ご近所の播磨灘をのぞむリュウゼツラン。
別名アガベ。
竜舌蘭の字のごとく鋭く尖った分厚い葉を放射状に伸ばす。
大人の背丈に近い長さだ。
周りに同種の植物はなく、かなり唐突に巨大な葉を広げている。
たくましい根元。
まさに竜の舌だ。
寿命は長く何十年と生きるらしい。
こいつはいつ生まれたのか。
最初にこの海を見渡す崖に植えた人はどうしているだろう。
もしかするとすでにここにはいないかもしれない。
静かな海辺の遊歩道を散歩する人たちを海を毎日見ている。
そして何十年にか一度花をつける。
センチュリープラントの異名があり、100年に一度だけ花をつけるとも思われている。
植物は人の寿命を軽々と超える。
さて、こいつが花をつけるのを見られるだろうか。
嗚呼、ボタニカル。