『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

2017走り納め

2017年12月31日 | 日記


2017年のラストランはいつもの明石公園周回&往復コース。
今年も一年お世話になりました。
真夏にも木陰を作ってくれたシンボルツリーの大楠にも感謝感謝。




桜も来春の準備のためお休み中。




実は昨日シューズを新調した。
神戸元町のショップで足を計測してもらうと思わぬ事実が判明。
何とオレの足は立派な外反母趾で、しかも指先の形が紡錘形でなく四角かった。
骨は経年劣化で外側に反り返り、着地の度に膝が外側へ捻じれることがわかった。
マラソン7年目、齢55歳にして初めて知ったことだ。
四角い足なのに普通のシューズ(大概先が狭い紡錘形)を履くから指全体が窮屈になってグリップが効かなかったのだ。
ハーブは走りきれるのにフルは20キロ過ぎから膝が痛み始め結局歩く羽目になっていたのだが
もしかしたらそれはこのシューズの形(というか、オレの足)のせいだったかもしれないのだ。
「何ということでしょう」
オススメされたシューズはこれ。
ALTRA(アルトラ)
知らないメーカーだ。
知らないということは不安であるということで、価格の想像もつかない。
しかし、ショップ店員の的確な分析とアドバイスは十分信用に値したので素直に受け入れる。
確かに先っぽが四角い。
オレの足の形だ。




特徴の二つ目、つま先とかかとの高低差がない。




裏もこの通り。
高機能スリッパです、と言われたら納得するかもしれない。




高低差がない作りをゼロドロップというらしい。
このアルトラというアメリカのメーカーは「疲れない靴」を追求する新手の会社だと。
走った感想は…
いい。
とてもいい。
かなりいい。
フルマラソンを歩かず完走できそうな気がする。
というのも今日はこのシューズの効果を確かめたくていつもの倍ほどの距離を走ってみた。
だいたい22キロを2時間半くらいかけてゆっくり目に。
最近は10キロ過ぎくらいで膝に痛みが起きてくるのが全くない。
最後まで痛みはなかった。
指先が広いので親指から小指まで大地をしっかりグリップしている感じがわかる。
また指摘された足の歪みを意識して内股気味に走ってもみた。
うーむ、行けそうな気がする。
近いうちに30キロ走をやってみよっと。
2017年最後の日、ランニングに関しては来年への足がかりを残すことができた。
いい歳を迎えられそうである。

さて、こんな私めのブログを見ていただいた皆様。
大変ありがとうございました。
個人的には今年のスタートはなかなかキツイものがありましたが
終わってみれば元に戻って平穏な生活に還りました。
今年出会った全ての人や事柄に感謝して終えたいと思います。
どうかよいお年をお迎えください。
来年もボタニカル、ランニング、美食探訪に勤しみたいと思います。
あとひとつ、生まれて初めてチャレンジすることが一つ決まっています。
どうなることやら、楽しみ楽しみ。

では。












2017 ボタニカルライフ総集編

2017年12月30日 | 植物
年末なので、今年一年のボタニカル ライフを振り返ってみた。
今年は梅から始まった。




3月4日、須磨浦公園に梅を愛でに行く。
ここへ来るのは多分30年ぶりくらいになる。
直線的に伸びる枝と簡潔な花は桜よりも日本的な気がする。
そういえば、昔々の春の「花」といえば桜ではなく梅だったと聞いた。




3月19日、新宿御苑へ。
木蓮が惜しげも無く大輪の花でお出迎え。
こいつを見るといよいよ春だという気がする。




そしてソメイヨシノ。
咲き始めもまたいい。
水面を彩る。




東京の目的はこれこれ。




作者はこの人です。
そうです、草間彌生画伯です。
圧倒的な芸術宇宙に浸り、圧倒的な幸福感に包まれた。




6月は花の季節だ。
今年もこの日々草を迎えた。
それから毎日毎日満開の笑顔で励ましてくれた。




小さなサボもおはでに開花。
屈託がなく突拍子もない花を平然と突然つけて、すぐにしぼむ。
何も考えずに咲いてる感が好ましい。




ランニングコースはワイルドな奴らがたむろしている。
何故か自生しているウチワサボテン。
かなり凶悪だ。
近寄る奴らは許さへんでぇ〜。
こいつにはうっかり触って目に見えない小さなトゲに数日間悩まされた。
本当にやばい奴らだ。




この月、嬉しい便りが名古屋から届いた。
名古屋の事務所を異動するときに机に飾っていた多肉を後輩に託してきたのだが
倍くらいに大きくなった写真が届いた。
しかもしっかり植え替えてくれている。
ああ、ちゃんと面倒を見てくれていたんだ。
ありがたい。
気持ちが通じるということは素晴らしい。




6月の末、日陰でヘナヘナになっていたディッキア2号を思い切って日当たりに出した。
夏の陽光に晒してカツ入れだ。 




あれよあれよとたくましくなり、7月の末にはこの色艶とハリになった。
たくましい。
やはりこいつらは直射が好きなのだ。 




ディッキア1号はもともと逞しかったが赤銅色になって何だかオレの日焼けした顔みたいだ。
もうすでに赤黒い。




7月2日、海沿いの遊歩道にカンナが咲いた。
もう夏なのだ。 




7月9日、明石公園の睡蓮が開花。
ランニングも楽しくなる。
 



夜道を歩いて帰る途中に生暖かい風に乗って香る甘い匂い。
クチナシだ。
季節は確実に巡って来る。
今年もクチナシの季節になったのだ。




チランジアが中途半魔に開花した。
奴らは去年の冬越しに問題があったのか今年はほとんど花をつけなかった。
集団でボイコットをしているみたいだ。
ほぼほぼ、毎夕にミスティングをしてやってるにも関わらずだ。
ちくしょう、今度こそはちゃんと花を咲かせてやるわい。




9月23日、姫路温室植物園へ洋ランを見に行く。
バンダは美しい。
そしていい匂い。




こいつもバンダ。



9月末、名古屋は東山動植物園へ行く。
フクロテナガザルのケイジくんで笑ってから、植物園へ。
ここの温室は見事だ。
洗濯物みたいにぶら下がるウスネオイデス。



チランジアたちもワイルドこの上ない。




東海地方のみに自生するらいいシラタマホシクサ。
可愛らしい。
湿地帯に群生するらしい。
ここでは一度1円玉よりも小さいトンボ、八丁トンボを見たことがる。
本当に小さいが、茜色が綺麗だった。




10月13日、いよいよ金木犀の季節が始まった。
凛とした空気に漂うあの匂い。
クチナシと同じく近いと少しキツすぎる。
遠くから漂うくらいがいい。



これは銀木犀という花だと初めて知った。
何と20年以上住んでいるこのマンションの植え込みの正体はこれだったのだ。
何ということか、今まで全く知らなかった。
葉っぱの形から柊だと思い込んでいた。
こいつは控えめで上品な匂いだ。
近づかないと気がつかないくらいで好ましいヤツだ。



11月28日、和歌山はみかんで山中オレンジに染まる。
たわわに実ったみかんは美味い。




何と無人販売所に枝付きが売っている。
しかも200円て何だ。
安すぎだろう。
もぎたての味はもちろん絶品だ。
甘く、フレッシュで果肉入りのジュースを一気飲みしたみたいだ。



さて、10月に我が家にやってきた巨大なアロエベラ。
竜のベロみたいにのたくっている。
ただ、こいつのベロは所詮アロエなのでやわからい。




こっちは本当の竜舌蘭、英名はアガベだ。
いつものランニングコースを見下ろす土手に自生している。
名前をフジエさんと勝手につけた。
フジエさんはお幾つなのか少し気にかかっているが、うまく確かめられずにいる。




おしまいは12月に和歌山は紀伊田辺駅近くの路上にいた竜舌蘭。
なかなかワイルドだ。
隣の生ゴミもなんのその。
全く引けていないところだいい。
やっぱり植物はこれくらい堂々として、傍若無人でいるのが相応しい。
これこそオレの求めるハードボイルド ボタニカル ライフだ。

今年も一年大変植物どものお世話になった。
うちの奴らのお世話をしつつ、それ以上の何かをたくさんいただいた。
感謝してもしきれない。
来年はどんな出会いがあるのやら、楽しみ楽しみ。

嗚呼、ボタニカル!







神戸のコストコ

2017年12月29日 | ロハス



年末年始の買い出しに9時からコストコへ。
神戸のコストコは高台にあって屋上の駐車場からの眺めがいい。
左手奥に明石海峡大橋。
淡路島が大きい。
なかなかオシャレな光景で、神戸の中心地よりも神戸らしいとオレ的には思っている。
店内は朝も早いのにあちこち人だかりでお祭り状態。
冬休み、冬期休暇の親子連れはみんな祝祭的に楽しそうだ。
カニと肉を大量にカーゴに詰めて早々に退散した。
早いもので明日は晦日、来年のために今年一年を振り返ろうか。
まずは、写真の整理でもしよっと。

ウォールナットの大テーブルを磨く

2017年12月28日 | LOHAS


今日からおやすみ〜。
ちょっとだけ家具や建具のメンテナンス。
まずは2メートル越えの大テーブル。
結婚した時に一生使えるようにと奮発したウォールナットの無垢材。
今日は塗り直しではなく、米ぬかで磨くことにした。




これは和歌山の食堂でただでいただいた米ぬか。
虫がいることがあるためフライパンで炒める。
芳ばしいいい匂いがする。
オレの田舎の匂いだ。




手拭いでくくって水に浸し、あとはひたすらゴシゴシするだけ。
パンダ柄とは可愛すぎるがまあ何でもよろしい。




拭き上がった。
表面の汚れが取れて幾分白くなったようだ。
触った感触がいい。
生き物の感触がする。
植物が長年時間をかけて自ら育てたものを
稲の糠で磨く。
わずかな光沢が目に優しく、上品。

テーブルのあとは滑りが悪く筋肉養成機具と化した脱衣所のスライドドアを修繕。
思い切って外したドアをひっくり返してレール金具に詰まった大量の毛を取りローラーの高さを調整。
夢のように軽くなった。
今年一番スッキリした事柄かもしれない。
得したような、今まで損してたような…
まあ、ともかく休暇の一日目はグッジョブということにしておこう。
さて、ランニングにでも出かけようかな。

嗚呼、ボタニカル