午後5時半頃の朝霧駅。電車のドアが開くときれいな空が飛び込んできた。
炭火みたいに赤く燃え残る残照が夜の青に飲み込まれていく。
グラデーションが美しい。
JRの明石駅から須磨駅までは車窓から海が見える。わずか4キロ先には淡路島の山並みが見え、明石海峡大橋のたもとを通る。
明石、朝霧、舞子、垂水、塩屋、須磨と地名も美しい。明石、須磨は源氏物語でもお馴染みで、古くは万葉集にもうたわれている。古人もその浜でこんな空を見て何を思っていたのか。
電車のドアが閉まるまでのわずかな映像が印象的だった。
ちなみに写真左側に見える白いものは海洋冒険家、堀江謙一さんのヨット。太平洋横断のヨットがオブジェのように海に面して飾ってあります。
「ひとりぼっち」にさみしさはありませんね。
希望を感じます。