折々のうま-当たらぬでもなし

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馬券の黙示録(2)総流しの功罪

2013年06月30日 08時07分53秒 | 馬券の黙示録
総流しでなければ取れない馬券はある。
しかしそれは当たったのであって、当てたのではないという批判はある。

軸1頭の場合は自ずと連勝系かせいぜい3連複までだろう。
取捨の基準は何だろう。
単勝6番人気以下の馬を軸にしなければ、均等買いでは赤字になる確率が高い。
出走頭数で採算ラインが変わってくるが、馬連なら上位6頭BOXが15点、
18頭立てなら総流し17点。心理的抵抗線という奴だ。
上位に人気が集中している場合、単勝オッズ20倍あたりまでは買える。
6番人気以下か、単勝オッズ20倍以上だ。

軸2頭まで決められれば3連単までが射程圏に入ってくる。
1番2番人気の軸でも万馬券は結構ある。
3連単2頭軸マルチでもフルゲート18頭でも96通り。
軸の信頼度が問題になってくるが、ここで矛盾が生じる。
軸の信頼度が高ければトリガミが発生する。
一方で馬連ワイドも当たらないのに、そう安々と軸が嵌ってくるものかということだ。

チエックポイントは色々ある。
まず、上位人気の集中度をチェックし、自分の券種で採算ラインをクリアしていることを確認する。
トリガミを恐れずとはいうものの、買い目の半数は採算ラインを超えなければならない。
次に荒れそうなレースなのかどうかという点だ。この点は非常に重要だ。
堅いレースなら、採算ラインは厳密に判定し、軸が上位&穴の組み合わせ、あるいは4~7番人気の
組み合わせでなければ買わないということになる。
荒れるレース、中でも1番人気が5倍以上などというレースは、ざっくりした予想でも結構な配当になる。
自分の競馬観だけで決められるので妙味はこちらにある。

1番人気が順当に来るレースは相手が相当の穴馬でなければお薦めできない。
一般的に新馬、未勝利、500万条件、オープンはガチンコなので比較的順当、
1000万、1600万とハンデ戦は思惑が入る分、荒れやすい。

重賞、特にG1は狙ってきている馬がいるので予測不能の結果も多い。
G1だけなら総流しもいいと思う。
大逃げや着狙いで決め打ちされると、新参G1は伏兵にしてやられる。

データの蓄積があって、回転させれば、1日に1本は大穴が取れるなら総流しもいい。
渾身のレースに絞って総流しというのもありだ。

まず、馬連ワイドが当たらなければ2頭軸の的中はない。
危険な人気馬がいて、自分の鉄板馬連がある。
そんなレースがお薦めだが、1日12レースなら1頭削れば1レース分の資金は出る。
プログラム投票なら別だが、削る作業は競馬観の醸成に不可欠である。

100円残れば単複が買える。1000円残れば一勝負できる。
オケラになる総流しでは意味がない。
総流しが習慣になるようでは、破綻も近い。

私自身は総流しは馬連ワイドのみだ。

馬券の伝道師かく語りき。
コメント
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