『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

海を見下ろすリュウゼツラン

2017年06月25日 | 日記


ご近所の播磨灘をのぞむリュウゼツラン。
別名アガベ。
竜舌蘭の字のごとく鋭く尖った分厚い葉を放射状に伸ばす。
大人の背丈に近い長さだ。
周りに同種の植物はなく、かなり唐突に巨大な葉を広げている。




たくましい根元。



まさに竜の舌だ。
寿命は長く何十年と生きるらしい。
こいつはいつ生まれたのか。
最初にこの海を見渡す崖に植えた人はどうしているだろう。
もしかするとすでにここにはいないかもしれない。



静かな海辺の遊歩道を散歩する人たちを海を毎日見ている。
そして何十年にか一度花をつける。
センチュリープラントの異名があり、100年に一度だけ花をつけるとも思われている。
植物は人の寿命を軽々と超える。
さて、こいつが花をつけるのを見られるだろうか。

嗚呼、ボタニカル。

こども

2017年06月24日 | 日記

確か100均で買ってきたイオナンタ。
株が大きく育ってきた。
左上に新しいこどもが増えている。


子株のアップ。
かわいい。
親とそっくりで笑える。


ファミリー全体はこんなん。


子株が育って丸くなったのをクランプというらしい。
こうなると360度楽しめるので吊るしてぶらぶらさせている。

去年の暮れから楽しく拝見していたブログが一つ消滅してしまった。
生きることについて真摯に明るく前向きに一日の一コマをつづったそれは
去年の永い冬を支える一つの光だった。
小林麻央さん。
心よりご冥福を祈ります。

こどもがいるだけで理由もなく安心できることがある。
大きく育ってほしいなあ、植物たちも。

嗚呼、ボタニカル。

エケベリア

2017年06月18日 | 日記


エケベリアに花がついた。
お派手な色合いだが小さいので目にうるさくない。




本体もユニークだ。
バラの花びらのような形の体からツノのように伸びた花茎。
こんなに高く伸ばす理由はなんだろう。
虫たちに早く気づいてもらいたくて伸びていくのかなあ。



全体像。
普段でもじゅぶん面白いやつだが、花が咲くともっと面白い。
写真を撮っていると小さい蜂が寄ってきた。
うーんと伸ばした花茎は正解だったようだ。

嗚呼、ボタニカル。

ガウディ

2017年06月17日 | 日記

サボテンはおもしろい。
丸いのや細長いのから団扇みたいのまで形のバリエーションが豊富だ。
細長いやつの先っぽが膨らんできた。
このデザイン、見たことある気がする。


これだ。
サグラダ・ファミリア、聖家族教会に似ている。




先端の状態。




これはカサ・ミラの通気塔みたいだ。


一つ一つ微妙に形状が違うところも似ている。

植物のデザインがガウディを思わせるのは実は反対で
ガウディの建築物が植物や動物たちの姿形からイメージしたのだろうと思う。
生き物みたいにしなやかな曲線ででわずかに左右対称でない建物たち。
まるで生きてるみたいだ。
人が生活するためのデザインだったろう。
アントニオ・ガウディは植物好きだったに違いない。
おんなじ植物オヤジだ。

嗚呼、ボタニカル。

チランジアの花

2017年06月11日 | 日記
チランジアの花は独特だ。







上から5月27日、6月3日、6月10日。
葉っぱの間からピンクの花茎が出てきて、紫の花包が伸び、黄色い小さな花が咲いた。
鮮やかだ。
最初のピンクが花かと思いきや、紫が出てきて今度こそ花かと思ったらさらに黄色が出てくる。
まるでエイリアンだ。

毎年この時期に開花するのが多いが今年はまだ3つ目だ。
冬越しがうまくいかなかったのかもしれない。
まあ、ここの環境を変えることもできないので慣れてもらおう。
しなやかに、たくましく。

嗚呼、ボタニカル。