これは何だ?
ウスネオイデスの葉っぱに絡みつくクモの巣のような綿ぼこりみたいなゴミのようなもの。
何とウスネの種らしいのだ。
梅雨時期に次々と地味に花をつけたウスネたち。
花の後は着々と受粉し繁殖を企てていたのだ。
花の後、棒状の器で種を育てている。
繭のような、さやのようなものか。
そしてはじけた後の姿。
種は蜘蛛の糸で親に絡まり、または風に乗って湿った場所を探して彷徨う。
無事に発芽すれば後はモシャモシャと増えるだけだ。
なるほどヤツの戦略は読めたぞ。
シンブルで無駄のない生き方だ。
ようし、オレもこの種を育ててみよう。
立派に育ったら園芸家誕生だ。
植物は賢く、オレは完全にヤツらの戦略に乗っけられて
またもや今日も繁殖のお手伝いだ。
嗚呼、ボタニカル。