お茶の葉っぱはもともと同じだ。
それを知ったのは割と最近のことだ。
緑茶も、紅茶も、ウーロン茶も同じだという。
「そんなわけがないだろう」
バカにされたと思ったのだ。
色も味も飲む場面もそれぞれ違うのに同じである訳がない。
日本酒は米だし、ビールは麦だし、焼酎は芋だ。
緑茶は茶畑だし、紅茶はインドだし、ウーロン茶は中国のどっかで育っているはずだ。
しかし、そんなことがあったのだ。
葉っぱはもともと同じ種類だが、発酵の度合いで種類が変わるという。
発酵をさせないものが、緑茶。
あとは発酵の度合いで白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶と変化するらしい。
ウーロン茶は青茶で、プーアル茶は黒茶だと。
ふーん。
でもやっぱり緑茶は緑茶だし、ウーロン茶はウーロン茶だな。
お茶畑では「緑茶」「紅茶」「ウーロン茶」と立て看板があるにちがいない。
その方が便宜的でわかりやすい。
ともかく、9月最後の日曜日の朝、ゆっくり飲む紅茶はおいしい。
熱々のアールグレイは匂いも強く好きなお茶だ。
疲れたときはぬるめのプーアル茶がいい。
お茶をお土産にすることは度々ある。
めったに自分では買わない美味しい紅茶をゲットした。
長崎の紅茶でどっしりとした深い味だ。
来月お邪魔する友人宅へのお土産である。
ゆったりとした日曜の朝の時間をお土産にパッケージできたらいいな。
お茶は色と香り、味わいと、草花と同様に五感を刺激する。
もともと葉っぱだから同じなのはあたりまえか。
今日も植物からの頂き物で朝からいい一日だ。
嗚呼、ボタニカル!