![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/1f/4e9b715a0cfb7c3b87a0d095dbe0f1ca.jpg)
2019年度<合格体験記>(19)(英語)
「ハローの動画・資料なくして合格はあり得なかった!」
●植山先生
お陰様で、2019年度2次試験を通過することができました。2018年度は1次全科目通過、2次で不合格でした。
地方在住者にとって、ハローの資料は命綱です。植山先生の動画・資料なくして、合格はあり得なかったです。
心から感謝しています。
今回はプレゼンで失敗し、完璧に落ちたと思っておりましたが、昨年の課題であったホスピタリティを示せたことで悔いはありませんでした。
次回の挑戦に向けて、今年は既にセンター試験で日本史免除をとり、地理試験免除へ向けて旅行業務取扱管理者試験の勉強をすすめていたところです。
合格通知を得ましたが、実感がまだわいておりません。
2次対策を体験記を含め、少し長めの記載となりましたが、来年度の2次対策に向けて少しでも何かお役に立てれば幸いです。
●英語(メルマガ読者、セミナー参加者、動画利用者、教材利用者)
①受験の動機
東京の外資系企業で30年程勤務しましたが、英語に苦手意識があり、地元にUターンしたとき、中途半端な英語力を磨いて英語力を証明できる資格を取り、老後に活かしたいと思いました。
通訳案内士は、国家資格ですし、英語力+特定のスキル(観光ガイド)を身に着けることができることが、魅力的でした。
②第1次試験対策
<英語>(TOEIC SW免除 Speaking 160, Writing170)
TOEIC SWを受験した理由は、試験回数が多く(年12回くらい)、Speaking とWritingが一緒になっており、どちらかが免除レベルを超えればよいので、ビジネス英語なら何度も受験すれば、免除レベルを超えるだろうと思いました。
自分勝手な粗雑な分類で恐縮ですが、外資系で働く日本人を、①技術はあるが英語力が弱い人、②英語力はあるが、技術がいまいちの人、③技術も英語力もすごい人、に分けるとすると、私は①のカテゴリーで、Speakingは平均して150-160点で、Writingは170点-180点でした。 TOEIC LRより、SWの方が、日常的にビジネスで英語を使う人なら、上記①の分類の人でも、数回のチャレンジでWritingで免除レベルに到達するのではと思います。 しかしTOEIC免除を使うと、2次対策では、観光や文化のボキャブラリーを別途勉強せねばなりません(これがキツイ)。
使用参考書:頂上制覇 TOEICテスト スピーキング/ライティング 究極の技術
<日本地理>(昨年合格免除)
(昨年度)6-7月ころから勉強開始。 ハローの直前対策動画、語研の本の各ブロック(北海道、東北地方等)の地図をコピーし白地図がわりに手書きでノートを作りました。
歴史情報も書き入れ、地理と歴史を一緒に勉強しました。
<直前対策セミナー>(日本地理資料)→ http://www.hello.ac/2019.7.6.pdf
<直前対策セミナー>(日本地理動画)→ https://youtu.be/ezXAqLrWSk8
語研 『通訳案内士試験「英語一次・二次」直前対策』
<日本歴史>(昨年度合格免除)
(昨年度)5月からでマラソンセミナーを視聴後、エクセルでノート作成。地理の地図にも書き込みました。
フラッシュカードで1800題から、最重要な300問程度を選んで3~4回繰り返して覚えました。フラッシュカードと同じ問題が試験にでて、2018年度から難化した日本史を72点で通過できたのは、ハローの資料のおかげです。
<最重要事項のまとめ> → http://www.hello.ac/matome.his.pdf
<直前対策セミナー>(日本歴史資料)→ http://www.hello.ac/2019.6.30.pdf
<直前対策セミナー>(日本歴史動画)→ https://youtu.be/gec9HWCS0mw
<マラソンセミナー>(日本歴史)(12講義24時間)→ https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/aa9caa987007e8ef9f390a0a88c6e667
<特訓1800題>を使い倒せ! → http://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/56e18e234050ec5f9ab991de649627c2
<Flashcards Deluxe>(暗記カードアプリ)を使い倒せ! → https://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/8241111d973c4517667a7e470e4ed105
<一般常識>(昨年度合格免除)
(昨年度)7月ころから、ハローの直前動画視聴、最重要事項のまとめのみを繰り返し覚え、語研 『通訳案内士試験「英語一次・二次」直前対策』は、直前に一度だけざっと目を通しました。
30点とれたのはひとえにハローのテキストのおかげですが、語研のテキストからも試験に1題でていまして、見ていなければ、不合格だったと思います。
<最重要事項のまとめ> → http://www.hello.ac/matome.gen.pdf
<直前対策セミナー>(一般常識資料) → http://www.hello.ac/2019.7.21.pdf
<直前対策セミナー>(一般常識動画) → https://youtu.be/b2SazqzhZGk
語研 『通訳案内士試験「英語一次・二次」直前対策』
<通訳案内の実務>(昨年度免除)
(昨年度)6-7月ころから勉強開始。ハローの直前対策動画、最重要事項のまとめを繰り返し覚えました。2018年度は初年度で問題が難しくはなかったです。
<最重要事項のまとめ> → http://www.hello.ac/matome.jitumu.pdf
<直前対策セミナー>(通訳案内の実務資料) → http://www.hello.ac/2019.8.5.pdf
<直前対策セミナー>(通訳案内の実務動画) → https://youtu.be/LEPTcwFGP6U
③第2次試験対策
昨年度2次で失敗し、今年は2回目の2次挑戦でした。
昨年度落ちた原因は、通訳案内士の仕事について無知のまま受験をしたことだと思います。
目指すべきゴールが分からないまま受験をし、英語力以前の問題として、自信なさげな立ち姿も、物言いも、ガイドとしてその場を作り、クライエントを支える覚悟もなく、中途半端だったと思います。
2018年度不合格だった時の試験終了後に、帰り支度をしながら、試験官に東京オリンピックでボランティアをしたいという話をしたときに、きっとそれはあなたにとって良い経験になるはずだと、優しそうな試験官から笑顔で言われました。
不合格だったことから逆算して考えると、試験官は、私の欠点をさりげなく伝えてくださり次につなげれるよう後押ししてくださったと思います(感謝)。
当地では、通訳案内士の方たちが英語観光ガイドの市民講座を開催しておられたり、また、通訳案内士有資格者対象の一日研修バスツアーにも空きがあれば、案内士にチャレンジしてる人であれば無資格者でも参加することができます。 そういったものに参加して感じたことです。
①資格保有者の皆さんはNative並みにペラペラ話すのかと想像していましたが、Native並みに話せる人は全体の5~10%くらい。ほとんどが自分と同じ純ジャパニーズで、外国人の少ない地方にいながら、努力して英語を習得した努力の塊のような方達のように見えました。英語力という点に限って言えば、ずば抜けてうまいという人は少数派で、良い意味でどんぐりの背比べ(といっても、英検一級を挑戦中から英検一級取得者くらいまで)という感じ。
②有資格者の皆さんは、誠実で、一見少し控えた感じで(中には貫禄のある人もいますが)でありながら、それぞれ知的なまたはユーモアセンスを感じさせるトーク。一緒にいて、居心地がよく、おもてなしをうけ、細やかな心遣いを感じる。案内士の集団の中にいると、楽しく、独特の安心感がある。
③ガイドは長期にわたるものだし、お客様と一日一緒にいる。準備した観光地のスピーチは5分で言い終わるから、どんな小さなことでも、話題を見つける努力が必要だし、会話を広げてゆくことが大事との話があった。相手がどんな話題で喜ぶか会話から知ることも大事。英語で日本の歌を歌うとお客様が喜ばれとのことで、市民講座の先生の中で、歌を歌ってくださった方もいらっしゃいました。
④通訳案内士には、Standardizeされた教本もないし、モデルとなる先生もいない、ずっと昔から、その中でそれぞれが創意工夫をしながら仕事をしてきた。
まだまだたくさんあるのですが、長くなるので、このあたりで止めます。
こういった体験から、案内士はお客さんを喜ばしてナンボなんだと実感しました。2次試験で問われていることは、必要最低限のことなのだとわかりました。
また、合格した理由も人それぞれ違うのではないかと思いました(それぞれの個性や、良いところが多種多様)。
そして、実際に案内士の方々のお仕事を拝見しないとわからないことが、こんなにたくさんあるのだと驚きました。
市民講座の中で、自分の弱点とゴールも見えてきました(ホスピタリティとそれを支える最低限の英語力)。私は、2回目の受験をするにあたり、たとえ英語が下手でも、プロガイドとしてその場を預かる覚悟を決め、場を作り、楽しい思い出を作るという目標で2次面接に向かうこととしました。試験で自分を見失わないため、もしも問われたことに対する知識がなくてもいいのだ、問われた内容から、楽しい話題のきっかけを見つけて、心を伝え、相手の心に残るガイドとしてそこにいたいと思うようにしました。
実際の試験では、入室後のあいさつで、今日は私をこの場に呼んでいただいてありがとうございます、皆さんにお会いできることを楽しみにしていました、今日は楽しい旅におつれします!と言いましたが、試験官は誠実で優しそうな男性2名でしたが、ほぼ無表情。
そして、プレゼンで失敗しました。タピオカ、竿燈まつり、気象警報で、全部全く準備しておらず、やむを得ず気象警報を選択。話し始めながら、何を話そうと必死に考えはじめたのですが、思いつかず同じ話を2回してしまいました(災害が多くなってきているので、警報システム構築は大事との話を2回)。試験官の表情も困惑気味のように見えましたが、ヤフー警報のことを思い出し、ヤフーが警報アプリをだしていて、登録した住所についていろんな警報が見れると始めたところで、2分経過ですとの声がかかりました。プレゼンの形をなしていなかったと思います。
その後試験官から日本で旅行中に災害が起きたら不安なんだけどどうしたらよいかとの問いがあったので、Safety Tipsを簡単に紹介し、自分のクライアントが日本に来る前に、Safety Tipsについて知らせ、事前に見てきていただき、災害時にも準備ができるようにしておきたいといったところで、二人の面接官がそうだねという感じでうなずいてくれました。
通訳問題は、寿司(B)で他の回に比べると比較的とっつきやすい問題だったと思います。英訳に漏れはなかったと思います。
実務の質疑応答は、生魚を食べられない家族がいるとの相談に対して、そういう外国の方は多いですから、状況はよくわかります、特別なことではありませんよと受けてから、和食を出す寿司屋の話と、和食は世界遺産で、花びらや竹、葉など使って美しく盛りつけられていますと紹介。ご家族皆さんが、和食を見たり、食べることで、素晴らしい体験をされ、ハッピーになること間違いありませんと言って終わりました。 最後は、ありがとうございました。お話しできて楽しかったですと言って退出しました。
使用した本は PEPのモデルプレゼンテーションですが、単語や表現を覚えるために、20トピックほど音読を繰り返しました。PEPのモデルプレゼンテーションは、完璧に試験をSimulateして作られています。
細かい部分まで気になる自分の性分にはあっていました。NHK Worldで、日本文化の番組を見ました。ただ最近災害が多いので、案内士は災害にどう対応するんだろうと気になっており、自分なりにどの状況にどう対応すべきか、納得するまで災害関連番組をみていました。
観光客が訪日前に日本の災害関連アプリを学んでおくのが良いというのもNHK Worldで学んだことです。
Native Campでのオンラインチャットを50回くらい。日本文化のプレゼンとQ&Aセッション後に、私との会話が面白かったかどうか確認していました。
市民講座の先生方のマネをしてみることから始めたところ、ウケが良いことがわかり、どんなテンションがよいのかつかんでゆきました。
Native Campを選んだのは、忙しいのでレッスンの予約は煩わしく、予約の必要がないレッスンだったからです。
自分の弱点とゴールが見えていれば、使う資料は何であってもいいと思います。自分の性分に合うものを選ばれるのが良いと思います。昨年合格した私の友人はハローの「日本的事象英文説明300選」をベースに自分なりの文章を作成し、2次は一発合格を果たしていました。
自分は何で落ちたんだろう、Hospitalityとは何?と思われている方は、案内士の方が実際に働いている姿を見る機会を持たれると、自分のことも客観的に見れるようになると思います。私の場合は、試験を甘く見すぎている部分(案内士のHospitalityに関する無知)と、恐れすぎている部分(大多数がNative並みの受験者ではないか、それに対して貧弱な英語力の自分という自己卑下)が修正され、妙な劣等感・恐怖・驕りから解放されたと思います。
ひょっとすると試験官との相性もあるかもしれません。頑張っても自分の努力だけではどうにもならないこともある試験かもしれないと思い、これから5-6年かけて退職までに合格できれば良いし、それもダメだったら、退職後に時間を十分にかけてチャレンジしようとも思いました。数をこなせば、そして努力していればいつか当たる、そんな気持ちで気楽にいくこうと思うことにしました。
④ハローのセミナー、メルマガ、動画、教材などで役に立ったこと
ハローの資料がなければ、あの大変な1次試験を昨年一発で合格することはできませんでした。
たくさんの励ましの言葉にも感謝しています。どうぞお体にお気をつけて、これからも後に続く方たちのために素晴らしい動画・資料作りをよろしくお願いいたします。
⑤今後の抱負
これからゆっくり考えますが、こういう時代なので、自然の美しい場所に住んでいることを活かして、目に見えない動植物の働きや、それらを守る大切さも伝えて行けるガイドになりたいです。
最後になりましたが、諸般の事情で、実際は正味3か月ほどしか2次試験の準備ができませんでした。
その3か月間、一年先に合格した友人と一緒に市民講座に通っていましたが、その友人のフィードバックが役立ちました。
私の発表を聞きながら、今日の発表良かった、そのぐらいの発表のレベルで、自分は昨年合格できたよと言ってもらい、ああ、このレベルなのだとわかりました。
彼女が有資格者講習に行くたびに、学んだことをノートにまとめ、自分にも共有してくれたことが自分にガイドとして必要な意識付けをもたらしてくれたと思います。
勉強する時間がなく、受験をあきらめかけたこともありましたが、仲間がいることが、学習に大いに役立ち、苦しい時も楽しく乗り越える力を与えてくれました(感謝)。
以上