あれだけブームを巻き起こしても、
海上保安庁は老朽大型巡視船(PL)の更新もままならない。
定員の確保にも汲々としている。
一般大衆のウケと財務省主計官の論理は別物だ。
暇な連中だな、ぐらいの感覚だろう。
ブームが単なるブームで終わってしまう。
海猿ブームと小泉ブームが、ほぼ同時期なのも何とも皮肉だ。
海保のパフォーマンスのまずさに歯がゆさも感じるが、
こういう展開になるのは、海保が軍需産業のような
強力な後ろ盾を持たないからである。
小泉改革の最大の欠点は、
このような無辜で必須の部門だが、
発言力に乏しい部門を削ってしまったことである。
行政に市場原理、業績評価を持ち込んだことである。
さしずめ巡視船艇や人員の予算を削った連中はさぞかし、
「行政の効率化」に貢献したことになっているのだろう。
巡視船艇のパトロール回数が減れば確実に麻薬、覚醒剤の密輸が増える。
人員が減れば集中力が落ち、認知力が落ちる。
第7管区の闘いなどは下手なスパイ小説よりも迫力があるが、
彼らが妥協して仕事をすることにならないよう
切に祈るばかりだ。
海上保安庁は老朽大型巡視船(PL)の更新もままならない。
定員の確保にも汲々としている。
一般大衆のウケと財務省主計官の論理は別物だ。
暇な連中だな、ぐらいの感覚だろう。
ブームが単なるブームで終わってしまう。
海猿ブームと小泉ブームが、ほぼ同時期なのも何とも皮肉だ。
海保のパフォーマンスのまずさに歯がゆさも感じるが、
こういう展開になるのは、海保が軍需産業のような
強力な後ろ盾を持たないからである。
小泉改革の最大の欠点は、
このような無辜で必須の部門だが、
発言力に乏しい部門を削ってしまったことである。
行政に市場原理、業績評価を持ち込んだことである。
さしずめ巡視船艇や人員の予算を削った連中はさぞかし、
「行政の効率化」に貢献したことになっているのだろう。
巡視船艇のパトロール回数が減れば確実に麻薬、覚醒剤の密輸が増える。
人員が減れば集中力が落ち、認知力が落ちる。
第7管区の闘いなどは下手なスパイ小説よりも迫力があるが、
彼らが妥協して仕事をすることにならないよう
切に祈るばかりだ。