ジェンティルドンナを例に考えてみよう。
牝馬限定戦、例えばヴィクトリアマイルに出てくる。
当然、1着固定のフォーメーションか軸1頭流しだ。
牡馬混合戦に出てくるとしよう。
春は適当なレースがない。
高松宮記念を中京2200で開催すればいいのだが、
まあ、宝塚記念;阪神2200に出てきたとしよう。
ゴールドシップとは未対戦だ。
2頭軸のフォーメーションか軸2頭流しにするだろう。
軸2頭ならマルチにしても大した点数にはならない。
ゴールドシップの出遅れが嫌いな人はジェンティルドンナの
1頭軸マルチにするだろう。
オルフェーブルも出てくるなら、
1着欄3頭からのフォーメーションにする。
3頭のうち2頭が連対と思えば、
1着軸3頭、2着軸3頭、3着軸3頭+紐のフォーメーション。
そこまでの信頼性はないが馬券には絡むと思えば、連対の組み合わせに
1着軸3頭、2着軸3頭+紐、3着軸3頭のフォーメーションを加える。
軸が1着以外は飛ぶケースもあると思えば
1着欄軸3頭、2着軸3頭+紐、3着軸3頭+紐、
これは私がやっているパターンだ。
1番人気が軸に入り多頭軸になると採算ラインが非常にきつくなる。
しかし私の馬券レコードは2008年の日本ダービーだが、
◎ディープスカイ→△スマイルジャック→△ブラックシェルだ。
当時はJRAプレミアムで20万円超だったが、
2着にどうにも来そうもない馬が来ると楽々10万超えとなる。
3連単の予想というと◎1着固定→○▲→△で10点前後が多いが、
こんな半端な予想では1番人気では3連単の破壊力は半減どころか全滅である。
そのレースで黒字にしようとすると敗北主義予想になってしまう。
多頭軸が嫌なら嫌で2着以下は10頭流しでないとスマイルジャックは入ってこない。
2008年で行くとNHKマイル組の2頭軸マルチなら総流しで96点だが、
例年3歳クラシック戦線というのは絶対能力と距離経験の比較になり、
青葉賞組や今後増えて来るであろう阪神2400経由組は軽視できないし、
NHKマイル組は距離適性に不安があり、かなりの「決め打ち」にならざるを得ない。
本線決着の時は馬連で補填というのが良さそうな気もするが、
本来はスマイルジャックの爆走を見切ったときにやるべきで、
10倍前後を押さえたところで無駄遣い感はぬぐえない。
各レースの収支を考えるよりは軸の信頼度やレース展開で3連単は決めるべきであり、
ボーナス的な発想なら3連単の券種としての収支は赤字になり
的中率が低い券種だけに回収率も上がってこないということは強調しておきたい。
そんな点数では的中しても配当は知れているということだ。