折々のうま-当たらぬでもなし

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馬券工学の不毛の論争に答える(3連単10万馬券と4桁馬券)

2013年01月20日 04時08分28秒 | 馬券工学の不毛の論争に答える
重賞では3連単10万超馬券が1万円未満の3倍ある
(当ブログ)

勘違いしている人が出てきたので釘を刺しておく。
3連単10万馬券は4桁馬券より出やすいのか。
それでは答えよう。

そもそも3連単4桁馬券自体が存在しないレースがある。
3場開催で1レースあるかないかだが、フルゲート近い多頭数のレースで
単勝10倍以下が5頭以上いるようなレースだ。
3連単の1番人気が100倍以上のレースは案外ある。
こんなレースで3連単4桁馬券が出る確率は0だ。

4桁馬券が出るレースを考えてみよう。
当然少頭数が出やすいが、フルゲートのG1でも出ることがある。
単勝10倍以下は1頭だったり、5頭だったり様々だが、
人気は1頭~3頭に集中してる。
1本被りがいるか、人気が集中した上位3頭前後で決着したレースだ。
このレースでのオッズ分布を考えてみよう。
全体を3分割し、4桁配当のブロックを1×1=1としよう。
1万~10万のブロックに存在するオッズ分布を
2×2-1(4桁配当)=3とする。
10万超のブロックは3×3-4(10万以下)=5だ。

あくまでもこれは3等分で2乗分布になるバーチャルなモデルでの話だが、
10万超のブロックが5になることから考えても本数が3倍になっても、
何の不思議もない。

実際には4桁配当が全く存在しないレースもあり、
10万超馬券の全頭買いの組み合わせは100倍できかないくらい存在する。

問題は4桁配当の出るレースの性質で、
1本被りの1番人気が絡む馬券のほとんどが4桁配当になる、
あるいは3連単の組み合わせの2割くらいが4桁配当ということが多い。
4桁配当は出るべくして出ており、狙ったところでリターンがない
というケースがほとんどだ。

3連単の1番人気が1万円以上というのは、案外あるケースであり、
スポーツ新聞でも前日売りの上位人気を見れば気がつくし、
JRAのWEBサイト上の成績表、週刊競馬ブックの成績表を眺めているだけ
でも気づくことだ。

4桁配当でも1万円購入なら結構な配当だが、それは哲学の問題である。
私に言わせれば無謀というか、楽しみで収まる範疇の話ではない。


コメント
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