世論調査機関の中央調査社(東京)が12日発表したデジタル家電の利用調査によると、スマートフォンの利用率が56.3%(2015年の前回調査は49.7%)となり、スマホ以外の携帯電話の50.0%(54.3%)を上回った。スマホの利用率が携帯電話を上回るのは調査開始以来初めて。

 スマホの利用率は20代が90.4%と最も高かった。一方、60代の利用率はスマホが30.1%に対し携帯電話は75.6%で、依然として携帯電話の利用が多かった。

 高精細の4Kテレビの利用率は2.7%だったが、使いたい商品の調査では8.6%でトップだった。特に20代では13.5%が使いたい商品と答えており、中央調査社は「将来的な利用率の増加が期待される」としている。

 調査は全国の成人男女4000人を対象に2月実施。有効回答率は30%だった。