Androidスマホ向けiDアプリがアップデート!SIMフリーなどでdカードが登録可能に

NTTドコモは8日、同社が展開する電子マネーサービス「iD(アイディー)」のAndroidスマートフォン(スマホ)向け「iDアプリ」を2019年5月14日(火)午前10時以降にVer.25.00.0へアップデートするとお知らせしています。

これにより、現在、同社の「Pixel 3」や「Pixel 3 XL」およびSIMフリー製品などの同社以外から販売されている製品では「dカード」(dカードGOLD含む)および「dカードmini」が登録できませんが、これらの製品でも登録できるようになるということです。

なお、これらの製品ではアプリ配信マーケット「Google Payストア」から「iDアプリ(MVNO/SIMロックフリー端末版)」をインストールする必要がありますが、dカード・dカード miniを登録するためにはspモードに接続する必要があるということです。

主な変更点
・ドコモ以外から販売されている機種、およびGoogle Pixel 3/Google Pixel 3XLで、dカード(iD)/dカード miniが登録できるようになります。
※iDアプリ(MVNO/SIMロックフリー端末版)でdカード(iD)/dカード miniを登録するためには、ご利用の機種がspモードに接続されている必要があります。
・アプリ起動中画像の差し替えを行います。

※iDアプリ(Ver.21.00.0未満)でカード設定済みのお客様が、iDアプリ(Ver.21.00.0以降)にアップデートを実施した場合、バージョンアップ後の初回起動時に「初期設定」が実行されます。詳しくはこちら
※iDアプリ(Ver.21.00.0以降)を利用する際に、おサイフケータイ アプリでのアカウント連携が必須です。詳しい情報はこちら

iDはNTTドコモが提供する非接触ICによる電子マネーサービスで、プラスチックカードのほか、FeliCaに対応したスマホなどでアプリを用いてタッチ払いができ、当初は「ポストペイド(後払い)」のみでしたが、現在は「プリペイド(前払い)」や「デビット」にも対応しています。

Androidを搭載したスマホなどで利用する場合には、NTTドコモが販売するPixelシリーズ以外の通常の製品なら同社のアプリ配信マーケット「docomo Application Manager(ドコモアプリ配信基盤)」にてインストールやアップデートが行え、dカード・dカードminiを登録可能となっています。

一方、NTTドコモのPixel 3・Pixel 3 XLやSIMフリーなどの同社以外が販売する製品ではGoogle Payストアからインストールする必要があり、この場合は、dカード・dカードminiが登録できず、他の三井住友カードなどが発行するiD対応の各クレジットカードを登録する必要がありました。

一方でdカード・dカードminiに付帯するiDは特典が多く、先日まで実施されていた最大20%還元キャンペーン「dポイント スーパーチャンス」でもdカード・dカードminiを登録したiDが対象となっていました。これらに加え、以前より要望もあったため、今回、アプリのアップデートで登録できるようにするということです。

対応機種はAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)以上かつおサイフケータイ対応スマホで、Android 4.4(開発コード名:KitKat)以下の機種やらくらくスマートフォン、おサイフケータイ対応アクセサリーを利用する場合はアップデートの対象外となるとしています。

なお、FeliCa対応のiPhoneシリーズではApple Payにdカード・dカードminiを登録してiDを利用することがSIMフリー版や他社で購入してSIMロック解除したものでも可能。その他、dカード・dカードminiによるiD以外ではFeliCa対応機種で「メルカリ」アプリによる「メルペイ」でもiDは使えます。