前回の続きです。
森 絵都さんの「無限大ガール」ではそれほど感じなかったのですが、「最後に臼が笑う」は
本当に朗読の威力を感じました。森永 玲子さんの関西弁が実に軽妙で、森を歩きながらニヤニヤ、最後は本当にプッと吹き出してしまいました。
これはきっと、自分で読むより面白さが倍増したのかもしれない…と。
次に町田 康さんの「記憶の盆おどり」、松浦 理恵子さんの「風鈴」も聴いてみたけれど、こちらは自分で読んだ方がいいような気がしました。
今のところ、朗読に向き、不向きな内容と、聴き手(つまり自分)のそのときの状況によって左右されるのではないかという結論に達しました。
もう一つ、読んでもらうメリットは音楽と一緒で、歩きながらとか家事をしながらとか本が読める?ってことかな。
短編とか実用書向きと思う。
必然、じっくり味わったり、考えたりするものは不向きと言えるでしょう。
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