晴耕雨読

晴れた日には土いじり、雨の日にはパソコンとボタニカルアート

世界から猫が消えたなら

2014-10-26 | 読書
昨日、amazonから川村元気さんの「世界から猫が消えたなら」が届いたので
早速読んでみました。

字が大きいし、とっても読みやすい。
2時間くらいで読んでしまいました。

レビューを見ても評価がわかれるところですが、私は素直に良かった。

余命僅かと宣告された、から始まる物語だから、重厚な趣を期待する方には
肩すかしなのかもしれません。

詩の様で、また哲学書の様で、これからいろんな人生の場面で
この本を開き確認することになるだろうと思います。


「何かを得るためには、何かを失わなくてはね」
友人がよく口にする河合速雄さんの
「二つ良いことさてないものよ」と通じるものがあります。


「大人になって得たものと失ったもの。もう二度と取り戻せない、感動や感情」


さらっと読んでしまったけれど、主人公と同じように、自分の過去を思い出したりしたのでした。


佐藤 健くんと宮崎あおいさんで映画化されるそうですが
本を読んでいて、宮崎さんはイメージできますが、健くんの「僕」&「悪魔」は
ちょっと浮かんでこない。。。

むしろ嵐の二宮くんだったら…と思っちゃいましたけど
これって、今のCMに影響されているんだっけ?