日本観光通訳協会(JGA)の法令違反について
下記は、元、日本観光通訳協会(JGA)の常務理事をなさっていた方からご提供いただいた情報です。皆さんのご参考になれば幸いです。(植山)
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日本観光通訳協会(JGA)の法令違反について
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通訳案内士の二次試験も終了しそろそろ、新人研修について検討をされている時期だと思います。
新人研修は主に通訳案内士の団体が行いますが、今回は私が常務理事として活動した協会の不祥事およびその後の法令違反について記述いたします。
新人研修は主に通訳案内士の団体が行いますが、今回は私が常務理事として活動した協会の不祥事およびその後の法令違反について記述いたします。
日本観光通訳協会は歴史は古いですが体質的に問題を抱えており、現在のところあまりお勧めできる団体ではございません。
●不祥事の流れ
・2021年1月 不祥事の告発と弾圧
2021年1月末に、会員に向けて会長、副会長の不祥事を告発しました。私自身はそのときに理事を辞めました。
不祥事が会員に知るところになったわけですが、会長はもみ消しをはかり、告発を取り上げた当時の理事3名(以下、改革派の理事)および会員に対して処分を行う為に2021年4月に臨時総会を開きました。幸い穏当な考えを持った会員により臨時総会は、出席者の定員に満たず流会となりました。
2021年1月末に、会員に向けて会長、副会長の不祥事を告発しました。私自身はそのときに理事を辞めました。
不祥事が会員に知るところになったわけですが、会長はもみ消しをはかり、告発を取り上げた当時の理事3名(以下、改革派の理事)および会員に対して処分を行う為に2021年4月に臨時総会を開きました。幸い穏当な考えを持った会員により臨時総会は、出席者の定員に満たず流会となりました。
・2022年3月 役員選挙の結果を覆した。
翌2022年1月に行われた役員選挙(理事選挙)では定員の過半数を占める改革派が当選しましたが、2022年3月の総会で、改革派理事3名および新任の理事候補2名の計5名が不承認となりました。通例では選挙での当選者は全員をまとめて承認する議案としてましたが、この回については各当選者個別に対して賛否をえるような案として結果として反対派の理事就任を阻止しました。否認については委任状を取得することにより、当時の会長個人がキャスティングボートを握って反対派を落選さることに成功しました。
翌2022年1月に行われた役員選挙(理事選挙)では定員の過半数を占める改革派が当選しましたが、2022年3月の総会で、改革派理事3名および新任の理事候補2名の計5名が不承認となりました。通例では選挙での当選者は全員をまとめて承認する議案としてましたが、この回については各当選者個別に対して賛否をえるような案として結果として反対派の理事就任を阻止しました。否認については委任状を取得することにより、当時の会長個人がキャスティングボートを握って反対派を落選さることに成功しました。
・2021年-2023年 会員数の大幅な減少、赤字
上記の一連の不祥事により、多くの会員が協会を去ることになった。また、協会は3期連続の赤字となり資産を約680万円程減らした。
上記の一連の不祥事により、多くの会員が協会を去ることになった。また、協会は3期連続の赤字となり資産を約680万円程減らした。
・2024年1月 法令違反について
このような状況下で一部の会員から「なんとかしてほしい」と呼びかけられ、2年後の2024年1月に私は理事に立候補することになった。役員選挙では、理事候補に会員名簿を開示しないという行為に出た。これは法律違反であり罰則もある(過料となる)。
会員名簿が開示されない為、正常な選挙を行うことができなく結果は落選となったが、それでも私に票を入れていただいた方がいらっしゃり感謝する。
さらに選挙にあたっては、2022年時に改革派の理事が当選したときには公然と改革派の理事を批判していた人物が選挙管理委員となり、選挙結果自体がどこまで公正か疑問が持たれる。
このような状況下で一部の会員から「なんとかしてほしい」と呼びかけられ、2年後の2024年1月に私は理事に立候補することになった。役員選挙では、理事候補に会員名簿を開示しないという行為に出た。これは法律違反であり罰則もある(過料となる)。
会員名簿が開示されない為、正常な選挙を行うことができなく結果は落選となったが、それでも私に票を入れていただいた方がいらっしゃり感謝する。
さらに選挙にあたっては、2022年時に改革派の理事が当選したときには公然と改革派の理事を批判していた人物が選挙管理委員となり、選挙結果自体がどこまで公正か疑問が持たれる。
・2024年3月の総会
2024年3月の総会では、本件について追及を行ったが、実質0回答であった。
2024年3月の総会では、本件について追及を行ったが、実質0回答であった。
・2025年5月 更なる法令違反について
協会の会員を減らし、赤字となる結果について、当時の役員は責任が生じることになる。会員には役員の責任追及の訴えを起こす権利があり、その前段として賛同する会員を募る為、会員名簿を要求したが拒否された。
協会の会員を減らし、赤字となる結果について、当時の役員は責任が生じることになる。会員には役員の責任追及の訴えを起こす権利があり、その前段として賛同する会員を募る為、会員名簿を要求したが拒否された。
●問題点
JGAは、もともとJTBが運営を行っていた団体であり十数年前にJTBが撤退しました。
その後、通訳ガイド通訳ガイドが運営することになったが、会長等運営に携わる人間は法人運営の経験がなくかつ独善的に物事を決めるのでトラブルとなっていた。
トラブルに対しては強力な隠蔽操作が図られることにより今までは表にでることはなかった(恥ずかしながら私もトラブルを知らないで理事になった)。さらに運営者を批判する者については、正当なものも「攻撃」とみなし、批判者が不当な攻撃を行っているという態度に出ている。
JGAは、もともとJTBが運営を行っていた団体であり十数年前にJTBが撤退しました。
その後、通訳ガイド通訳ガイドが運営することになったが、会長等運営に携わる人間は法人運営の経験がなくかつ独善的に物事を決めるのでトラブルとなっていた。
トラブルに対しては強力な隠蔽操作が図られることにより今までは表にでることはなかった(恥ずかしながら私もトラブルを知らないで理事になった)。さらに運営者を批判する者については、正当なものも「攻撃」とみなし、批判者が不当な攻撃を行っているという態度に出ている。
最近では、明確に法令違反を犯すようになり、ある意味、末期的な症状であると言える。
●会員数の減少について
JGAが公表しているホームページで2020年11月末時点では、会員数は875名であった
https://web.archive.org/web/20210507153623/https://www.jga21c.or.jp/jga_organization.html
JGAが公表しているホームページで2020年11月末時点では、会員数は875名であった
https://web.archive.org/web/20210507153623/https://www.jga21c.or.jp/jga_organization.html
一方で、騒動後の2023年3月末現在で、会員数は679名であり、200名近い会員が協会を去っている。
https://web.archive.org/web/20231129211903/https://www.jga21c.or.jp/jga_organization.html
https://web.archive.org/web/20231129211903/https://www.jga21c.or.jp/jga_organization.html
2024年については、インバウンドの復調で戻りつつあるようであるが、上記のように法令違反を犯す組織が会員数を維持できるか疑問である。
2024年については、インバウンドの復調で戻りつつあるようであるが、上記のように法令違反を犯す組織が黒字を維持できるか疑問である。
●法令違反について
会員名簿の非開示は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律の31条ないしは32条違反となり、100万円以下の過料である(同 第三百四十二条 七項)。
2024年2月13日および2024年8月3日付で過料事件ということで裁判所に通知を行った。
・過労事件通知書20240213
会員名簿の非開示は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律の31条ないしは32条違反となり、100万円以下の過料である(同 第三百四十二条 七項)。
2024年2月13日および2024年8月3日付で過料事件ということで裁判所に通知を行った。
・過労事件通知書20240213
・過料事件通知書20240803
●JGAの会員の方へ
私としても協会の不祥事を公表するのは躊躇われるのですが、協会自体が会員間の交流を阻止しているため、このような形で公表しています。私自身は、歴史のある協会を正常な運営にしたいと考えておりますが、協会はいまだに会員間の交流を阻止しています。
私としても協会の不祥事を公表するのは躊躇われるのですが、協会自体が会員間の交流を阻止しているため、このような形で公表しています。私自身は、歴史のある協会を正常な運営にしたいと考えておりますが、協会はいまだに会員間の交流を阻止しています。
私と同様にJGAを何とかしたいと思われている会員の皆様、是非、メーリングリストへご参加いただければと思います。
以上
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日本観光通訳協会(JGA)(インチキ通訳案内士団体)
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●1940年設立。
●ホームページ
http://www.jga21c.or.jp/
●定款
http://www.jga21c.or.jp/data/data_160929_3.pdf
日本観光通訳協会(JGA)(インチキ通訳案内士団体)
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●1940年設立。
●ホームページ
http://www.jga21c.or.jp/
●定款
http://www.jga21c.or.jp/data/data_160929_3.pdf
●JGAのブラックな歴史
JGAは、元々、大手旅行会社である「JTB」が通訳案内士を管理、統制、支配するために設立した団体で、通訳案内士が独自に「通訳案内士団体」を設立すること、通訳案内士が地位向上の運動をすることなどを未然に防ぐことを第一の目的としていました。
「JTB」は、通訳案内士法(旧通訳案内業法)施行(1949年)以来、約70年間にわたり、多数の安いヤミガイド(無資格ガイド)を不法に使ってきたので、業界では、「ヤミの御三家」と呼ばれている<不法ブラック企業>ですが、ヤミガイドを使い続けるために、正規の通訳案内士を管理、統制、支配する必要がありました。
はっきり言えば、JGAは、「JTB」のカネ儲けのために運輸省(現国交省)と連携して、通訳案内士の経済的、社会的地位を下げることに大いに貢献してきたとんでもない<ブラック団体>だということです!
「JTB」が、組織の活動のすべてを監視、統制するために、設立時より、「JTB」の元社員が事務局長を務めてきましたが、歴代の事務局長は、全国の正会員(=通訳案内士)から報告されるヤミガイドに関する情報を、何と、すべて握りつぶしてきました。
「JTB」の元社員である事務局長が、「ヤミの御三家」である「JTB」のヤミガイドの実態を握りつぶすことは、当然であり、事務局長の重要な責務でもあったからです。
●理事会
以前は、理事会の理事の半数以上が、正会員(=通訳案内士)ではなく、「JTB」の京都支店長、大阪支店長をはじめとする非通訳案内士の理事たちであって、彼らが、大多数の正会員(=通訳案内士)を支配していました。
一般社団法人に移行後の現行の定款では、正会員外から選任される理事の数は、理事総数の3分の1以下と規定されていますが、通訳案内士以外の組織、団体が、依然として、理事会の3分の1を独占しているということは、「JTB」がJGAを支配していた時代のなごりと言うことができます。
●役員名簿(20224年3 月 18 日現在 現在)
●通訳案内士制度が崩壊してきたことを期に、「JTB」は、この団体の存在意味を失い、この団体から手を引きました。
「JTB」のヤミガイドを保護し、通訳案内士の地位を下げることしかしてこなかったJGAは、通訳案内士の経済的、社会的地位向上のためにも、一日も早く解散されることが強く望まれます。
●「JTB」の黒歴史
以上