル!



ヒカゲノカズラ

2015年12月20日 | 日記


ヒカゲノカズラ。
なかなかの出物があったのでつい手が出てしまった。
シダの仲間なので胞子をだして伸びていくらしい。



葉先がおもしろい。
麻紐を編んだような形だ。
それが二股になってどんどん増えるようだ。
こいつは吊すしかないが部屋の中に適当なところが無くて困る。
チラ達の一部は出窓のカーテンレールに吊しているがこいつには狭すぎる。
とりあえず窓に近い壁に吊してみた。
床まであと1メートルくらいある。
どこまで伸びていくのか楽しみである。

嗚呼、ボタニカル!

アガベ

2015年12月19日 | 日記


植物園のトゲ族達。
花を咲き終えた大きいアガベがいた。
雷神と和名のついたかっこいいやつだ。
一生に一度の花を咲き終えた後に死んでしまうと言われている。



周りに子供がたくさんできている。
親は去り子があとを引き受ける。
大きな親の周りを小さな子供達が見守る。
なかなかいい光景だ。



寒くなったので室内に取りこんだウチのトゲ族達。
よく見るとこいつにも子株ができている。
花はまだ咲かないので子供と一緒に親も育つつもりだろう。

先週Huluでゴッドファーザーを続けて見た。
初代ゴッドファーザー、マーロン・ブランドがアル・パチーノにあとを引き継いで静かに菜園で息を引き取る。
しみじみといい映画だ。
第2作目では若き日の初代役をロバート・デ・ニーロが演じていた。
デ・ニーロは若いが存在感抜群で、やはり大物になる人は違う。

植物を見ているとこういう親子劇場によく出会う。
人も同じだとつくづく思わされる。


嗚呼、ボタニカル!


チラの子株

2015年12月13日 | 日記


久しぶりにじっくりとチランジア達を観察した。
子株がいくつか出てきている。






ふわふわでかわいいテクトルム。
小さい子株が育ってきた。






花が咲きそうで咲かないままのストリクタ。
花より先に子供が出てきた。
このままクランプ状になるつもりなのか。



これから冬は成長が止まるので花は春までないだろう。
でも子株は着々と大きくなってきていている。
チラは成長が遅い。
だからたまにじっくり見ると面白い。
少しずつ変化している。
時間とともに変わっていく植物たち。
子株を見つけるのもまた地味に楽しいものだ。
子供を育てながら親株も大きくなっていく。
小さなパパ・ママ達よ、少しは手を貸すけど後は自力で頑張ってなー。

嗚呼、ボタニカル!