一連の熊本地震では6日朝も震度3の揺れを観測する地震が3回起きるなど、活発な地震活動が続いています。気象庁は引き続き、激しい揺れを伴う地震に警戒するよう呼びかけています。

一連の熊本地震では6日も午後6時21分ごろに熊本地方を震源とするマグニチュード3.5の地震で熊本市南区、熊本県宇土市、宇城市、嘉島町で震度3の揺れを観測したのをはじめ、震度3の地震が3回起きるなど活発な地震活動が続いています。
熊本県と大分県で震度1以上を観測した地震の回数は、先月15日から17日までの3日間、いずれも100回を超え、その後も連日、数十回の頻度で地震が発生しています。
6日も午後6時までに16回発生し、先月14日以降の地震の回数は合わせて1271回に達しています。
震度別では最大震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱が3回、震度5強が4回、震度5弱が7回、震度4が86回などとなっています。
気象庁は熊本県や大分県では今後も当分の間、最大で震度6弱程度の激しい揺れを伴う地震に警戒するよう呼びかけています。
また、熊本県や大分県で6日未明からかかっていた発達した雨雲が抜けて雨の峠は越えましたが、一連の地震で揺れが大きかった地域では地盤が緩んでいるため、気象庁は土砂災害にも注意するよう呼びかけています。