折々のうま-当たらぬでもなし

競馬記事で埋めちゃうから、随想に心打たれた人はブックマークだ。

「人生案内」に比べれば珠玉の連載:「沈黙の町で」

2012年07月22日 21時37分15秒 | 社会
朝日一面連載「いじめられている君へ」好評だが… 「新聞読まない」10代に届くのか
(J-CASTニュース)

小説「沈黙の町で」連載を終えて~奥田英朗
(さぶろうの WORDS OF LOVE)

 朝日新聞の小説「沈黙の町で」は1年2ヶ月にわたり連載され、今回の事件と
酷似しているのと、唐突な幕切れで、連載打ち切りの圧力かと朝日読者が騒然と
なっている話題作だ。
 J-CASTニュースの分析はユニークかつ本質をえぐるもので、当ブログ
でも引用することが多いが、今回はあまりにも穿った見方だ。
 うちの母などは「吐き気がする」と言いながらも「沈黙の町で」を毎日読んで
いたし、かなりの衝撃作だった。
 著者が遠慮したのか、現実が上回るむごさでやる気をなくしたのか、失速感は
免れない終わり方だが、「今回の読者は、わたしの読者ではなく、朝日新聞の
読者」。著者の真摯なあとがき代わりをそのまま受け止めたい。

 朝日は連載小説という形ではあるが、いじめ問題に真剣に取り組んできた。
 このことだけは朝日の読者として強調しておきたい。
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雑誌朗読のチャンネルはなぜ無いのか

2012年07月22日 08時43分29秒 | 文化
 仕事柄、視力障害者と接する機会が多いが、昨今の彼らの一番の不満は
地デジ移行で、1ch、3chあたりの地上波の音声がFMラジオに入らなく
なったことだ。
 東京あたりではNHK総合と教育の組み合わせなので、さほど不満もないよう
だが、地方では1chは地元の先行民放と3chがNHK総合という組み合わせ
が多いので、盲人会の憤懣は頂点に達している。

 彼らの不満は朗読テープのボランティアにも向けられ、今さら漱石、鴎外、
有吉佐和子あたりではつまらない。重複も多いので、かえって週刊誌それも
文春・新潮あたりが読みたいと言うことだった。
 週刊誌は著作権の関係もあり無料配布は厳しいだろう。
 ラジオ放送という手もあるが、本誌の売れ行きにも響いてくるだろう。
 有料放送で雑誌朗読チャンネルができないものか。
 外国のように民間の使用電波は入札をして、このようなチャンネルには
補助金を出したい。
 社会主義的な発想だが、こんな社会主義なら賛同者もいるだろう。

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