なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

身についている『ワザ 』でボランティア活動・地域社会とのコミュニケーション、楽しいシルバーライフ目標で有意義に過ごす 。

暖かさは、嵐の前触れ

2016年02月19日 20時53分08秒 | ブログ

暖かさは、嵐の前触れ

●東シナ海の低気圧に要注意

きょう(19日)午後3時までの最高気温は東京16度5分、仙台12度3分と4月上旬並み。そのほかも、きのう(18日)より3度から5度くらい高い所が多くなりました。

南からは、暖かく湿った空気が流れ込み始めていて、沖縄近海では、低気圧に伴う雨雲が発達しています。これは嵐の兆しです。あす(20日)朝には、低気圧が発達しながら九州に近づき、夜には関東から北陸付近に進むでしょう。

きょう(19日)の最高気温© tenki.jp 提供 きょう(19日)の最高気温

●西から嵐に

あす(20日)は西から天気が下り坂で、雨や風が強まる見込みです。

雨のピークは九州と中国、四国は朝から昼頃にかけて、近畿は昼頃から夕方にかけて、東海・北陸・関東は夕方から夜にかけて、東北は夜から翌(21日)未明にかけてとみています。雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。北陸や東北でも、雪でなく雨の所が多くなりますので、雪崩や屋根から落ちる雪などにご注意ください。雨が強まるタイミングで、風にむかって歩きにくいくらいの風が吹いたり、沿岸部では車が横風に流されるくらいの強風になる所もでてきそうです。交通機関に影響がでる可能性もありますので、最新の気象情報、交通情報をご確認ください。北海道は夜から湿った雪が降るでしょう


見ると寿命が75日延びる?

2016年02月19日 20時49分48秒 | ブログ

   2016年2月19日

見ると寿命が75日延びる? 北半球のまれ星・カノープス=布良星を観測できる季節です


見晴らしの良い場所で観測してみましょう

見晴らしの良い場所で観測してみましょう

カノープスは、全天で太陽を除く恒星のうち、-1.5等星のシリウスに次いで二番目の明るさを持つ明るい星(恒星ですから、月や太陽系の惑星はのぞきます)。でも、日本の位置からはとても南緯が低く、地平線ぎりぎりにしかあらわれないので、なかなか見ることができません。中国の洛陽や西安ではかつて、地平線の際にほんの短い時間しか見えないカノープスを、南極老人星(なんきょくろうじんせい)と呼び、見れば長寿を得るといわれていました。
 

稀星ゆえにさまざまな伝説と和名をもつカノープス

冬の大三角形とカノープス
冬の大三角形とカノープス
秋から冬の夜、水平線ぎりぎりに、空気中の塵や水蒸気による散光の影響でぼんやりと赤い星として見られるカノープス。竜骨(りゅうこつ)座というあまりなじみのない星座のα星(星座の中で最も明るい星。首星)です。
海洋国である日本では古来から死んだものの逝く「あの世」は、空の上や地の下などの垂直軸ではなく、水平軸である海のかなたにあるとイメージされていました。水葬が長く行われ、また海難も多く、水平線のはるかかなたに死んだ者たちの世界があり、ときに往還するという信仰が残っています。
ですから、海が荒れる冬の宵に水平線際に現れるカノープスが、その赤い色ともあいまって、死者、特に海難死者の魂と結びつくのは自然なことでした。房総半島、三浦半島、静岡県沿岸では、布良星(めらぼし)」と呼び、嵐のために海で死んだ漁師の魂が海のかなたから仲間の漁師を呼んでいるのだという言い伝えられてきました。
「布良」とは、房総半島最南端の小さな漁港で、かつてはマグロの延縄漁が大変盛んだったところ。
天気予報も無い時代の漁師が小船で漁に出るには勘と経験と運頼み。漁は命がけでした。特に冬場に出漁するマグロ漁は波が荒れ、遭難事故が相次ぎました。明治35年から明治44年の10年間で212人という多くの漁師が命を落とした、という記録があるそうです。
ですから、海の荒れる二月の宵に現れる布良星は、本当に漁師仲間の魂が星になって仲間を呼び寄せている、とリアルな恐怖として感じられたことでしょう。
また、布良のすぐ近隣の白浜町滝口では、この地に生まれた西春法師が各地で修業の後、木食行・不食行三百日を経て入定の行(即身仏の行)に入り、その際村人に「土中より鉦の音がきこえなくなったら三年後掘り出し堂内に安置してほしい。自分は死んだ後に星になり、時化の前には南の空に現れて危険を知らせよう」と言い残して土中の石室に入っていきました。
村人は恐れて手を触れることなく遺骸はそのままにされているそう。この因縁から、カノープスを「西春星」または「西心星」「入定星」と呼ぶそうです。

かたや茨城県の鹿島・筑波地方では、常陸を旅の最中に強盗に遭って惨殺された上総の僧侶が死ぬ間際、自分の怨念は星になって雨の降る前夜に南の空に現れる、と言い残したという血なまぐさい言い伝えがあり、「上総の和尚星」と呼ばれています。
どうして仏僧とカノープスが結びつくのか。もしかしたらそれは、南房総で生まれた日蓮が妙見菩薩という星の化身をあがめた、ということと関係があるのかもしれません。
というのも、こうした仏僧にまつわる言い伝えは、千葉と、千葉の真北の茨城以外には見られないからです。
ほかの地方では、たとえば瀬戸内では淡路星、伊予星などの地名由来、秋蛸星(あきたこぼし)はタコ漁で有名な兵庫県播州地方で、カノープスが夜明けに出る頃秋蛸が最盛期になるから。
また彼岸星というのも、秋蛸星と同じ地方の呼び名で、秋の彼岸が過ぎるころに見えるようになるからです。
ほかに、見られる期間・時間が短いことから「横着星」「不精星」などの怠け者の属性を与えられた名称もあります。
 

カノープス=布良星を見つけてみよう

シリウスとカノープス
シリウスとカノープス
冬の星空は、太平洋側では晴れて空気が澄んでいる日が多いことはもちろん、一等星の数が7つと多く、その分きらびやかです。
先述したとおりカノープスは全天でシリウスにつぐ明るい星であり、8個目の一等星でもあるわけですが、何しろ地平線ぎりぎりですからとうていそんなふうに光り輝いては見えません。
カノープスを見るためには、カノープスの高度が最も高くなった頃をねらわなくてはなりません。カノープスを見るための必須条件は、南の方角が地平(水平)線まで開けた観測場所を探すことです。建物や山などに視界をさえぎられない場所、そして強い光を放つ町明かりや街灯などがあると到底無理です。それらを避けた条件の観測地点をを見つけてください。そういう意味では、南に思い切り海が開けた絶好地だからこそ、布良は布良星伝説のふるさとなのですね。
次に、カノープスがもっとも高度が上がる南中の時刻を知らなければなりません。この時期ならば、2/10前後は午後9時ごろ、2/20になると午後8時半ごろ、3月に入ると午後8時前ころ、と徐々に時間が早くなってしまいます。また3月になると雨などが増えて天候も不順になりがちなので、2月いっぱいが見られるチャンスと思ったほうがいいかもしれません。
さて、この南中の時間に真南を見上げると、おおいぬ座があります。おおいぬ座のα星シリウスが輝いていますから容易に見つけられるでしょう。
このおおいぬ座のβ星とζ星を結び、地平線のほうにその線を伸ばしていきます。すると線が地平線にぶつかった箇所のやや右か左かの南緯三度ほどのところにカノープスが見つかります。
 

布良星だけじゃない、布良の魅力

ところで「布良」というと皆さんは何を思い浮かべますか?
30代以上でしたら、人気ドラマ「ビーチボーイズ」のロケ地、というと「ああ、あそこか」と連想するのでは。
関東地方とは思えない非常に美しい磯と砂浜は、今も健在。
かつてはそんな美しい景観の評判を聞いて、明治37(1904)年、洋画家青木繁が布良を訪れ、西洋画で初めての重要文化財に指定された漁師の群像を描いた「海の幸」、そして同じく重文の「わだつみのいろこのみや」を構想し、他に海を題材にした「海景(布良の海)」などをこの地で残しました。青木が画友の森田恒友、坂本繁次郎、恋人の福田たねと滞在した「小谷家住宅」は今も現存しており、美術ファンの聖地ともなっています。
かの世界でもっとも有名な日本画、といわれる葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」も、館山周辺から崖地から富士山を望んだ景色、という説が有力。
また、近隣の鋸南町にはこの時期日本最大の水仙の群生地があり、世界北限の珊瑚の生息地の海、沼のサンゴ層と海岸段丘などのジオパークなど、見所がたくさんあります。
春の兆しを感じるこれからの時期、せっかくですから本場で布良星を観測してみるのも楽しいかもしれません。

寿命をつかさどる七福神のひとり寿老人の化身であるこのカノープスを実際に見れば、一説では一度見ると75日寿命が延びるとか。何度も見ればその分加算されるそうですから、ぜひ一度くらいは見ておきたいですよね。
千葉館山の布良海岸

千葉館山の布良海岸


二十四節気「雨水(うすい)」。雪が雨へと姿を変え、氷が解けて水になる季節

2016年02月19日 15時32分47秒 | ブログ

  2016年2月19日

二十四節気「雨水(うすい)」。雪が雨へと姿を変え、氷が解けて水になる季節


本日2月19日は、二十四節気「雨水」。立春から数えてちょうど15日目にあたり、降り積もった雪や、水辺を覆っていた氷が溶けて水となり、空から舞降りる雪が雨に変わるころとなります。七十二候では「土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる)」。眠りについていた大地が、まもなく目覚め、潤い始めようとしています。
 

空から舞い降りる雪が、雨へ変わるころ……

山や北国の里を覆っていた雪や氷が解け、再び姿を現した大地や水の流れに、春の近さを感じる時節となりました。

本日迎える二十四節気「雨水」は、昔から農耕の準備を始める目安とされる日。江戸時代に刊行された暦便覧にも「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記され、雪や氷が解け、雨や水となるころをいいます。

天から舞い降りる雪がみぞれに。みぞれが雨になれば、春の訪れ。昔も今も、春先に降る雨は、人々が待ち望む暖かい季節の到来を告げる恵みの雨なのですね。
(雪国ではもう少し先のことかもしれませんが)そんな春先に降る雨…「春雨(はるさめ)」が、少しぬるんだ空気を帯びながらしとしとと降るころを迎えます。けぶるように降る一雨ごとに、緑が芽吹き、花の蕾がふくらんでいくのです。
 

春一番も吹きました。モコモコふわふわの猫柳もちらほら

春先のお天気はとてもきまぐれで、暖かい日があったかと思えば一転冷え込んだり。お天気だったり、雨や雪が降ったり。寒暖の差ゆえに、雨がみぞれに変わったり、雪がみぞれに変わったりすることもありますね。

急激に暖かさが増した先日は、春一番(はるいちばん)が吹きました。春一番は、その年の立春から春分までの間に最初に吹く、強い南寄りの風のこと。通常は日本海で低気圧が発達することによって生じる風であるため、ときに海難事故やなだれ、突風などを起こす春の嵐。(決して優しい春風などではなく)警戒の意味合いもあり「春一番」と呼ばれているのです。

そんな暖かさのなか、春を告げる植物の一つ、ふわふわモコモコかわいい「猫柳」の花穂も出てきています。

河川の土手などに自生するこの猫柳、なめらかで美しい毛で覆われた花穂がまるでネコのしっぽのようだと、この名がつけられたとか。次々と芽を出し、かぶっていた殻をやぶってモコモコ出てくるさまを見ていると、なんだかいとおしさすら感じるほど。

このモコモコの花穂から(雄株の場合)雄花、(雌株の場合は)雌花が出てくるのを観察するのも面白い植物です。
 

雨水の初候は、「土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる)」

さて、「雨水」の七十二候・初候は、「土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる)」。「脉」とは「脈」のことで、雨が降って土が湿り気を含み、脈打つように土がゆるんで、その下からさまざまな植物が芽を出しはじめるころ。雪が解け、さらに雨が降ってぬかるんだ道に、土の匂いがほのかに漂ってきます。

べちゃべちゃ、ねちょねちょ、そんな泥を踏む感触も、今はなかなか都会では体験できませんが、潤んで柔らかくなった土の中で眠っていた虫たちも次第に目を覚まします。

そうそう、「雨水」は、お雛様を出すのによしとされているようですから、縁起をかつぐならぜひ本日中に飾ってみてはいかがでしょう。春本番、3月3日の桃の節句まで、あと2週間となりました。

雨水(うすい) 2月19日頃(2016年は2月19日)。

2016年02月19日 08時16分57秒 | ブログ

雨水(うすい)

   

2月19日頃(2016年は2月19日)。
および啓蟄までの期間
太陽黄径330度
立春から数えて15日目頃。

空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味。草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。春一番が吹くのもこの頃です。
しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、大雪が降ったりもします。三寒四温を繰り返しながら、春に向かっていきます。

地方によっても違うようですが、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれています。

三寒四温(さんかんしおん)
寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かいということ。これを繰り返しながら、だんだん暖かくなり、春へと向かいます。
もともと、中国北部や朝鮮半島の冬の気候を表す言葉で、後に日本に伝わりました。
 

・雛人形の飾り付けをしましょう。この日に飾ると良縁に恵まれるといわれています。